“世界が180度変わった” グランプリ受賞Aimiさんに聞いたSHEちゃん誕生の制作秘話
こんにちは!
SHE株式会社PRブランディングマネージャーの小池彩加です。
みなさん、お気付きですか?SHE公式のTwitterやInstagramのアイコンが新しくなっていることに・・・!
ついに本日!SHEのシンボルキャラクター「SHEちゃん」がデビューしました🎉コンペの開催から約3ヶ月にわたり進めてきたSHEちゃんリニューアルプロジェクト。
今回のnoteでは新・SHEちゃんの産みの親であるイラストレーター・沢登愛美さん(以下Aimiさん)にインタビュー。
プロジェクトを進める中で”世界が180度変わった”というAimiさんに、コンペ参加からグランプリ受賞、そしてプロジェクトの過程で感じた想いや変化についてお伺いしました。
noteの最後に、現時点で完成している第一弾バリエーションのSHEちゃん9パターンもご紹介しちゃいます!(言葉を失う可愛さです・・・!)
▼SHEちゃんのキャラクターコンペに関する前回のnoteはこちら
SHEちゃんプロジェクトメンバーに決定!受賞後の気持ち
SHEちゃんリニューアルコンペ グランプリ受賞者:沢登愛美さん
小池:グランプリご受賞おめでとうございます!受賞された時はどんなお気持ちでしたか?
Aimiさん:ありがとうございます!受賞を知った瞬間、実はガッツポーズ!というよりは緊張の糸がほどけて、はあ〜〜〜っと肩の力が抜ける感覚でした。嬉しさを噛み締めて、しとしと涙を流しました。
受賞をして終わりではなくていよいよプロジェクトのメンバーになるので、これから「SHEちゃん」をブラッシュアップしバリエーションを増やしていかなければいけない。
嬉しいのと同じくらい、新しい緊張感とかワクワク感が同時に心に込み上げて、言葉では言い表せない気持ちになりました。
小池:受賞のご連絡をした際も「ここから新たなスタートになりますが、よろしくお願いします。」と覚悟をお伝えくださいましたね。今回コンペに参加されたきっかけはなんだったんでしょうか?
Aimiさん:「新SHEちゃん募集note」で募集が開始されてすぐに、友人からTwitterで「こんなコンペがあるみたいだよ」と教えてもらったのが応募のきっかけです。
そこに記載されていた新しいSHEちゃんに求めるキャラクター像が、まさに私が「こういう女性でありたい!」というあり方にマッチしていたんです。
「これは絶対応募するしかないな!」と説明会に参加したところ想像以上に熱量あるコミュニティで・・・。このコンペと真剣に向き合っていきたいと思いました。
コンペ要項に記載されていた新しいSHEちゃんに求めるキャラクター像
小池:コンペ中のメールやご提案書の中で、沢登さん自身のパーソナリティが解像度高く伝わってくるコミュニケーションをされているのがとても印象的でした。
Aimiさん:SHEちゃんを見ていただく前に、まずは「この人とだったら一緒にSHEちゃんを作っていきたいな」と思っていただきたかったんです。それで、提案書もSHEちゃんより先に、まずは「沢登愛美」を紹介させてもらいました。
このご時世ですし、直接会ってお話することはなかなか難しいですが、企業さんのキャラクターとなると長期で関係が続いていきますよね。だからSHEちゃんと同じくらい私自身のことも知っていただきたかった。
実は私もともと保育科の短期大学に通っていて保育士資格と幼稚園教諭免許を持っているんです。以前は保育科だからデザインの道には繋がっていない・・・って気持ちもありましたが保育って「人と人とのコミュニケーション」の最大の学びを得られる領域なんですよね。それがイラストレーターという職業においても、自分自身の個性として活かされているなあと思います。
イラストレーターだから絵さえかければいい、なんてことは決してない。これまでのキャリアとしては一般企業に就職したり山あり谷ありで過ごしてきましたが、その経験が全て今の自分のお仕事の糧になっている。人生で無駄なことなんてないと、自信を持って言うことができます。
イベントにてお客様を巻き込みながらライブペイントをするAimiさん
SHEメイトさんと同じ視点に立ちたい。制作期間の裏側
小池:制作はどのように進められましたか?
