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先輩夫婦に聞く!理想の“キャリア”の築き方

92.6%*ーー。

こちらの数字は、あることについて、日本に住む女性にアンケートをとった結果です。一体何の結果だと思いますか?実はこちら、「結婚・出産後の再就職が難しい」と感じている女性の割合なのです。難しいと思う理由の中でも、「家庭と両立できる仕事が少ない」ことを理由にあげている人は8割近くにものぼりました。
*「しゅふJOB総合研究所」調べ。「結婚・出産と就活」をテーマに主婦層を中心とする就労志向の女性を対象にしたアンケート調査より。

家庭と仕事を両立したい。そんな思いを叶えるために、比較的場所や時間を問わずに働ける仕事が多いIT系にキャリアチェンジを考える女性が増えています。その実現ためには、ITスキルを身につけることが必要です。しかし、もうひとつ実現のために大事なことがあるのをご存知ですか?

それは、「パートナーの理解と協力」です。新しいスキルを学ぶとき、キャリアチェンジをしたいとき、パートナーの協力なしには難しいことも。しかし、「スクールに通いたいけど、お金がかかるためパートナーの了承が得られない」「慣れた仕事を辞めてまで、未経験からキャリアチェンジすることに理解が得られない」と悩む声も。

そんな中、夫婦で理想のキャリアを叶えたふたりがいます。西野夫婦は、時間や場所に囚われず、得意を活かした仕事をしながら夫婦の時間を大切にしている、まさに理想の夫婦。しかし、もともとは家庭と仕事が両立できず悩んでいたのだとか。ふたりがどのように理想のキャリアを手に入れたのか?お話を伺いました。

働き方を変えたくてSHElikesへ入会。しかし、夫は最初不安だった

ーー知佳さんの現在のお仕事を教えてください。

週4は正社員として、週1はフリーランスとして広報・ブランディング支援を中心に活躍

知佳さん:広報・ブランディング支援を中心に、週4は正社員として、週1はフリーランスとして活動しています。どの仕事も基本的にフルリモートで勤務をしているので、日中は近所のお気に入りのカフェで過ごすことも多いですね。

夫と一緒に「夫婦ユニット」として活動を行うこともあります。食堂を運営したり、出張料理サービスを提供したり、ブランディングムービーの撮影を行ったり。お互いの得意を掛け合わせるかけあわせることで、新しい可能性や価値が生まれて楽しいんですよ。

ーー現在は自分の得意を活かして仕事もプライベートも充実させている知佳さんですが、以前はキャリアにもやもやしていたことがあったのだそうですね。

知佳さん:はい。以前は、大手リゾートホテルの広報として働いていました。福利厚生はしっかりしているし、仕事のやりがいもある。でも、当時働いていた会社は、業務上出社が必須。また、取材や撮影の対応で勤務が不規則になることも多く、自分で時間をコントロールするのは難しい状況でした。

そのため、「この働き方って、ずっと続けられるのかな?」という不安が年々膨らんでいって……。それでも、新卒からずっと同じ会社で働いていてほかの会社を知らなかったので、長年「どこも同じなのかな」とモヤモヤに蓋をしていました。でも、聡さんとの結婚をきっかけに、「やっぱりこのままじゃだめだ」と思うようになったんです。

ーー結婚をきっかけに?

知佳さん:大好きな人と一緒に暮らしたくて結婚したはずなのに、すれ違いばかりだったんです。朝食の時間に顔を合わせられればまだいい方。早朝に取材や撮影が入ると、同じ家に住んでいるのに、まったく顔を合わせずに一日を過ごすこともありました。

顔を合わせるのが難しい日でも、なんとかしてコミュニケーションを取りたいと思い、置き手紙のやりとりをしばらく続けて。あるときふと手紙の枚数を数えてみたら、一年半で185枚も書いていたんです……。「私たち、同じ家に住んでいるのに3日に1日は別々に過ごしていたってこと?」とショックでしたね。

すれ違いの日々を埋めるために始めた置き手紙

また、ふたりでいる貴重な時間はできるだけ楽しくすごしたいのに、お互い疲れているせいか、仕事の愚痴や不満ばかり口にしてしまうのもなんだか寂しくて。いつかは子どもも欲しいなと考えているけど、今のままではふたりで子育てしているイメージがまったく沸かない……。当時の会社には、子育てと仕事を両立させている人がほとんどいなかったのも不安の一因だったかもしれません。

新型コロナウイルスの流行をきっかけにふたりで過ごす時間が増えたことで、「日々の時間を大事にしたい」という思いがより明確になって。そこから、自分で時間をコントロールできる働き方を模索し始めました。

ーーすれ違い生活から脱するために、行動に移したのですね。

知佳さん:はい。当時の私は「時間の融通の効く仕事=在宅の仕事」、そして「在宅の仕事=Webデザイナー」だと思っていて。でも、知識がまったくなかったので、まずはスクールに通って知識をつけようと思い、Webデザインを学べるスクールを見て回っていました。その中のひとつが、SHElikesだったんです。

ーー数あるWebデザインスクールの中、SHElikesに入会を決めた理由は何だったのでしょう?

