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遠距離恋愛ノススメ【限界】

1人の時間が持てなくなり、彼女ではなく、家政婦のような生活をするようになって半年。
元彼とは、些細な事で喧嘩をするようになりました。

今では、何が原因で喧嘩したのかも思い出せませんが、本当に些細で、私にしたらどうでもいい事だったのだと思います。

元彼は、無駄にプライドが高かったので、自分からは決して謝らず、いつも謝るのは私。
謝って許してもらっても、別の機会に喧嘩した際に、その時の喧嘩のことを持ち出して、いつまでもネチネチと言う所があり、この頃の私は、そんな態度にウンザリしていました。

そんな折、元彼のお母様が亡くなりました。
元彼の家は、少し複雑な家庭環境であり、両親は幼少期に離婚。
実母は再婚し、数駅離れた場所に再婚相手と住んでおり、実父は元彼の家から少し離れた場所に1人で住んでいました。

実父は、元彼の住む家を月に数回訪ねては、家の掃除をして帰って行くのですが、その際、2階にまで響く大声で、元彼を散々罵倒していました。
それは、私がいる時にも起こり、おかげで私は男性の怒鳴り声が苦手になりました。
何と言うか、気難しい人、なんでしょうかね。

実母は、異常なまでに息子LOVEな人でした。
実母が何でもやってしまうせいで、元彼は自分のこともまともに出来ない人間に育ってしまったんだなぁと、思ったほど。
悪い人ではありませんでしたが、私はどことなく苦手意識を持っていました。

そんな実母が亡くなり、再婚相手と後処理を巡って揉めたこともあり、私の精神的ストレスは限界に達していました。

なんで、この人と付き合ってるんだろう。

そう思い、明確に【別れたい】と考えるように。
しかし、元彼は別れようとはしてくれませんでした。
夜中に泣きながら電話で聞いたことがあります。

【どうして、私と別れてくれないの…?】
【〇〇(私の名前)のことが好きだからでしょ!】

その好きな人を、病むほど追い詰めている自覚もなかったようです。

そんな時でした、夫と、出会ったのは。
皮肉なことに、元彼から教えて貰った音ゲーがきっかけで、私は後の夫と出会うことになったのです。

その頃、既にメールやSkypeを通して、2人きりで夫とは連絡を取っており、元彼に対する愚痴も話していました。

夫は、私の話を否定することなく、ウンウンと相槌を打ちながら、話を聞いてくれました。
そんな夫の優しさに、気持ちが惹かれていくのに、そう時間はかかりませんでした。

しかし一方、夫はある【葛藤】を抱えていたのです。

次回、遠距離恋愛ノススメ【ルール】更新。


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