yamagata 山形の旅
実家のカレンダーは出羽三山とでかでかと書いてある一枚モノだった。何気なく見ることが多くあったし気になる山たちだった。詳しいことは全然わからなかった。
つまり、出羽三山は【羽黒山】【月山】【湯殿山】で構成されていて、羽黒山が一番低山で、国宝でもある五重塔があるとのこと。
下記、パンフレットより。
”出羽三山詣では、羽黒山が現世、月山が前世、湯殿山が来世を表すとされ、羽黒修験道では、死と再生の意味を持つ「三関三渡の行」と言います。”
そんな意味があると知ったのは、羽黒山を登ってからです。下調べもせずすいませんでした。
因みに山形にはしょっちゅう行っている。あつみ温泉、鶴岡の民宿、酒田、山形市内、尾花沢…大好きな県のひとつ。
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山登りでもしてくるか~と、思いついた山?自然の場所は、戸隠か羽黒山だった。山登りと言っても羽黒山は400mちょいの低山であるし、もはや石畳もあるので山登りと言っていいかも分からないくらいだった。
戸隠にはお札を返しに行きたいところだったが、今回はやめにした。こないだも長野に行こうと思いつつ行けずじまい。長野に行くなら連休で…
あとは安達太良山も思い浮かんだが、安達太良山にいくときこそ!ぜひ泊りがけで!と思っていた。ので結果今回は山形となった。山形も泊まりがけレベルだけど、道中が海沿いなのでドライブが苦でない。ありがたい。
そんなこんなで山形旅となりました。
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朝4時15分に目覚ましをかける。前日の昼に羽黒山に行こうと思い立ったものの、夜になるにつれ熊への恐怖心が現れてくる。まあそれで死んでも仕方ないか・・・うとうとする。
目が覚めると朝の4時14分だった。あと1分でアラームが鳴る。体内時計バッチリ。
支度をはじめて5時前に出発した。
道中、朝ごはんを食べられるようにと、これまた前日におにぎりとちょっとしたおかずを作る。気分は遠足。
途中、休憩スペースに車を停めて朝ごはんを食べた。結構な数の釣り人も居た。
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羽黒山に着いたのは8時30分頃。ひとっこ一人いなかった。そして目に入るのは、いでは文化記念会館(出羽三山の博物館的なもの)が臨時休館という看板。「またか・・・」私のタイミングの悪さ。
今回は羽黒山だけなので、またほかの2つの山に登るときに伺います。
ひとっこ一人いない中、巫女さん?がいらっしゃって、熊が出るか聞くと、人が多いので熊は出ません。と言われた。安心して登ることにする。
が、なんといっても9時前だったので登山客は誰もいなかった。
石段を下り、上り、羽黒山頂を目指す。
中盤くらいからポツポツと人と出会う。
そして野兎にも出会う。
あっという間に山頂に着いた。どこかのサイトに山頂まで1時間半と書いてあった気がするんだけどそんなに掛からず到着。そして。
私のタイミングの悪さは天下一品であった。
でもまあこういうタイミングで参拝できるのもひとつの思い出・・・と思いつつゆっくり下山した。このころにはだんだん観光客も増え、にぎやかになっていた。
いろんな鳥の鳴き声が聞こえ、野生動物がいるかなあという不安もあったが、朝早くとか夕方とかでなければ安心して登れるのだと分かりました。ただ石段をひたすら登るので、山と考えている方は、山山しい感じではないよ!と言う感じです。
朝6時前に朝ごはんを食べたので下山した11時過ぎにはおなかがペコペコになっていた。三段としては温泉に入って海沿いを走り海鮮をいただく予定であったが私のおなかはそんな悠長なことを言ってられなかった。
猫さんがいるらしいこのお店に。
ランチセットをいただく。
猫さんもお店のかたも人が良く(猫が良く?)満足!
猫ちゃんかわいい!よく触らせてくれました。
宿坊をやっているところも多く、いつか行ってみたいなあと思った。羽黒山で、というこだわりはなく、それこそ戸隠でもいい。いつかしたい。
ありがとうございました。
帰りに大鳥居をパシャリ。余談だが去年月山のひまわりを見に来たことを思い出す。暑い夏だった。でもいい思い出。
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その後、温泉を目指す。ここに決めた!
鉄分のある温泉。螺旋階段をあがり2階にも温泉があるというおもしろい仕組みの施設でした。サウナ、寝湯もあり。ちょうどお昼時に行ったので空いてました。山形弁のおじいおばあが可愛い。
黒酢ドリンクを飲み、帰路に。
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帰り道は曇り空でしたが途中から晴れ間が。
やはり笹川流れは最高です。
岩牡蠣を食べようと思ったものの、私がのんびり帰ってしまったので15時クローズのお店だったようで食べれず。また今度お邪魔します!今年度初牡蠣を逃すわたし。
山形のおみやげはここで購入。
この道の駅は最高なんです。好きな道の駅ランキングで上位に入る。(わたし調べ)車中泊に持ってこいの道の駅である。朝にも立ち寄ったが、軽キャンピングカーや車中泊使用にした車が大勢居る。他府県の方が大勢いらっしゃった。朝日に照らされながら歯磨きをしている若い女性たちに胸キュンだった。いいなあ。
山形と言えど海沿いにて、山間部を想像している方も多いと思うけど、私は山形の海がわりと好きです。新潟方面から山形市内に行くのはちょっと気力がいる。好きだが!
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羽黒山を下っているときに、おじいさんたち二人組とすれ違った。二人でわいわいおしゃべりしていた。盛り上がっていた。
ひとりのおじいさんがわたしとすれ違いざまに言う。
【 人の幸せを考える行動 それが俺は自分を幸せにすると思ってる 】
なあんか、、、、、、、、、
かわいいなあ~~~と思ってすぐさまメモ。
おじいやん、ありがとう。
出羽三山は「生まれ変わりの旅」とも言われている。もしかしたらいろんな人がいろんな気持ちで、いろんな思いを持ちながら、登っているのかも。と思うと、なんだか にまにましてしまう私だったのでした。明日からもがんばれそう。
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