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柴垣敏久のニュース速報 癒着なのか!?リニア建設に関する談合

こんにちは、柴垣敏久です。

リニア中央新幹線の工事で談合をした罪に問われている大手ゼネコン2社と元幹部は改めて無罪を主張し、裁判は9日ですべての審理を終えました。判決は来年3月に言い渡されます。

癒着と談合といえば、建設業者が真っ先に頭が浮かびます。今でもあるんですねぇ。
大成建設の常務執行役員と鹿島建設の土木営業本部専任部長がJR東海が発注したリニア中央新幹線の駅の新設工事の入札で、
事前に受注業者を決めるなど談合をしたとして、独占禁止法違反の罪に問われているとのこと。

リニアの特殊性を考慮して、事前に受注業者を決めることが罪になるのか、議論を呼ぶところですね。
技術的に難易度が高いのであれば、要求必須項目に技術的な制限を入れることも出来た気もしますが、この2社以外にはないと断言できる状況だったのでしょう。

いうまでもなく、談合は許されたものではありません。
公正な競争なくして、価格やコストは下がりません。コストが下がらなければリニアのような公共事業に税金が無駄に使われてしまいます。

普通に競争すると利益が得られなくなり、つぶれる会社が出てくるという人もいますが、
つぶれてよいかどうかは置いといて、利益が出ないのであれば公共事業に頼らない事業構成を考えないといけないし、
国に仕事を貰わないと会社が回らないようでは民間企業としては失格です。

今回の対象2社はそんな会社ではないですが、是非社内コンプライアンスの改善に努めてもらいたいです。