その他の部位の導引

その他の部位の導引
 
顔の表面皮膚※
この導引法は、顔の色ツヤをよくするほか、消化機能のはたらきを促進する効果がありますから、食事の後適宜に行なうとよいでしょう。両手のひらを熱くなるまでこすり合わせてから、顔全体の皮膚を強く、くまなく摩擦します。
 
頭部※
この導引法は、毛根を刺激して毛髪の発育をうながしますから、ハゲの予防になります。
①    両手の指を軽く曲げて熊手状にし、額の上から後頭部までをハチマキ状に叩きます。
②    両手の指先で、頭部をつまむようにしてくまなくもみます。
③    両手を手刀にして、頭部をくまなく叩きます。
 
この導引法は任脈と督脈を繋ぐのにとても有効な方法です。本格的に仙道・神仙道・気功法をやる人にとって頸椎から頭頂までが一番難しいところですので、まんべんなく行って下さい。
また、力の加減が分かりにくい人は、プラスティック製の安いヘアブラシを買ってきて使うのも良いです。その場合も必ず額から後頭部までの順で行うようにして下さい。
 
後頸部※
両手のひらを首の後ろにあて、下から上肩のつけ根から後頭部へともみ上げます。上から下へもみ下げてはいけません。
 
咽喉部※
喉の導引を行なうと、日中に多量の唾液が湧き出ます。唾液は津液といって貴重な若返り薬ですから、できるだけためて飲むようにして下さい。なお、この方法は喋津法といって若返りの秘法とされています。喋津法については、服気法で再度、詳しく説明します。

 両手の親指の腹を、それぞれ耳の下の顎の両端にあて、喉仏の方向に三点、耳下腺、顎下腺、 舌下腺のところを順番に強く圧します。これを3~5回繰り返します。

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