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【小説】雨のただなか

 太陽には居場所を与えないという負けん気で、雨雲が、目一杯体を伸ばして空に居座っている。
 コンビニの軒では今日の雨は防げなかった。ズボンの裾が、随分濡れた。ジャケットの裾も、幾分濡れた。まだ小雨だった頃から、私はコンビニの前に立ち続けている。
 こうやって、コンビニの前に一人で立つようになってから、どれぐらいの月日が経っただろうか。もう、ここで見られるものはほとんど見たはずだ。
 私がいるのは大体夜だから、目にするのは大体飲み会帰りの学生か、仕事帰りのサラリーマンかである。やたらと声が大きかったり、やたらと下を向いていたりする。
 車のワイパーが手を振りながら目の前を通り過ぎていく、この光景も見慣れた。
 高木が見たかったのは、こんななんでもない風景だったのだろうか。日常、煩わしいほどの。

「日常は、いつもそこにあって、俺らを見てる。だから俺らも、日常をちゃんと見つめるべきなんだ」

 雨の降る日、日が落ちた頃に、高木はそのコンビニにいた。いつも、外に置かれたゴミ箱の隣に立っていた。何をしているでもない。義務のように缶コーヒーを手に持ち、けだるそうにそこに立っていた。傘は持っていなかった。
 ひと目見て、苦手なタイプだと思った。
 金色に染められた髪は肩のあたりまであり、服は大きめのサイズで、いかにもイマドキの若者という風貌をしていた。同じ大きめのサイズの服を着ているはずなのに、どうしてもサイズを間違えたようにみえる私とは大違いだった。私は問答無用でLサイズの服を買っていた。
 コンビニを出て立ち止まった私に、高木が話しかけてきた。それが、高木との出会いだった。
「なんか、雨強くなってきましたね」
 初め、彼が発した言葉が自分に向けられているとは思わなかった。それぐらい自然に、親しみを込めて、彼は言った。
 そんな彼の口調に反して、私は彼の近くに自分しかいない状況に戸惑い、絞り出した言葉も、温度のない「え、あ、そうですね」だった。
 彼の振る舞いや声色は、私とはまるで違っていた。この空間において、私の存在は紛れもなく異物だった。どうしてここにいるんだろう。どうしてここで立ち止まったんだろう。ああ、雨が強くなっていたからか。
「俺はこの時間に雨が降るとここに来て、こうやってぼーっとしてるんですよ」
 彼の言ったことがいまいち飲み込めず、「そうなんですか」と適当に答えた。
「あ、何のためにって思ったでしょ。そんなの聞かないでよ。俺は高木。よろしく。えっと、名前聞いてもいいーーですか?」
 面倒だな、と思っていた。彼が差し出した左手に自分の手を重ねながら、やっぱり彼のことが苦手だとも思った。初対面で、こちらが慎重に相手との距離を測っているうちに、金髪のオーバーサイズは、こうやって急に距離をつめてくるんだ。
「高木さん、よろしくお願いーー」
「ああ、高木でいいよ」彼は「高木さん」と呼ばれることに辟易としているように言った。
「はあ。よろしくお願いします。吉田です」
「吉田か。いい名前だな」
「自分ではあんまりそうは思わないですけど」
「そうかーー。吉田は、『ミッドタウン』を見てないのか。アメリカの、映画なんだけど」
 知らなかった。彼は悲しげに俯いて、それから続けた。
「ある日、いわゆる体育会系の奴らのスネから怪人が生えてくるんだよ。それで街は大混乱になるんだけど、その、スネから生まれた怪人に対抗できるのはナードの尖った知識だけだ、ってことになって。ハハ。ああ、ナードっていうのは、日本でいうオタクみたいなもんなんだけどさ。『ミッドタウン』は、そんな怪人対ナードの戦いを描いたホットなハリウッド映画なんだ。『ミッドタウン』っていう気取ったタイトルなのも好きでさ。あーそうそう、それで、その映画に出てくるナードの一人が、ヨシダっていう名前の東洋人でさ。ヨシダは、スリッパについての知識だけは、誰にも負けないんだ。歴史はもちろん、種類、素材、製造方法、地域差、スリッパについてのことならなんでも知ってるんだぜ。クールだろ?だから吉田はいい名前なんだよ」
「映画は面白そうだけど、褒められてるんでしょうか」
「もちろん」彼はかけっこで一位になったことを誇る小学生みたいに、胸を張って言った。
「いや...褒めてないですよね?」
「ハハハ、でも俺はナード・ヨシダが好きなんだよ。ヨシダの影響でスリッパ買っちまったしな。スリッパは世界を救うんだ」
 こうして話しているうちに、彼の方にどんどん引き込まれていった。高木の話し方には、なんていうか、華があった。
 子どもっぽくて無邪気なのに、どこか大人びてもいた。たぶん高木は、私よりも大人だった。

