[備忘録]7/10 茶箱

(見学)後炭

①長緒

②卯の花(拝見あり)

③洗い茶巾

※風炉・後炭で最初に鐶を外す際には釜を畳半畳の真ん中に据え、鐶は釜に添わせるように右横に置く。風炉・初炭では釜と鐶が畳半畳の真ん中を割るように置くこととは異なる。(炉でも初炭と後炭では釜を引く場所が異なる。)

※長緒の茶入と茶箱の長緒の違いは、茶入の場合、一度解いた後で再び付けることがないため解けないように結ぶが、茶箱の場合、点前の後で仕舞うために解けるように結ぶ(片トンボ)こと。

※釣瓶水指は運びでもそうでなくても用いられる。運びでない時の荘り方は、柄杓の合を奥の手にひっかけるように伏せ、切り留めを右側の蓋に掛ける。蓋置は左側の蓋の上に手前に荘る。

※釣瓶水指の蓋の開け方は、まず(火に近い)左側の蓋の奥に右手を掛け、少し手前に押す。両手で手前に出た手かがりを持ち、約30度くらいに左蓋を上に傾けながら手前にスライドさせ、外し、右側の蓋の上に左蓋を約30度くらいに傾けながら、奥にスライドさせ、両手が右ふたに掛かったら置き、手がかりを残しておく。蓋を閉めるときには逆順で同様に行う。

※卯の花で茶杓を箱から出す時、棗を茶碗から出す時などは扱ってから置くと良い。

※卯の花などの拝見では古帛紗、茶箱の道具が多い点前の拝見では服紗を用いる。拝見時の服紗は他の道具(茶箱の蓋・掛合・振り出し)の邪魔にならないように、右側やや上に畳んだ状態(すぐに開くことにも留意)で置く。まず右に一つ開く。上から下に一つ開く。右から左に一つ開く。

※点てられた茶碗に古帛紗が添えられるときは、別々に席まで引いて亭主に返すときも別々に返す。古帛紗に乗って茶碗が出されたときは、古帛紗の上に茶碗を乗せたまま引き、亭主に返すときも乗せたままで返す。なお、古帛紗の上に乗った茶碗を亭主に返すときは、古帛紗の右上と左手前を持って2回時計回りに回して定座に返す。

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