Aimiさん:SHEについて知らない部分が多かったので、「#シーライクス」のハッシュタグでとにかくとことん調べました!SHEメイトさん(※SHEの会員さん)たちが実際にどんなことを感じながらキャリアスクールというコンテンツを使っているのか理解する必要があったし、同じ視点に立ちたかった。
SHEメイトさんの声も、SHEに関わるスタッフの皆さんの発信している情報も、端から端まで一人一人の名前と顔が一致するくらい読み込みました。
小池:Aimiさんの描くSHEちゃんは、SHEメイトさんでありSHEの運営のようでもあり、誰もが自分を投影できる存在になっていると感じる理由はそこにあったんですね・・・!制作の過程で苦労した点はありますか?
Aimiさん:他の応募者さんもTwitterでおっしゃっていましたが「内に秘めている強さ」をイラストで表現するのがとても難しかったですね。
最終審査で提出したものはその表現を考え抜いた「これでダメだったらもう何も沢登からは出てきません!」っていうくらい渾身の一撃でした。
グランプリを受賞したAimiさんによる「新・SHEちゃん」
また、受賞後の制作段階では、ひと目で「SHEちゃん」と認識できるキャラクターを異なるポーズで描くことが想像以上に大変でした。
「SHEちゃん」って私が描いたから必ずSHEちゃんになるわけではなくて。色使いや線の太さがものすごく繊細なバランスでできているんです。
コンペで提出したSHEちゃんは最後の最後に「これだったらいける!」ってがむしゃらに描いてたどり着いた形だったので、パターンを増やしていくにあたって、これまで無意識的に描いていた「SHEちゃんたらしめている要素」を書き出していく必要があった。受賞後の展開パターンの制作はその部分がとても苦労しました。
でもこうやって納得いくまで向き合ってるから、どれだけ見返しても「ああ、私のSHEちゃんが1番だな」って思えるんです。
今までは美大卒でないことのコンプレックスから「私なんて」って気持ちがずっと心のどこかにあった自分にとって、これはとても大きな進歩。
だから、あえて言います。私のSHEちゃんが1番!
”世界が180度変わった”SHEちゃんと出会って変化したこと
小池:素敵!今回の参加がAimiさんが自分を認めてあげられるきっかけになったことがとても嬉しいです・・・!コンペを通して、他に変化はありましたか?
Aimiさん:何もかも、見える世界が180度変わりました!自分でも変化についていけていないくらいです。
SHEとのご縁が生まれただけでなく、新しくお仕事が決まったり・・・
コンペっていろんなご意見があると思うんですけど、今回「プロもアマチュアも垣根なく応募できる」という点がとてもいいなと感じて。
ガールズイラストの業界は今とても盛り上がっていて、最前線で活躍する方がたくさんいらっしゃる中でお仕事を獲得していくのはやはり難しさがあります。
だからキャリアの下積みがまだ途中段階の私にとって、このコンペでの受賞は大きな意味がありました。
現在のキャリアの初期、独立のきっかけとなった展示会
何より1番変わったことは、作品づくりにおいてのマインドの持ち方です。
これまではフリーランス2年目ということもあり、生活をする中でプレッシャーを感じる時がありました。
プロとして仕事をしていくからには、クライアントさんのご要望に答えなければいけない。その気持ちが強くなりすぎて、フィードバックをいただくたびマイナスに物事を受け取ってしまったり、ネガティブな気持ちになってしまったり。
でもSHEちゃんやコンペと出会って、純粋に作品づくりを楽しむ気持ちを取り戻せたんです。
ライブペイントのイベントにて作品を描くAimiさん。
産みの苦しみはもちろん常にあります。実際、今回のコンペ中〜今までも「もう無理だあ」と思ってしまったことも何度も。笑
でもそれ以上にこのSHEちゃんプロジェクト参画を通して、作家活動をしていた時のワクワク感を思い出して・・・。
