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峰なゆか

ライター、漫画家の峰なゆかさんは「回し」と「コメント」で言うと「コメント」の方に比重があるタイプだと思います。


上ずったような耳に残る甲高い猫なで声で話しをするので聞き手の警戒心を下げさせつつも癖が強く感じさせてしまう効果もあると思うのですが、実際にはその印象よりも求められたコメントを簡潔にまとめて返したり、笑い声を入れるタイミングなどを見計らっていたりと、そこまで場の雰囲気に強い影響を与えないように意識しているのが感じ取れます。


自分の声質での尺の範囲を把握しているのが見受けられ、なおかつ全体の流れの中でパスを与えられた時にその適正配分内で仕事をきっちりこなす意識が感じ取れます。それが完璧なお笑い畑の人ではないのに大喜利的なセンスを感じる瞬間が多々あり純粋に返しのコメントだけで成立させる能力が高いです。なのでコメンテーター気質です。


少しツッコミ的な成分も持ち合わせていると思うので外側からのガヤや補足説明のようなポジションも合っていると思います。逆に自らを主役として長めの尺で語ったり、対立構造をつくりプロレストーク的な事をするのには周りの協力やセッティングが重要にってくる気がします。持ちネタの引き出しを求められている所にはめていったりそうでなくとも結び付けていくやり方なので完全なフリーな状態よりもテーマがあるトークの方が得意なのではないでしょうか。



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