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2022年のIPOマーケット振り返りと2023年の展望

「2022年にIPOした会社の時価総額やトレンドは?」 「2023年はどのようなマーケットが想定される?」 「今後上場を目指すスタートアップとして、証券市場をどのように分析し、戦略を練ればよい?」 BAMBOO INCUBATORは、スタートアップ起業家の情報格差解消を目指し、起業家、エンジェル投資家、弁護士、弁理士、会計士、税理士、司法書士及び社労士のチームで運営されている任意団体です。 今回は、2022年のIPO動向と、2023年のトレンドについて、「証券取引所の中の人」に概説いただきます。 この40分が終わったころには、現在の証券市場を踏まえた上で、ご自身のスタートアップの今後の戦略へのヒントが手に入るはずです。 完全無料ランチウェビナーです。ランチ片手に世界中どこからでもお気軽にご参加ください! 登壇者紹介(50音順) 千葉直愛(弁護士):BAMBOO INCUBATOR代表。シード、アーリー段階の起業家・スタートアップ支援を得意とする。法律文書ジェネレーター「KIYAC」(キヤク)を提供する株式会社KIYACの代表取締役も務める。 丸山洋一郎(司法書士):スタートアップの商業登記手続き(VCからの資本を調達する際の種類株式、ストックオプション、組織再編)を専門分野とする。 山田純史(ゲスト、証券取引所社員):名古屋証券取引所上場推進・企業サポートグループに所属。実現すべきミッションは、この国の証券市場にもう一つの選択肢を提供すること。 ホームページ https://bambooincubator.jp/ Twitter @bambooincubator note https://note.com/bambooincubator コミュニティ https://www.facebook.com/groups/21097...

市場再編後、東京証券取引所における、流通株式時価総額基準の、新規上場基準と上場維持基準が同等に。流通株式時価総額?
→企業価値に余裕をもって上場する企業が増える傾向に。

東京証券取引所と名古屋証券取引所の、それぞれの3つの区分の違い。

東証グロース市場上場企業の、上場時時価総額
過去3年間の平均値、100億円以上。
業種として、情報・通信業、サービス業で7割以上。
イメージとして当期利益 約2億円

東証スタンダード市場上場企業の、上場時時価総額
過去3年間の平均値、80億円
業種として、幅広い。

名古屋証券取引所、個人投資家を重視。

Q&A
・2022年のIT株暴落の影響・・・資金調達額が約4割減。
・低い時間総額での上場について・・・IPO後、成長してから売り出しを計画する企業の増加。ベンチャーキャピタルについても同様の傾向。
・上場する市場の選び方・・・事業をしているエリアの制限など。
・複数の取引所への上場の可否・・・出来る。東京証券取引所プラス地元の取引所に上場していると、地元のメディアに取り上げてもらいやすい。
・監査難民問題の今後・・・大手以外の監査法人の増加。

IPOをゴールにしない傾向。個人投資家向けの決算発表などに注力することも必要。