SHEちゃんに関わる皆さんが作品をアップする度にリアクションをくれること。
良い点、改善点の意見交換のテンポがとても良いこと。
ただのイラスト制作ではなく、”SHEちゃん”をみんなで育てているという感覚があること。
(つい最近の話だと制作中にYOPPYさんからフィードバックで「SHEちゃんの爪を整えていただけませんか?」というお言葉をいただいたり、私も「髪の毛を切り揃えますね」と言っていたり。笑)
どれも当たり前のことではなく「みんなでより良いものを生み出していこう!」という気持ちが一人一人にあってこそだと感じています。
そして実は、SHEメイトさんの発信にもとても勇気をいただいています。
お仕事を抱えながら、子育てをしながら、「優秀SHEちゃんをもらいました!」なんて発信を見ると頑張っている人はたくさんいるんだと励まされるんです。今までは気にしていなかった「新しいキャリアを構築しようと一生懸命な人」の発信が目に留まるようになりました。
こんな風に「励みになるな」と感じたことや、物事をポジティブに楽しもうとするワクワクの気持ちを今後の自分の仕事でも決して忘れたくないなと思っています。
終わりに。SHEちゃん第一弾バリエーションを公開!
最後にもうひとつだけ、Aimiさんへの取材中とても印象に残ったエピソードをお話させてください。
「今回コンペで受賞を逃した方のツイートを何名かお見かけしたのですが、みなさん必ず最後に “ 新しいSHEちゃん、楽しみ!”と書いているんです。すごいなと思って。私だったら、そう言えたかな?って。"自分はここまでやりきったから"、と新しいSHEちゃんを応援できる姿勢を尊敬しましたし、そんなみなさんの”楽しみ!”にこたえるためにも弱音を吐いてられないなと最後まで頑張れました。」
このお話を聞いて、もしかしたらこのSHEちゃんはAimiさんが一人で走っていたら生まれていなかったのかもしれない。一緒にコンペに参加していたみなさんの発信が原動力になったからこそ、たどり着いた存在なのかもしれない。そんな風に思いました。
新しいSHEちゃんへの想いを届けてくださった方、ありがとうございました。みなさん全員がこのプロジェクトの一員です。
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さて、今回のSHEちゃんリニューアルプロジェクトでは、色んなシーンのバリエーションを段階的に作成・公開していきます🎉
まずはバリエーション第1弾、9パターンのSHEちゃんをご紹介します!
■花束を持っているSHEちゃん
■PCに向かっているSHEちゃん
■何かをひらめいたSHEちゃん
■お祝いしているSHEちゃん
■楽しそうに笑っているSHEちゃん
■講師風SHEちゃん
■驚いているSHEちゃん
いかがですか?
そうなんです・・・
すっっっっっごく可愛いんです・・・!
頭のてっぺんからつま先に至るまで、ひとつひとつのカットの細部に沢登さんとプロジェクトメンバーの想いが宿っているSHEちゃん。
本日いよいよ、デビューの日を迎えました!
公式SNSをはじめSHEが提供するサービスの様々なシーンで登場し、この時代を生きていく一人の女性として、そしてSHEコミュニティの一員として、一緒に成長をしていきます。
さらになんと!SHEメイトのみなさんには今後、SHEで開催しているデザインバナーコンペにて新・SHEちゃんを活用したフォーマットで作品を作っていただくことができます!ぜひお気に入りのSHEちゃんを見つけてください🎉
プロジェクトはまだまだ続きます。
第二弾のバリエーション公開も、お楽しみに🌟
次回は新しく追加されるSHEちゃんのお知らせと共に、制作プロセスのより詳細な過程についてお届けする予定です。(SHEちゃんのお友達も登場するという噂・・・!)
最後まで読んでいただきありがとうございました♪