[備忘録]12/22 行之行台子(2)


1.行之行台子彙纂

告示
從來行之行䑓子。眞之眞䑓子以上ノ許狀申請ニ對シテハ主ニ郵送御交付シテ居マシタガ、爾今遠隔ノ地ハ格別京阪神並隣接地區ヨリノ申請ニ對シテハ特別ノ事由ナキ限リ郵送セズ左記日割ニ依リ當庵利休堂像前ニ於テ御引渡致シマスカラ此場合申請者ハ本人帶同御來庵ノ事ト御承知願ヒマス。
引渡日〔略〕以上
今日庵執事

茶道月報 (335);昭和13年11月號(https://dl.ndl.go.jp/pid/11208231/1/51)

久邇宮恭仁子女王殿下には夙に茶道に御心をよせさせられ、町尻子爵夫人宗節氏により當裏千家流の茶道を御習得遊ばされ、既に御堪能に渡らせらるヽやに漏れ承るが、今度今日庵十四世淡々齋宗匠より奥秘の内行之行䑓子傳献獻進のことヽなり、霜葉色増す十一月二十二日、家元へ台臨遊ばされたのである。〔略〕
御床は等伯筆乾英和尚讃の利休像をかけられ古赤繪の香爐に名香橋立を薰らせ、䑓子は亂れ莊りとせられ、御道具組は、
   水   指  古瀬戸澁紙手
   杓   立  認得齋好唐金彫
    建   水  玄々齋好樂焼松葉ツボツボ繪
    蓋   置  古銅穂屋
   御 茶 入  唐物丸壺 石州侯箱
   御 天 目  建盞 䑓利休傳來形
   御 茶 杓  一燈好象牙眞塗菊桐蒔繪
   御   袋  金剛裂

茶道月報 (337);昭和14年新年號(https://dl.ndl.go.jp/pid/11208233/1/8)

2.行之行台子

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