「スリッパとサンダルの違いは、内履きか外履きかじゃなくて、もっとスピリチュアルなものなんだ。知ってたか?まあ、ヨシダの受け売りなんだけどな」


 高木と出会ったコンビニは、最寄り駅のすぐそばにあった。ただ、駅から見て、私の家とは反対側に位置していたから、それまではほとんど行ったことがなかった。それでも、雨の日にそこに行くと、高木がいつも温かく迎えてくれるものだから、私は雨が降る夜にはそこへ向かうようになり、しまいには雨が降ることを願うようになっていた。連絡先の交換でもすれば、もっと簡単に彼と会えたのかもしれないが、それはしたくなかった。
 そこで彼が話すのは大抵映画の話で、それも私が知らないものであることが多かった。彼は、映画に関すること以外では、自分のことを話そうとはしなかった。彼が完全には私に心を開いてくれないことを、そういうことから知った。だから、私も彼自身に突っ込んだことは聞かないように努めた。
「一番好きな映画は何?」
「いつもここにいるけど、店員に注意されないの?」
 彼は私のくだらない質問の一つ一つに、丁寧に答えてくれた。時折、馬鹿じゃないのか、と笑われることもあったが、それでも最後には、じっと私の目を見つめて話してくれた。決して彼自身のことには突っ込まず、彼の話を引き出す愚かな質問者、それがこの場での私の役回りだった。
 それが心からの対話ではないことはわかっていたが、私はそんな彼との時間をとても楽しんでいたし、彼もそうなのだと感じていた。彼が「今だ」と目を輝かせて映画のセリフを引用したときや、私がそれを知らなくて彼ががっかりしたとき、「もっと映画見ろよ」と彼が言ったときに。
 二人にとって、雨音は始まりのサイレンで、あたたかな伴奏で、別れの歌だった。雨音がこんなにも様々な音色を持っていることを、私は彼に出会うまで知らなかった。彼が私よりも先にそれを知っていたのだと考えて、よくわからない嫉妬もした。

