見出し画像

推しと対面するわたしの話①

この宇宙で一番好きだと言える推しと対面することができた。
その推しとは、NCT127のジャニーさん。

これはディズニーランドに行ったときのジャニ。

発売したリパッケージアルバム(CDのこと、以下リパケ)を購入すると、抽選で対面サイン会にご招待!というキャンペーン的なやつに応募したのだ。
好きなメンバーを選んで応募ができたので推しを選んだ。

結論から申し上げると、当選した。

今回の記事はサイン会に応募し、当選するまでのわたしの苦悩と葛藤について書こうと思う。

1.サイン会があることが発表される

リパケが出る前、最初のアルバムが発売したときにもサイン会実施のお知らせはあったので、まあせっかく該当のサイトで買ったし抽選ならもしかして〜という軽い気持ちで応募をしたが、しっかり外れた。

このとき、それほどたくさん買ったわけでもないのに大きなショックを受けた。
しばらく推しを見るのも嫌になるくらいショックを受けた。

今思うとそんなに必死だったわけでもないのになんでそんなに落ち込んだのだろう、と思うのだが、多分ちょうど仕事を辞めることを決めた頃でナーバスになっていたのだと思う。
なんか知らんけど、推しに拒否されたような気持ちになった。被害妄想もいいとこである。

いじけていたのも束の間、しばらくして推しの新しい写真や動画を見てやっぱり推し大好き♡となっていたのでチョロい。

なんやかんやで転職も決まり、無事に退職できたので、わたしの心は平穏を取り戻した。
1月途中から有休消化期間に入り、2月末までフリーダム!!

2月は推しの誕生日を韓国で過ごすことが決まっていたので、うきうきしながら旅行準備を進めていたところにリパケのサイン会実施と日程が発表になった。
サイン会は2月25日。
新しい職場で仕事が始まるのは3月。
2月中は有休消化期間であり、日程的には行ける。

行ける……が、どうしよう。

2.“積む”ことへの葛藤

以前の記事で記述したように、わたしにはおたく暗黒期が存在している。
よかったらこちらも読んでください。


読むのは面倒臭いわよというあなたに簡単に説明すると、推しに入れ込みすぎて給料のすべてを毎月推しに使い、最終的には推しのことが嫌いになり、心身ともにズタボロになったという話。
その頃は貯金も常に0だった。

その後、別ジャンルに移ってからはきちんと貯金をしつつ、自分の収入に見合ったおたくライフを送っていた。
というか、暗黒期のトラウマがあり、積むということを積極的にしてこなかった。
運が良ければ当たる的なことには参加し、たまたま当たってラッキー!ということは度々あったものの、一度にたくさんのお金を使うことはなくなっていた。

韓国でおこなわれるアイドルのサイン会もCDを購入すれば参加ができるのだが、ボーダーというものが存在する。
わたしは参加したことがあるわけではないので詳しいことは分かりかねるが、ある一定数よりも多くCDを購入すれば大体参加できる、らしい。

日本の販売サイトでおこなう抽選は完全に運である、と言われている。
これも実際のところはよくわからないが、1枚だけ買った人が当選したという超ラッキーなお話は聞いたことがない。
有名で売れているアイドルであれば尚更。

抽選とはいえ、多く買えばそれだけ当選の可能性や確率が上がるのは当たり前の話ではあるのだが、〇枚以上買えば絶対に当たる!ということが無いというのも抽選であるがゆえである。
だから、自分が何枚買おうが当たる時は当たるし、当たらない時は当たらないものなのだろうと思っている。

だからこそ悩んでいた。
韓国旅行に行っている期間がちょうど応募期間で、常にサイン会のことを考えていた。
もちろん韓国旅行は楽しかった。それはまた別の記事で。

あの頃とは違い、収入は上がったのでお金はある。貯金もそこそこある。問題はそこではない。
また多くのお金を推しに落とすことに対しての葛藤だった。

暗黒期のように、次から次へと推しに使い込むことで、いつか嫌いになる日が来るかもしれないと思うと躊躇せざるをえなかった。

わたしはジャニが、NCT127が人生最後の推しであればいいと思っている。

それくらい好きで、大切にしていきたい存在なのだ。
いつか飽きる日が来るのが怖い。
飽きないように、嫌いにならないように、適度な距離を保ちながら、楽しくおたく活動をしていきたい、ずっと好きでいたい。
それが、多くのお金を使うことによって破滅に向かうのであれば、静かにひっそり応援していきたいと思った。

でも、推しに会いたい気持ちはもちろんあった。
世界で、宇宙でいちばん好きな推し。
仕事がつらいとき、いつも心の支えになってくれたのはNCT127とジャニーの存在だった。
しんどくてもコンテンツを見れば元気になったし、コンサートやペンミなど現場の予定があればなんだって頑張れた。