知佳さん:SHElikesのホームページに書いてある、

『好きな色より、周りに馴染む色
華やかで大きな花より、無難な小ぶりの花

そうやって、「私にはこれくらいが丁度いい」って選んだ花は
本当にあなたが心から咲かせたい花ですか?』

という言葉にグッときて……。「ここなら私の理想がみつかるかもしれない」と思ったのが興味を持ったきっかけです。そこから受講生の口コミやインタビューを見たところ、簡単にキャリアチェンジをしたのではなく、努力して理想を叶えている姿に信頼感を覚えて、「ここだ!」と確信しました。

自分の未来が変わるかもしれないワクワクが抑えきれなくて、仕事から帰宅したばかりの夫に「ここに通いたい!」とすぐに相談しましたね。

ーー知佳さんからSHElikesの入会を相談されて、聡さんはどんな印象を持ちましたか?

聡さん:帰宅した途端、知佳さんが「私、みつけたかもしれない!!」と目を輝かせて語りかけてくる姿を見て、純粋に「よかったな」と思いました。今の仕事にモヤモヤを抱えていることはずっと知っていたので、SHElikesがそれを打開するきっかけになれば僕も嬉しいな、と。

一方で、入会金が16万円かかることにびっくりしてしまって……。知佳さんは「やりたい」と思ったら一気に突き進むタイプなので、ちゃんとスクールのことを調べたのかな?この金額は一般的なのかな?と不安に思いました。それで、僕もこっそりSHElikesやほかのキャリアスクールをいろいろ調べてみたんです。

ーー調べてみてどうでしたか?

聡さん:オンラインで学べるキャリアスクールを5社ほど調べてみたのですが、SHElikesはほかと比べてかなりコスパがいいことがわかりました。料金も一見すると高いけど、ほかと比較するとお手頃。そのうえ、Webデザインやマーケティング、ライティングといった約30種類のコースが学び放題なのも魅力的ですよね。

「コスパもいいし、いろんなスキルも学べるみたいだし、ここなら大丈夫そう」と納得できたので、知佳さんの決断を応援することにしました。

妻が前に進む姿に感化され、夫にも変化が

ーーSHElikesに入会してから現在のお仕事に就くまで、どのようなコースを学んだのでしょう?

33コース110レッスンがオンラインで学び放題(2022年9月末時点)

知佳さん:もともとWebデザインを学びたいと思って入会したので、最初はWebデザインを中心に学んでいました。でも、やればやるほど「私のやりたいことは本当にこれなんだろうか?」という気持ちが募ってきて……。

そこで、思い切ってWebデザインコースの受講を中断して、自分の「らしさ」を言語化するためのワークが充実している、ブランディングコースを学び始めました。そうしたら、ブランディングこそが私のやりたいことだと気付いたんです!また、ブランディングには広報やPRの知識も必要だと知り、基礎から学び直そうと広報・PRコースも受講しましたね。

ブランディングコースを学ぶ中で、好きなことや得意なことが明確になり、それを必要としている方にきちんとお届けするスキルも身につけることができました。これは、実際の現場でも活かせているんですよ。また、途中で諦めてしまったWebデザインコースも今の仕事に役立っています。ブランディングの仕事でも、広報PRの仕事でも、デザイナーさんと一緒にお仕事する機会が多くあります。その際、デザインの基礎知識があることで、ふんわりとした雰囲気ではなく、ロジカルに要望を伝えられるようになりました。

そして、SHElikesに入会してから半年後に長年勤めた会社を退職し、フリーランスの広報・ブランディングパートナーとしてキャリアチェンジをしました。コースが充実しているSHElikesだから、寄り道しつつもやりたいことを見つけられたのだと思います。

ーーお仕事獲得はどのようにされていたのでしょうか?

知佳さん:はじめてのお仕事は、クライアントワークを体験できる「お仕事練習案件」でした。SHElikes受講生がチャレンジできるバナー制作の案件なのですが、練習とはいえ内容は本格的。採用されたバナーは実際にSHElikesのSNSに掲載されますし、報酬も出るんですよ!学びをお仕事に繋げられて、実績を作りながら受講費を回収できるのは嬉しいですよね。

ーー理想の働き方を実現させるために、順調に受講されていたのですね。

知佳さん:ただ、聡さんも言っていたように私は「これだ!」と思うと突き進むタイプで……。勉強やSHElikesのコミュニティにのめり込みすぎて、聡さんとの時間を削ってしまうことが増えたんです。ふたりの時間を大切にしたくて、受講を決断したはずなのに。

あるとき、聡さんから「これって本当に知佳が望んでいた状態なの?」と言われてハッとして。それから、ふたりで話し合って時間の使い方のルールを決めました。朝ごはんの時間はふたりでいることを優先するとか、ふたりともお休みの日は一緒にすごすとか。そのために、仕事の日は通勤時間を活用して受講し、夫が仕事で私が休みの日にもくもく会に参加したり、課題に取り組んだりしていました。

時間と場所を問わないオンライン完結の受講スタイルだったから、工夫次第でふうふの時間も確保できたのだと思います。

ーー当時のことについて、聡さんはどう感じていたのでしょうか?