「雨はさ、泣いてるんじゃないんだよな。そんなの、雨からすれば、いい迷惑だよな」

 学校からの帰り道、電車の窓から少しずつ雨脚が強くなっていくのが見えると、その瞬間から私の胸は高鳴った。それからイヤフォンを通して耳に伝わっていた音楽は意味をなさなくなり、私はイヤフォンを外して雨の音に耳を澄ませた。しかし、その日の雨の音は小さくささやかなもので、電車が走る音にかき消され、ほとんど聞こえなかった。
 電車を降り、改札を出ると、すぐにコンビニに向かった。寄り道は、いくつになっても楽しい。
「お、来たか。待ってたよ」
 今になって考えると、高木はもう、そのときからおかしかった。いつもの高木ではなかった。しかし、そのときの私はそれに気づかずに、彼の言葉を喜んでいた。
 雨の日、彼はいつもそこにいたが、彼はいつも私を待っているわけではなかった。彼はいつも、缶コーヒーを手に、ただそこにいるだけだった。そして、私が来るなんて予期していなかったかのように、私を迎えた。私が彼の元を頻繁に訪れるようになってからも、それは変わらなかった。だからこそ余計に、私は嬉しかったのだとは思う。しかし、私は彼の言葉を都合の良いように解釈しただけだ。彼の言葉の違和感は、傲慢さでかき消してしまっていた。もっと早く気づいていれば、違っていたのかもしれない。
 それから、彼の手に缶コーヒーがないのを見て、私はコーヒーを買うために店内に入った。
 彼は「やっぱりコーヒーはブラックだよな」とよく言っていたが、彼がそれをおいしそうに飲んでいるところを、私は見たことがなかった。そもそも、彼は買ったコーヒーをほとんど飲まなかった。
 缶コーヒーを買い、彼に渡すと、彼は「ああ、ありがとう」と言い、それから続けた。
「吉田ってさ、将来のこととか考えんの?」
「まあ。人並みには考えてるつもりだけど」
「そっか、そうだよな。吉田だもんな」
 私はその言葉に少し腹を立てたが、なんだか彼の様子がおかしいことにようやく気付いて、黙っていた。彼は、祈るように、捧げるように、前を見ていた。
「俺はさ、なーんにも、考えてないんだよね。昨日、親に電話で聞かれたんだよ。あの、よくあるやつ?『あんた将来何するつもりなの?』って。笑っちゃうよな」
 全然笑っちゃわなかったが、とにかく私は黙っていた。彼がこういう話をするのは、初めてだった。
「うん。それで初めて考えたんだよ、自分の将来ってやつを、少しだけ。でも、将来って何なんだろうな。映画の中の、いろんな人の人生を見てきたけど、わからないんだよな。ヒーローも悪役も一般人も、断片的には俺と同じものを持ってたりするんだけど、それに共感したりするんだけど、みんな、俺そのものではないんだ。だから、本当にわからなくて。でも、そんなことで、映画を否定したくはないんだ」
 それは少しだけわかる、と思った。
「俺は今がよければそれでいいからさ。なんか毎日、一個だけでいいから、いいことがあれば、それでいいんだよ。二個も三個もやなことがあったって。たとえば、米の炊き具合が抜群だったとか、すげえきれいな鳥が飛んでるのを見たとか。うまく言えねえなーーとにかく、小さなことでいいんだよ。小さな、ささやかなことでいいから、とにかく、毎日一個でもいいことがあれば、俺はそれでいいんだよ」
 彼が将来のことを考えていないというのは前から思っていたことだったし、嘘ではないのだろう。少なくとも、そういう話を聞いたことはなかった。彼はこの時、とても正直に話していたと思う。その一方で、彼はそう、自分に言い聞かせているようにも見えた。しかし、私はそれを言うことで訪れる崩壊を恐れた。私は、愚かな質問者に戻ることにした。
「毎日そういういいことないの?」
 高木は私の目を見て、それから声を上げずに笑った。
 雨が急に強くなり、地面にぶつかった雨粒が、はね返って私と高木の足を濡らした。

