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1週間検診と特技失くし物②

今日の昼に1週間検診があり、初めて我が子を連れて外出した。ついでに市役所に急ぎの書類を取りに行きたかったけれど、新生児を連れて歩き回りたくなかったので、夫に半日休んでもらった。ひとりの外出はやはり手が足りない。休んでくれて、心強かった。夫、ありがとう。

検診では心配事もたくさんあったが、おじいちゃん小児科先生に言わせれば、『人生でこの子にこんだけ時間をかけられるのは今だけ、許してやって!』とのこと。ベテランの凄み…。

でも、沢山の新米ママたちは、小さな不安を抱えてるに違いない。1ヶ月検診を無事パスできたら、外へ出ようかな。人付き合いの悪い私でも、少し人と話したい気分になった。


そして帰宅して駐車場に着いた時。


夫「鍵がない」


出た!特技失くし物!!!!


夫は家の鍵と車の鍵のついた束を失くしたらしい。


今日、先日落としたマイナンバーカードを交番に取りに行くことになっているのに、さらに今度は鍵!しかも家と車!!!


流石に絶句した。


今回は明らかに本人の過失と認めざるを得ない状況のため、夫は大人しく落ち込んでいた。


ところが。

目ぼしいところを探したが、見つからなかった。私は「今日をきっかけに、貴重品を手に持つんじゃなく、鞄を持って入れる習慣をつけてくれるといいな」と言った。もう、何度目か分からない提案だが、子どもも生まれたことだし、夫が行動を変えるには、ここしかチャンスはない気がした。

しかし、夫は言った。

「お前が焦らすから。急いだフリせんと怒るやろ」

え?鍵を落としたのは私のせい?

出た、逃げ癖!!!

知るか阿呆!!!(本当は直接叫びたかった)



…いやいや、夫が逃げるような追い込み方をしてきた私が半分悪いんだよね。

でもさ。

さすがに泣いた。

泣いて、何が辛いか訴えた。「夫が自分の杜撰さを直視せず、貴重品を管理するという責任から逃げるのを見るのが辛い。大事なことから逃げるお父さん、と見せつけられるのが辛い。しかも、それを私のせいにされる事が辛い」と説明した。いくら夫婦でも、失くし物にそんな事言われ始めたらキリがない。雨が降ってもカエルがとんでも私の責任になる。

家と車。どちらもなくてはならないし、これを悪用されたら、家族を守れない。

「『俺を責める』と思うのは今までの私が悪かったから。でも、子どものことを守ると思って、明日から貴重品の管理を変えて」と懇願した。


さすがに今回は神妙な顔をして聞いてはくれた。


果たして、夫は変われるのだろうか。40年かけて培った杜撰さと、持ち前の不注意は、かなりの訓練を重ねないと直らない。でも、行動変容しか、この件に関しては解決方法はない。日常生活に秘書はつかない。


どうか、鍵の件で我が家に災が起きませんように。どうか、夫が少しでも行動を変えてくれますように。私も責めずにサポートするようにがんばる。


そして、夫は仕事の都合で家を出た。

私一人だけの夜勤が始まる。我が子は昨日からずっと泣いている。ジーナ式もへったくれもない。夕飯も、泣いてる横でなんて喉に通らない。

泣きたいのは、私もだよ。



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