SHE'S CORNER (SC)

何のとりえもない僕ですが、僕を好きでいてくれた人もいました。性描写がある場合があります…

SHE'S CORNER (SC)

何のとりえもない僕ですが、僕を好きでいてくれた人もいました。性描写がある場合がありますのでご注意ください。

最近の記事

コーヒーショップのSHE⑭

僕は彼女の中に入っていった。 強烈な肉厚な抵抗があった。僕のペニスは十分すぎるくらいの硬度であったが、それでも打ち勝てないくらいの圧があった。細い体からは考えられないくらいの力だった。 しかし、その圧は、侵入を拒むようなものではなかった。柔らかく強い圧だった。

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    • コーヒーショップのSHE⑬

      あらわになった彼女の臀部は、小ぶりに見えたが、実際にはしっかりと筋肉がついてた。 臀裂は深く、今度は、親指でしっかりと彼女のヴァギナをあらわにしなくてはならなかった。 彼女の臀部を大きく開くために、親指を深いところまで差し入れると、びちゃっとした感覚があった。彼女のヴァギナはすでにたっぷりと粘液で潤っていた。 「お尻大きいでしょ」 彼女が言った。 そんなことない、とってもかわいいと伝えた。 「ラクロスやってたから」 どんなスポーツかすぐには思い出せなかったが、き

      • コーヒーショップのSHE⑫

        僕は彼女を包み込みながら、シマフクロウのように周りを見渡した。 このコーヒーショップの店内は、いたってシンプルなのは知っている。 僕が先ほど腰かけていた、座り心地の悪い椅子と、レジカウンターと、豆を炒るためのキッチンカウンターしか存在していない。 困っているシマフクロウを、燕のひなのように見上げる彼女。 僕は決断し、彼女をほどき、手を引き、キッチンカウンターの裏側へ導いた。彼女は普段のてきぱきとした動きは見られず、ふらふらと僕の手の導く方へついてきた。 キッチンカウ

        • コーヒーショップのSHE⑪

          僕は、ワンピースの上を這わせながら、彼女の乳首に触れてみた。思ったよりも小ぶりで、固い小豆のようだった。 「くすぐったい」 彼女は言ったが、抵抗せず、僕の手を受け入れていた。 絵にはならないが、壺の中のはちみつを探るように、ワンピースの首元から手を入れ、直接乳首と乳房を触ってみた。 不十分ではあったが、指先からでも、乳房の柔らかさと、乳首の固さを十分に感じられた。乳首に触れたときに、彼女は小さくびくっと震えた。けれど、彼女の胴体は、僕の胴体に吸い付くように、僕を離れな

        コーヒーショップのSHE⑭

          コーヒーショップのSHE⑩

          彼女は体を起こすと、いつもの笑みで僕の方に近づいてきた。 僕は頭がぼーっとしていた。 無意識に蓋をしていたと気づいた、彼女の肉体への欲望が、視覚的にあっという間に満たされてしまったことに、僕の頭は処理が追い付いてなかった。 僕たちの最も近い距離は、煎り終わったコーヒーを手渡すときの距離だ。 しかし、それより半歩踏み込んだところに彼女は立ち止った。 彼女は僕を見上げているようだった。 僕は直視できず、彼女の頭の頂点をかすめながら、もう少し遠くの、何か落ちていたところ

          コーヒーショップのSHE⑩

          コーヒーショップのSHE⑨

          目的のコーヒー豆を頼むと、いつものように彼女は焙煎機に豆をセットした。 これはいつも通り。 いつものように小さいドラム缶が回りだす。 シュワンシュワンシュワンシュワン・・・・。 焙煎機のノイズが、静寂を埋める。 これもいつも通り。 「私、着替えてきちゃっていいですか?」 これはいつもどおりじゃない。 きっと早く帰りたいんですね、という納得感を漂わせながら、促した。 そういうと、彼女はドアを開けて小さい部屋に入っていった。こんなドアがあったのに今日初めて気づい

          コーヒーショップのSHE⑨

          コーヒーショップのSHE⑧

          僕はいつものようにコーヒー豆を注文した。そして、いつもの小さい丸テーブルに腰かけた。 「もうシャッター閉めちゃいますね」 え、早くないか?だって、まだ閉店の5時まで30分以上もある。 「今日はもうお客さん来ないでしょ」 わかるんですね。 僕の心を読んだかのような彼女の発言に対して僕も彼女の行動を阻害しない返答をしていた。 このふわふわした感覚は何だろう。 思い出した。 バレンタインデーの日に、女の子に、今ちょっといい?と言われた感覚に近い。 僕ら男は、わかっ