「濡れた靴下を洗濯機に放り投げる時が、一番幸せかもしれないな」

 テレビでは梅雨入りを伝えるニュースが流れている。音のない部屋にいるのは苦痛だった。
 あのときの高木の表情が脳内に棲みついて、何度も顔を出した。外では雨が降っているが、午後には止むそうだ。
 あれから、高木には会っていない。雨が降っても、小さな言い訳をして、コンビニには行かなかった。
 身支度をして、大学に向かった。三十分ほどの通学時間、私は電車の中でいつも本を読んでいたが、それもしなくなった。私は窓から外を眺めて三十分を過ごすようになった。
 雨が降っているのを見ると、高木のあの表情が目に浮かんで息が苦しくなったが、そうしていないと、余計に辛くなった。あれから一度、本を開いてみたが、紙のにおいに吐き気がしたのだ。
 頭の片隅に彼を置いておくのが、結局は一番楽だった。私は決して、高木を忘れたいわけじゃない。ただ、高木のあんな顔は、もう見たくなかった。悲しませたくない、とか、そんないいもんじゃなくて、それを見るのが嫌だった。それを見て自分が辛くなるのが嫌だった。私は、おしゃべりな高木の隣にいる自分が好きなだけだったのだと思う。
 大学に着き、教室へ向かっている途中、山下に会った。山下は一年の頃からの友人で、大学では一番仲が良かった。
「顔色悪いけど、大丈夫?」
 今日は鏡も見ずに家を出た。人の顔を見るのが怖くなっていた。夜更かししただけだと答えた。
 それから、一緒に教室に向かった。いつもより、山下の足取りが軽い気がする。常に口角が上がって見える。それに、見たことのない腕時計をつけていた。
 急に吐き気を催して、トイレに駆け込んだ。思い出して、二度吐いた。トイレの前で待っていた山下が心配そうに水を渡してくれた。彼はこういう気配りのできる、いい奴なのだ。彼の顔を見ると少し落ち着いた。トイレの水は、山下が流してくれた。
 教室に着き、席を確保すると、山下は「彼女ができた」と言った。山下は確かにいい奴だが、彼に彼女ができるわけがない。しかし、どうやら嘘をついてはいないようだし、こんな時にそんな嘘をつく必要もないだろうから、彼には悪いが、だまされているんじゃないか、と思った。
 授業が終わり、食堂で話の続きを聞くと、山下の彼女というのは彼と同じサークルの一つ上の先輩なのだという。山下は彼女・ユミさんに怖い印象を持っていたが、一週間前にあった飲み会で話してみたらその印象が変わり、しかも前から山下のことが好きだったと告白されたらしい。
 やはり、だまされているんじゃないかと、私は思った。
「最初はからかわれているんじゃないかって思ったんだけど、本気だったみたい」
 そのあとも、山下は本当に楽しそうにユミさんのことを話し続けた。
 歩き姿や立ち姿が綺麗なこと、不器用なだけでとても優しいこと、子どもみたいに笑うこと、いつも鼈甲の髪留めで髪を留めていること、それが祖母の形見であること。
 そこまで聞いて、彼がこんなに幸せそうならいいか、と思った。

「最近、雨でもあんまり嬉しそうじゃなくなったよね」
 外へ出ると、山下が空を見ながら呟いた。
「え、ああ。そうか、そんなに嬉しそうだったか。ハッハッハ。そうか」
「僕が吉田くんの彼女だったら雨に嫉妬してたんじゃないかな」
 彼のことをずっと見下していた。山下なんかに私のことがわかるわけがないと思っていた。山下は、いい奴だ。人のことをよく見ている。気遣いもできる。他人思いだ。
 私は、彼のことを語る時、「いい奴だが」から始めなければ気が済まなかった。それ以上のことなんて、一体何があるっていうんだ。認めたくなかっただけだ。服がダサくて、すぐに謝る山下が、自分よりも格好いい人間であることを。
 私は、高木に憧れて、山下にとっての私が、私にとっての高木のような存在になることを望んでいた。そう振る舞っていた。映画をたくさん見た。ファッション誌も買ってみた。ただ、そうはなれなかった。私は、高木のことも山下のことも、まるで理解していなかった。理解しようとしていなかった。私は、自分のためだけに山下と接していた。高木に対してもそうだった。
 私は、格好悪い。
 今日は、コンビニへ行こうと決心した。
「今度、山下に会わせたい奴がいるんだ」
「僕も吉田くんに会わせたい人がいる」
「山下のはユミさんだろ、どうせ。ユミさんユミさんって、俺が山下の彼女だったらユミさんに嫉妬してるぜ?」
「それはなんかややこしいよ吉田くん」

