うんもりプロジェクトについて
こんにちは。24時間走元世界王者の井上真悟です。
いま僕は、競技で愛用してきた「モリンガ茶」という世界一栄養のある食べ物に「うんこもりもりマンシール」という変なオマケをつけ、メルカリの実名アカウントで「うんこもりもりモリンガ茶」という変なネーミングで売るという活動をがんばっています。
今回は、なんでそんなことをしているのか?
を深掘りしてみました。
僕には、笑って生きてほしいヤツらがいる
僕がウルトラマラソンと真剣に向きあう契機となったのは、25歳の冬、父の自殺でした。
当時の僕は葛藤の末、過酷を冠するレースに打ち込む生き方を選び、サハラマラソン日本人1位、24時間走ジャパンカップ優勝、ギリシャ246km世界9位などの実績を短期間で打ち出していったものの、そんなことには何も救われなかった。ただの自己満足にしか思えなかった。
そんな自分が生きることの意義を取り戻せたのは、2度目のサハラを終えたあとのマラソン講演がきっかけで出逢った児童養護施設の子供たちの存在です。
僕と同じく児童虐待の原体験をもつ子供たちが僕のサハラマラソンでの体験談や、お土産としてプレゼントした砂漠の砂の小瓶を目をキラキラさせながら受けとってくれたことに救われた。
出逢えた子たちに何か少しでも前向きなものを伝えたいという想いで走りつづけ、昨年までの競技活動を悔いなくやり切ることが出来ました。
そして、競技人生を一区切りした今。AIには真似できない井上真悟ならではの存在意義ある生き方を模索し「高栄養なモリンガに"うんこ"の枕言葉をつけて売る」ことにたどり着きました。
深刻な社会問題こそ、軽快な切り口で闘う
日本の児童虐待件数は年々、増え続けています。
僕はこのことで昨年の7月。実業家・堀江貴文さんのメルマガへ
「自分は児童虐待被害者でした。過去にはDV撲滅を呼びかける「オレンジリボン運動」のリレーマラソンへ参加もしたのですが、DV撲滅を呼びかけることが、現在の児童虐待を減らすことに繋がっているとはあまり感じられません。この問題の根本解決には、まず何が重要だと思いますか?」
という質問メールを送ってみたことがあります。
堀江さんからの回答は『親の生き方改革』の7文字でした。
堀江さんからの回答を正しく解釈できているかは分かりませんが、従来の価値観に縛られず『真剣に遊んで生きること』が、生き方改革になっているのなら、児童虐待の当事者だった自分が「競技人生で愛用してきた食べ物にうんこの枕ことばをつけて売るプロジェクト」へ挑む過程を楽しみながら、笑って生きてゆくことは"こうでなきゃいけない"という閉塞的な概念をうちやぶるメッセージになるのではないか?という気がしています。
その「概念への闘い」に24時間走というマイナー競技の元世界チャンピオンとして自分が挑むことは、アスリートの存在意義に対する答えあわせにも、なっていると思う。
うんこの3文字で、きっといろいろな深刻な話しがちょっとポップになると、僕は思うのです。
そして何より、食べれば300の病気予防につながるほど栄養価があり、植えれば杉の50倍CO2削減につながるモリンガの存在を多くのひとに知ってもらい、食卓で常用してもらえるよう努めることは社会的にとても意義のあることです。
万人に受け入れられる切り口の挑戦内容になっていないからこそ、関心をもち、共感して購入してくれたひと、協力してくれるひととのつながりを大切に、一歩一歩進んでゆこうと思っています。
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「うんこもりもりモリンガ茶」は、フリマアプリ「メルカリ」で2,268円で販売してます▼
https://www.mercari.com/jp/u/252310113/
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井上真悟プロフィール
19歳〜21歳、大手探偵事務所「ガルエージェンシー」調査員として勤務。転職した別の探偵事務所で軟禁と暴力にあい、逃げるように退社。22歳、失恋をきっかけにマラソンをはじめる。29歳、24時間走世界選手権優勝。31歳〜35歳、ストレッチ専門店「Dr.ストレッチ」トレーナーとして勤務する傍ら、台湾一周1100kmマラソンを優勝。退職した翌月の台湾横断246kmマラソンを公言優勝し、同年11月に台湾国内で自叙伝を出版。2017年、台湾のライバル選手6名との台湾一周駅伝をとおして台湾4施設の子供たちと交流をもつ。2018年、24時間走国内代表選考会を2位通過し、2019年10月、世界選手権へ出場。競技活動を引退し、現在に至る。
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