          コーヒーショップのSHE⑧

          コーヒーショップのSHE⑦

          僕がこの店に初めて訪れてから半年も過ぎただろうか。 季節は秋になっていた。 「採算度外視」のこの店は、閉店時間も午後5時という、破格の度外視っぷりだった。 僕はだいたい4時頃に行くことが多かった。その日も同じ時間だ。いつもより闇が近かった。僕は季節の移り変わりを知った。 その日はドアが軽かった。そんなに毎回ドアの重さが変わるはずがないのだが、その日は本当に軽く感じたのだ。 奥には、いつもの彼女が一人。奥で掃除をしている。お客は他にいなかった。 「あ、いらっしゃーい

          コーヒーショップのSHE⑦

          コーヒーショップのSHE⑥

          彼女と過ごした特別な時間、特別な空間ーーー僕だけが感じていただけかもしれないがーーーは、少しずつ侵されていった。 当たり前ながら、地元住民にこのコーヒーショップが周知されてきたのだ。周知されないはずがない。 僕が行くと、すでに先客が2~3人。従業員は相変わらず彼女一人。僕が受けていた接待をほかの客が受けているのを見ると、嫉妬の感情が芽生えたが、仕方のないことだった。なんとなく男性が多い気がするのも気に食わなかった。 彼女はもちろん、以前と変わらず、 「コーヒー、飲んで

          コーヒーショップのSHE⑥

          コーヒーショップのSHE⑤

          それからというもの、コーヒー豆がなくなっては、また買いに行くというライフ・サイクルになった。 僕たちの空気はの抵抗はとても小さいものになっていった。反するように、店のドアは少し重くなっていった。 僕たちは豆を炒っている間、いろいろな話をした。けれど、今思うと、僕自身は自分のことを話したという記憶はない、彼女のことばかりを聞いていたように思う。そして、それに彼女はそよ風のように快く答えてくれた。 「私ね、転勤族なんです」 あるときそんな話になった。 「夫が転勤が多くて

          コーヒーショップのSHE⑤

          連載中の「コーヒーショップのSHE」の④話目が、なぜか18禁指定された(笑)。なんでだろー。まだそういった場面は書いてないよ。

          連載中の「コーヒーショップのSHE」の④話目が、なぜか18禁指定された(笑)。なんでだろー。まだそういった場面は書いてないよ。

          コーヒーショップのSHE④

          あ、あの。 僕はまったく吟味されてない質問を思わず口にしてた。 この時間帯はお客さんはあまりこないのですか? ひどい質問だったが、言ってしまったからどうしようもない。 来店して20分ほどは経っただろうか。お客はいまだに僕一人。そして、目の前の彼女だけ。考えてみれば不思議な話だ。 「そうですね」彼女はくすっとわらって、やっぱり笑顔を崩さずに答える。「あんまりお客さんは来ないんですよ、というのも・・・・。」 お店の事情を教えてくれた。 この店は、オーナー会社が提案す

          コーヒーショップのSHE④

          コーヒーショップのSHE③

          ・・・・・。 沈黙に気づくほうが早かった。それから、焙煎機が止まっていたことに気付いた。 「あ、終わったみたい。失礼しますね」 そう言うと彼女は沈黙を乱さないよう、焙煎機の方へ歩いていった。 細い耳鳴りに似たような沈黙とともに、空気の弾力が戻ってきた。 燻された豆が彼女の手によってドラム缶からとりだされ、何か硬い紙袋に流し入れられているらしかった。僕の視線は、飲み終えたコーヒーカップより、少し左上にあった。 「大変、お待たせいたしました」 反射的にといっていいほ

          コーヒーショップのSHE③

          コーヒーショップのSHE②

          シュワンシュワンシュワン・・・ 火にかけられた小さなドラム缶が回転し続け、その中には彼女が選んでくれた生のコーヒー豆が入っている。 この絶え間ないノイズが、すこし空気を軽いものにしてくれていた。 その音を聞きながら、彼女はコーヒーを目の前で入れてくれる。 「コーヒーの入れ方はご存知ですよね」 本などで知った知識しかなく、実際見たことはないので、全く知らない生徒だと思って教えてくださいと言うと、彼女は笑った。 最初は、蒸らし。多めの涙くらいの量を、コーヒーの粉に注い

          コーヒーショップのSHE②

          コーヒーショップのSHE①

          僕が20代の頃の話。 かつて農道だったろう、狭くて交通量の多い道に面して、そのコーヒーショップはあった。古い住居がひしめく中、その真新しい小さい建築物は、一つのオアシスのように見えた。 正確に言うと、そのコーヒーショップは「喫茶店」ではなくて、コーヒー豆を焙煎して売っている店だった。 僕は、コーヒーを自分で入れるのが好きだったが、当時はコーヒー豆を入手するのが少しむつかしかった。なので、やや遠いが、散歩中にこのお店を見つけたときは小躍りしたものだ。 白いドアをと開けて

          コーヒーショップのSHE①