「最近よく夢を見るんだ。一個も覚えてないんだけど、確かに見てるんだ。きっと、いい夢なんだ」

 夕方、雨が上がった。高木は今日もあのコンビニにいるだろうか。雨が降っていないときにそこに行ったことがなかったから、彼が雨が降っていなくてもそこにいることがあるのかどうか、私にはわからなかった。それでもどこかで、そこに行けばいつでも高木に会えるものなのだと私は思っていた。
 その日、高木はいなかった。
 それから、別の日、雨が降っているときに行っても、高木はいなかった。
 雨が降ると、あのコンビニに行く習慣は元に戻ったが、高木という存在は戻らなかった。私はブラックの缶コーヒーを手に持って、高木を待っていた。
 それを続けているうちに、一つの考えが浮かんだ。
 高木も、そうだったのではないだろうか。
 冷静になって考えてみれば、やっぱりおかしい。雨が降る様子を見たいだけであれば、わざわざコンビニに行く必要はないだろうし、誰かがいないと寂しいのであっても、それがコンビニである必要はないだろう。
 そもそも、駅前には他にもいくつかのコンビニがある。詳しくは知らないが、このコンビニは彼の家に近いわけでもないはずだ。
 彼には、他のどの場所でも、どのコンビニでもなく、このコンビニでないといけない理由が何かあった。ちょうど私が、彼に会うには他のどのコンビニでもなく、このコンビニでないといけないように。
 彼はやはり、誰かをこのコンビニで待っていたのではないだろうか。
 その相手との思い出が、雨の日の夜に、ブラックの缶コーヒーに、このコンビニにあったのではないだろうか。だから、あんなにも一緒に過ごしたのに、高木にはあのとき以外、私を待っている様子がなかったのだ。当然だ。彼はずっと、私ではない誰かを待っていたのだから。
 私は、彼と誰かとの物語の中に急に入り込んで、我が物顔で、これは私の、私と高木の物語だとふんぞり返っていたのだ。人生とはそんなことの繰り返しだ。自分は誰かの物語に入り込んで、すぐに主役の座を奪おうとしてばかりだ。まあでも、嘆くことではない。
 それに、これは私の憶測に過ぎない。だから、高木は全く違う理由でここにいたのかもしれない。
 私は、人のやることなすことすべてに意図があるとも思わない。そんなの、お互いにしんどい。
 高木は、雨を見たかっただけなのかもしれない。誰かと出会うそのときを待っていたのかもしれない。話し相手を探していたのかもしれない。私じゃない、誰だってよかったのかもしれない。
 それでも、別に構わない。
 私は高木を待つことにした。
 私は今、高木と入れ替わったようにコンビニの前にいる。雨が降っている。今日も高木は来ない。それでも、これが習慣になってから、あの突然の吐き気はなくなった。オーバーサイズの服も、少しは似合ってきただろうか。

「オーバーサイズに着たいなら、もう一つか二つ大きいサイズを着るといいよ。そのぐらいで、やっと、オーバーなんだよ」

 コンビニから一人の若者が出てきて、私の横で立ち止まった。強くなった雨を見て眉を下げている。
 雨はしばらく止みそうにない。屋根から滴る雨粒がリズムを刻む。彼らがリズム隊となって、雨を支えている。今日はなんだかブルージーだなあ、とか知ったかぶりをしている。
 それから転調して、水たまりに映る影が揺れた。高木が傘を持っていなかった理由も、今なら少しわかる。これも知ったかぶりかもしれない。若者の耳には、イヤフォンが差し込まれている。
 雨は、いつも気まぐれに、地面を叩き続けている。太陽は、その気まぐれな音色に魅了されて、雨雲にゆっくりと近づいていく。そうして、近づいた太陽が雨雲の背中にふれた時、雨は止むんだと思う。

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