プリズン投資家Sailor:PERを学ぶ

株を始めてまず覚えるのが、"PER"(株価収益率)です。

ではPERをどう解釈していくべきなのか?日々悩んでいます…。

「正解」というのがないので、状況によって判断を考えていく柔軟性も必要になっていくと思う。

一般的な定義は、「株価が1株当たりの純利益の何倍に当たるか」で数字が低ければ純利益に対して割安。数字が高ければ純利益に対して割高と言われる。

多くの本にもこのように書かれていて、「PERが低い株を買うべき」といった意見もよく目にする。

ということはPERが低い株を買えば、低リスクかつ高リターンが得られるのだろうか?

期待を胸に「会社四季報」で低PER株を探してみた。

平均PER15倍を下回る株も想像以上に多く、「億万長者も近いな」と嬉しくなったのだが、ここで問題が発生した。

確かに低PER株は多いのだが、その多くが業績も低迷していたのだ。

「株式の価値は、企業が将来にわたって稼ぎ出すキャッシュフローの現在価値」なのであれば、利益を稼ぐことができない企業の株価が上がっていくとは思えない。

だとすると、割安に放置されているのには相応の理由があるのではないか。

そう考えた方が自然な気がする。

逆に言えば成長率が高く、3〜5年以上継続して成長していく株をPER15倍前後で買えれば、低リスクかつ高リターンの可能性が極めて高いということだろう。

(この考えを採用し、クリーマの株をPER18倍前後で購入した。成長率は15〜20%が数年は続いていくと予想している。)

そんな中、様々な本を読んでいると、期待値(注目度)としての側面もあるとのこと。

「PERが高い」ということは、将来にわたって純利益を稼ぎ出すと多くの人が期待(注目)している。(低PERは期待値が低い)

個人的にはこっちの方がしっくりきた。割安度を測るには必要なのだが、あくまで過去の数字であり、「未来はどうなるか」といった部分に投資家は注目しないといけない。

ということは、高PERにはそれだけ高くなる"何か"があるのでは?と疑うべきだと思います。(逆も然り)

利益を出すには買った値段より高く売らなくてはならない。

だからPERの割安度のみで判断してしまうと、大きなチャンスを逃してしまう可能性もなきにしもあらず。

結果がすべての世界だからこそ、しっかりと信念を持ってスゴ腕の先輩達に挑んでいきたい!

今日までの感覚だと、許容できるPERは50倍前後。

成長が加速している企業だと、50倍前後までなら買ってもいいかな。

そのかわり、PER35倍を越えた株を買った場合長期でも「損切りはシビアにいく」と決めている。

逆にPER25倍を下回る株は、なるべく損切りをせず、数年はホールドしていきたいと思っている。

最近は値動きが落ち着いているけど、去年の年末から3月くらいまでは結構しんどかった(泣)

アメリカの利上げやウクライナ情勢などが重なったのだと思うが、含み益から含み損に変わった時の絶望感…。

だけど、本質的価値は下がってないと信じ、クリーマを買い増したりもした。

悲観は買いだ!と。ちょっと投資家っぽくない?(笑)

特に小型グロースのほとんどが業績など関係なく売られていて、「チャンスなのでは?」と思っているのはオレだけなのかな?

小型株ではないのだが、メルカリに注目している。

これから分析していく予定なんだけど、海外に目を向けているメルカリの底力はこんなものではないと思うし、平均給与上昇率がエグい!(3年で80%だとさ)

給料が良いとモチベーションにもなるだろうし、それだけ優秀な人材も集まる。

「人を財産」と考える企業の方が長期的には強いはず。

今後も給与水準を一つのベンチマークとしていくつもりです。

これだけのことを書くだけですご〜く疲れた。でも一度インプットしたものを自分の言葉として吐き出せたことに大きな意味がある。

ど素人だが、ゼロから知識を積み上げていく姿を応援してもらいたいです。

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