聡さん:僕のことをそっちのけで勉強にのめり込んでいるときは「ちょっと話が違うんじゃない?」と思いましたが(笑)、どんどん前に進んでいく知佳さんを見て嬉しくなりましたね。

会社の不満や愚痴ばかり言っていたころから一転して、前向きな発言が明らかに増えていて。実は、彼女の変化を見て「このままじゃいけない」と思い、僕も以前から興味のあった映像スクールに通い始めたんです。スクールを選んだ基準は、チャレンジを応援してくれる環境があることと、刺激し合えるコミュニティがあること。どちらも、知佳さんを通じてSHElikesを見て、”いいな”と思ったポイントです。

ーー知佳さんの変化に刺激を受けて、聡さんにも変化があったのですね!ふたりの関係にも変化はありましたか?

聡さん:知佳さんがキャリアチェンジを叶えたことでフレキシブルに働けるようになり、ふたりの時間がたくさん取れるようになりました。ふたりの理想の暮らし方やキャリアをじっくり話せるようになり、その結果2021年の夏に湘南へ移住したり、「ふうふユニット」を結成したりもできたんです。以前思い描いていた、「日々の暮らしを大事にする生き方」がかなり近い形で実現できているのではないかと思います。

夫婦で互いの得意を持ち寄り、共感できるヒトモノコトに還元する活動を行っている。

パートナーの変化の応援は、お互いの可能性を信じあう関係への第一歩

ーーSHElikesの受講を経て、キャリアチェンジを叶えた知佳さん。改めて、現在のお仕事を教えてください。

知佳さん:会社員及び個人で広報・ブランディングパートナーとして活動しています。週4で正社員をしている会社では、主に社内広報としての活動を。フリーではSHElikesのブランディングコースのTAや、カタログギフトの広報、スクールのコミュニティマネージャーなどを行っています。ちなみにどの仕事も、SHElikesがきっかけで関わることになったものばかり。

実は、SHElikesを卒業してからも、SHElikesでの出会いがきっかけとなったお仕事獲得が多いんです。一緒に勉強していた仲間だったり、イベントで出会ったロールモデルだったり。SHElikesでの学びの発信を通じて、同じ思いを持つ仲間とつながることができ、そこから一緒にお仕事をする仲間となっていくパターンが多いですね。「相性がいい」人たちと一緒にお仕事をするので、心身ともに無理なく、心地よく働けるようにもなりました。

SHElikesでの出会いをきっかけに、一緒にお仕事をする仲間へ。

また、会社員だけしていたときは、「会社の看板があるから、私は仕事をいただけているだけ……」と自分のスキルに自信を持てずにいました。でも、個人でも仕事をするようになってから、「知佳さんにお願いしたいんだ」と指名でお仕事をいただく機会が増え、自信が持てるようになったんです。これも、大きな変化ですよね。

ーー以前はすれ違いが多かったというふたりの生活ですが、キャリアチェンジした現在はどうですか?

知佳さん:聡さんも言っていたように、ふたりの時間がすごく増えました!以前は3日に1日はほとんど顔も合わさない、それ以外の日でも朝食の時間しかふたりの時間を取れない生活を送っていました。でも今は、3食一緒に食事をして、夜は一緒にドラマや映画を見たり、将来のことをじっくり話したりする時間も取れているんですよ。

特に、食事の時間は私たち夫婦にとって大切なもの。我が家の料理は、ほとんど料理人の夫が作ります。私は夫の作る料理が大好き!忙しい時でも、なるべく優先するようにしています。

ーー自分の中のモヤモヤを見過ごさなかったこと、そして、パートナーとしっかり向き合ったことで、自分だけではなく、“ふたりの理想の暮らし”を実現できたのですね。最後に、以前の知佳さんのようにキャリアにモヤモヤを抱えている人とそのパートナーに向けて、おふたりからメッセージをいただけますか。

知佳さん:「いつか」はずっといつかのまま。変化は決断から始まります。

いつか場所を問わず働きたい、いつか湘南に住みたい、いつか子どもが欲しい……。以前の私は妄想止まりの理想をたくさん持ったまま、もやもやが募る日々を過ごしていました。

でも、ずっとそんな自分から変わりたかったから、SHElikesに出会ったときに「ここだ!」と直感が働いたのかもしれません。あのとき入会を決断した自分に全力で感謝しています。変化は決断から。あなたも決断して、もやもやループから抜け出しましょう!

聡さん:パートナーの変化の応援は、お互いの可能性を信じあう関係への第一歩です。

大切なパートナーが新しい世界に飛び込むとき、少なからず不安が付きまとうもの。でも、生き生きと活躍する姿を見るのは本当に嬉しく、「応援してよかった」と思います。

僕たちの場合は、SHElikesが妻の世界を広げてくれたおかげで、その影響で僕自身も大きく変化しました。パートナー同士が可能性を信じて応援しあえる関係になれたら、人生はもっと彩り豊かになりますよ!