[備忘録]9/4 旅箪笥

①旅箪笥(濃)(薄)

②和敬点前

※旅箪笥の開け閉めは、開けた順序と逆に閉めていく。左手を旅箪笥の横の添えながら、右手の人差し指を上に、親指を下に掛け金にかけて上に押し上げて鍵を開け、そのままの指で横の金具に入れ込み取手にする。取手は手前に引きながら扉を手前に傾けながら開けて左手でも扉を支える。取手のついた側を旅箪笥側に向けるように縦にして右手を上(掛け金部分を持つ)、左手を下にするようにもち、旅箪笥に立てかけるように奥に入れていく。取手が旅箪笥にかかったら右手を離し、扉の上、左手よりも上を持って押し入れていき、指が旅箪笥にかかったら手がかりとして止める。閉める時は逆順になる。

※濃茶のときは、柄杓・蓋置は旅箪笥の中に入れず、建水に仕込む。薄茶のときは、柄杓・蓋置は旅箪笥の中に入れておく(合が奥向き。蓋置は柄杓の手前下)。

※濃茶のときは、茶入を旅箪笥の手前に荘りつける時に開けておく。薄茶のときは、茶碗を運び出して旅箪笥の中の棗と置き合わせる時に開ける。いずれの場合も、扉を開けた時には水指を半がかりになるように手前に出す。

※濃茶の仕覆は旅箪笥の上中央に、緒を客付側に向けるように置く。

※濃茶のときは、拝見が掛かった時に一旦、柄杓・蓋置を建水に畳む。拝見物を出した後に柄杓・蓋置を旅箪笥の中に荘る(そのため、薄茶の時には中に入っている姿になる)。建水・茶碗と順に下げた後に、片口を持ち出して水指の蓋を開けて水指手前に蓋を立てかけ、水注ぎし、水指を奥に戻して扉を閉める。薄茶のときは、拝見が掛かった時に柄杓・蓋置を旅箪笥に荘る(濃・薄いずれの場合も柄杓を左手で取った後、右手で裏から持ち替えて右手片手で旅箪笥に荘る。)。片口で水注ぎした後、水指を奥に戻すことは濃茶のときと同じ。拝見の問答が終わった後、棗と茶杓を持ち、旅箪笥前に向き、茶杓を旅箪笥の上右手前に仮置きして棗を旅箪笥に荘り、扉を閉めて茶杓を持って帰る。

※三つ葉蓋置は建水に仕組むときは大葉の方を上に、三つ足のうち一つが向こう正面に向くように仕組む。点前座で定座に置くときは二つの足の間に合を置いて柄杓を引く。棚に荘るときは、大葉の方を下にするため、扱って右手で左掌の上で右から左に横倒しにして小葉を上にして棚に荘る。

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