直接伝えたいことがあった。
ありふれた言葉だと思うし、ジャニはきっと世界中のファンから何度も言われている言葉だと思う。
だけど、いつか会えたら、絶対に伝えたい。
そんな風に思っていたけれど、そのいつかはいつになるのか。

日程が3月だったら諦めたと思う。
発表された日程は“行ける”2月だった。
正直、これだけでも運命を感じてしまった。

これはあまり関係ないっちゃないが、昨年、3年に渡る厄年(前、本、後)が終わり、何やら今年のわたしは絶好調らしかった。
占いも血液型×星座みたいなやつもかなり良かった。
年始に引いたおみくじは大吉だった。(まじで数年ぶりに見た)
今年はなんか良さそうという自信があり「当たるかも」と思った。

推しに会う“いつか”って、今じゃない?

以前のジャンルでもライブ会場でCDを買ってバックステージにご招待!という博打イベントがあったが、直感で「あ、今日当たるかも」と思う時は当たっていた。
これも今思えばすごいことだけど、一桁枚数しか買わなかった日に2回当てているので、わたしの直感は馬鹿にできない。
そんなわけで、自分の直感を信じてみることにした。

3.人事を尽くして天命を待つ

帰国し、すぐにサイトでCDを購入した。
どれくらい買えばいいのかは分からなかったが、とりあえず色々調べ尽くした結果を総合し、自分が後悔しないと思う枚数にした。(結局不安で次の日にもう少し足した。チキンハート。)

不安で仕方がなかった。
応募締め切り後から当落の日までずっと緊張していた。
以前のジャンルは一緒に頑張っている友達が周りにいたが、今のジャンルは積極的に繋がりを広げていないため、積んでいるおたくの友達がおらず、孤独な戦いだった。
SNSで弱音を吐いたとき、励ましてくれる別ジャンルのおたく友達がいて本当に心強かった。

ずっと不安な気持ちでいても仕方ないので、とにかくできることをしようということで、当選祈願で有名な神社にお参りに行った。
お賽銭は財布に入っている一番高い硬貨を入れると決めているので、そのとき入っていた500円玉を入れ、めちゃめちゃ祈った。
おみくじを引いたらまた大吉だった。
なんだか既に勝利したような気持ちになったが、あまり浮かれるとダメだった時のダメージが強くなると思い、邪念を振り払った。

小さなことでもよいので毎日徳を積み、人事を尽くして天命を待ったのだよ。(緑間真太郎)

4.当落発表

当落発表の日、緊張はしていたものの、妙に落ち着いていた。
まあ当たらなかったら勉強料ということで…という開き直りもあったからかもしれない。
何時に発表があるかもわからなかったので、スマホの画面はなるべく見ないようにしていた。

そしてその時がやってきた。

ちょうど浴室で半身浴をしているときだった。Twitterで検索をすると当落の結果が出たというツイートが続々と上がっていた。

それが19:15頃。どうやら19:00にはメールが届いているようだったが、スマホのメールボックスに通知はきていない。

じわじわと悲しみが襲ってきた。
いくら心の準備をしていたとしてもやはり悲しいものは悲しい。

ジャニが日本にいるのに会えないんだなぁ。
次に会えるのはいつになるんだろう。
そう考えながらそっとTwitterを閉じた。
もう終わったしメールを開いても問題ないだろうと思い、受信ボックスを開き更新をかけた。

メールが来ていた。

は!?!?え!!!?!?嘘!!?!ヒィン(涙)

Twitterを読み込むくらいのことはなんともないが、我が家の浴室はWi-Fiが弱い。
動画などはスムーズに見れないレベルに弱い、ということをすっかり忘れていた。

溺れるといけないので(?)、急いでお風呂から上がった。
その日は嬉しさでよく眠れなかった。
翌朝、夢だったのかもと思い、起きてすぐにメールを確認したら間違いなく当選メールが届いていた。

わたし、ジャニに会えるんだ!!

嬉しさの次に襲ってきたのは緊張だった。
そう、一番の壁である“言葉”をどうするか。

5.言語の壁

有給休暇消化期間中、わたしは少しずつ韓国語の勉強を始めたが、思った以上に難しいと感じていた。その理由は発音である。

文法は日本語と同じなので、それほど大変ではないなと感じたが、全く馴染みのない言語で、アイドルたちが話す言葉くらいしか聞く機会がないため、どのように発音をすればいいのかわからない。

しかし!!
ジャニは英語が話せるアイドルである。
というか第一言語は英語である。

よし!!
義務教育の力を発揮するときがきた!!
英語で会話しよう!!
ディスイズアペン!!!!

英語が話せる母「その発音では伝わらないよ?」

ちょっと泣いた。
わたしが習得している“英語と思っていたもの“はカタカナだった。
ださい!ださすぎる!!

そんなわけで、その日から母の助けを借りながら発音の練習を始めた。

次回、サイン会本番レポに続く!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?