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#10 暑い国と熱い人達

誠にありがたきことに会社の研修で5日間カンボジアのシェムリアップに行ってきた。今回は長くなりますが、人生観の変わる大きな出会いと学びがあったのでここで記録として残したい。

会社のPVPカンボジア研修は今回で9回目。前回がコロナ禍ギリギリ前のタイミングで約3年ぶり。以前からカンボジアに行ってみたい気持ちが強く常々行きたい行きたいと発信して、運良く今回当選を果たした。

行くと決まってから改めてカンボジアについてあまり知らないと思い歴史から調べることにした。4、50年?ほど前にポルポトにより統一されていたカンボジアは異常な共産主義により教師、医者、メガネをかけてる賢そうな人でも家族もろとも虐殺をし国民の4分の1が亡くなったとのこと。かなり闇深い歴史があることを知り、心が痛むとともに今のカンボジアがどうなっているのか強い興味を抱いた。

現地に行って感じたのは、想像以上に発展していることや湖で生活をしている方との貧困格差など色々あるが、そんなことよりもインパクトがあったのが最高に熱く躍動する現地の日本の人たち。

現地メンバーのことについて書く前に一つ勝手ながら宣伝をさせて欲しい。
今回弊社の代表との深い関係のある山勢拓弥さんが運営をしているKumaeさんに大変お世話になりました。このKumaeの魔力がとてつもない。いろんな人たちを巻き込み驚くような面白いことをどんどん立ち上げていく。今回の旅でアンコールワット、トンレサップ湖などの観光もしたが何よりも楽しかったのがNFC KUMAEツアー!

養鶏場、コオロギ養殖、胡椒畑などクラウドファンディングにて募り0から作り上げたとのこと!凄すぎる。。このツアーはバナナペーパーを作る工程を少しやらせてもらったり、ゴミ山の実態を知ることができたり、飼っていた鶏を締めて食べるなど盛りだくさん!
普段体験できないツアーなのでクレイジージャーニー感があって最高やった🐓
すごく印象に残っているのがツアーの移動中の田んぼの荒くれ道を歩いてた時。しっかりこけて田んぼに浸かったのもええ思い出👌すごい童心に戻れた。

ツアー移動中の田んぼの荒くれ道
カメラマン結月ちゃん
偉大な御三方
鶏絞め

この旅でなりよりも美味かったのがこの絞めた鶏の砂肝とかが入ったアヒージョ。

空き缶に入れて煮込んどります

命の尊さを知り食に対してより責任を感じる素晴らしい経験でした。金輪際フードロスは許さん。
バナナペーパーを使ったグッズAshi、今回のツアー、インターンシップなどもやっているので興味のある人は是非とも見ていただきたい。

HP: https://kumae.net

少し戻して現地メンバーについて。特に色々関わった私と歳の近い20代の人たちが本当に凄かった。本人たちからしたら当たり前なのかもわからんが私からしたら刺激的でしかなかった。

同い年の結月ちゃん。カンボジアに住みたいと思い、それを叶えるために色んな壁を乗り越え現地で結婚もしてカンボジアで地に足をつけて活躍中。でも、多分計り知れない壁や色んな不安もあったろうに、、さすがです。
何よりすごいのが相手の気持ちを読み取って言語化する能力。正直、びびって同い年なのに果てしなく負けたと思った。彼女はすごい。

一樹さん。上記の養鶏場やコオロギ養殖の立役者。行動力が半端ない。0→1をやってのける達成意欲と熱量、タフネスは素人から見ても感じ、何より周りの方から愛される方なのだと思った。それは、本人の行動が起こした影響力。勝手ながら同じ匂いを感じました。

かりんちゃん。明るい性格で場が和むキャラ!とは裏腹にカンボジアの病院で看護師をボランティアでやっているという。生計は日本にいた時の貯蓄と現地でのアルバイトで立てているとのこと。クレイジーすぎて尊敬するしかない。お酒を飲みすぎてなぜそこまでしてカンボジアにきたのかが記憶からすっぽり抜けているので今度また聞きたい。

インターン生のたかちゃん。大学を休学(その理由をアメリカ横断と伝えている)してまでカンボジアに来てインターンに参加。もうすごい。不器用な感じが憎めず何より成長まっさかなかの君を見て応援せずにはいられん気持ちになった。何かしらを得てインターンを終えれることを祈る🙏

インターン生のはるねちゃん。彼女も相当優秀。22歳?にしてマーケティングやらターゲット層とやらを知っており、コオロギを使ったプロテインバーの企画をしている。まじかよ、若えのに強すぎるだろ。コオロギ粉末の入ったプロテインバー完成したら食べに行きます。

各々カンボジアに来た理由はあると思うがこんな素敵な人たちが引き寄せられるKumaeは本当にすごい。

現地メンバー
ホテル敷地内の東屋

一方で、上記のインターン生2人は日本での就活に不安を感じている様子。休学自体がマイナス評価になるのでは、ここでの経験が活きるのか、どんな仕事なら活躍できるのかなどなど、、
すでに君たちはすごいし評価されるべき人たちだと経験は浅いがキャリアアドバイザーとして胸張って言いたい。が、リアルな話をすると日本の企業はそこを評価してくれない会社もまだまだ多い。口は悪いがほんまに人を見るセンスがない。そんな話を遅くまで酒を飲みながらして改めて気づいたがその「理想と現実」のギャップを埋めることができるのが今の私の仕事。酒を酌み交わしより深く理解できた上で、私はこんな素晴らしい人たちを評価してくれるよう企業に働きかけたい。そして、悩める若人に選択肢としてKumaeさんのようなきっかけを提示してあげたい。焦って就職、転職してどうする。働き方?ワークライフバランス?そんなことよりも大事なことがあるんじゃないか?と可能性しかない20代に待った🖐️をかけてやりたい。

こんな素晴らしい研修に連れてきていただいた秋庭社長並びに現地の皆さんには感謝してもしきれません。シンプルに気温が暑い国で最高に熱い人がいることを知れて本当に良かった。ちなみに選択肢があるのは俺も同じ。今度は自分の力で必ずみんなに会いに行く。

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