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深センの隣町、恵州市。

 仕事で、深センの隣町、恵州市へ来ています。この恵州、深センの5倍以上の面積(11,347㎢)と広い。その割に、市の中心区、恵城区には高鉄(新幹線)の駅がなく、移動には不便だ。深セン駅から惠州駅までの約90キロを仕方なく鈍行で90分近く移動。
 さらに駅から市内中心の会合場所まで、8.6㎞の移動にタクシーで1時間以上かけた。運転手曰く、恵州は、住宅が深セン、香港、東莞に比べて安いため、これらの都市で働いている人は、恵州に住宅を買うのだという。そのため、週末になると、各地の働き場所から帰る人で市内中心部は慢性的な渋滞不足ということ。この運転手さん、かつては、スイス系の工場で働いていたとのことで、何しろ、日本の車のファン、日本車(豊田、本田、日産)にベタぼれしていることなど色々話してくれた。恵州市は、LG、SAMSUNG等の韓国大手企業の目下だそうで、韓国人が非常に多いとのこと。確かに、街には韓国企業の看板が多い。
 深センからひとつ隣の町へ移動するだけでも、住宅家賃は1/4以下、物価もかなり割安の印象だ。なお、深センの平均賃金が2017年で8348元、恵州市が5908元と給与水準は、深センの約8割。生活費、特に家賃が低く抑えられるのだから、深セン、香港のベッドタウンとしては有力なのはよく分かる。最近は、香港から中国内陸に新幹線が通り、香港人の不動産投資も多くなっているとのこと。上述の通り、恵州は深センの面積の5倍以上でありながら人口は477万と深センの1/5といい、住みやすいのだろう。

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鈍行での電車内(週末は、深セン、东莞から広東省内の地方に異動する人でごった返し)

 追伸 翌朝街中を少し散策してみると深センほどではないが、街は程よく緑化されていて気持ち良かった。

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