人の心を詮索(せんさく)してしまうストレス

人間関係において、大きなストレスを感じる人と
特にストレスを感じない人の違いは何なのか。

わたしは、かなりストレスを感じやすいタイプと思ってまして
時々、うつ病になるんじゃないかと思うくらいに
1日中、ほかのことに集中できない状況になったりします。

そこで、わたし自身を分析して、何が人間関係のストレスなのかを
ここ数年考えてきたのですが、ある程度の答えにいきつきました。
それは【無駄に他人の心の中を詮索する】ということ。
これをしないようになれれば、すごく楽になるはず。。

ストレスを感じる原因の約30%は人間関係

人が感じるストレスの原因の約30%が人間関係なのだそうです。
そしてその内訳は、家族/家族以外が、ほぼ半分ずつ。
家族は親兄弟、義父母に親類。
そして家族以外は、学生だと友人がほぼ9割で
社会人の場合には、6割が上司、4割が同僚なのだそうです。

人間関係を原因とするストレス以外だと
金銭面や健康面の不安に、勉強や仕事の目標達成度などがあります。
金銭面については、収入を増やすとか消費を減らす。
勉強や仕事の目標達成に関しては、スケジュールを見直したり
誰かに助けを求めたりとか、ある程度、明確な対応策があります。
ただ人間関係の問題においては、自分自身だけでは
完全に消えて無くす、解決できないことがほとんどです。

「どうして、自分の気持ちをわかってくれないのだろう」とか
「なんで、何度、伝えても変わってくれないのだろう」とか。
どうすることもできない他人の問題点を
自分自身で解決しようとしてしまうことが更にストレスになります。

<感受性が高い>のか<自信が無い>のか

ひとよりも感受性が高いという方はいるものです。
わたしも、自分自身を分析した時に
周りの人の、ちょっとした表情の変化とか
言葉遣い、目線とかで、感情の起伏を感じることができて
すごく感受性が高いから、人間関係でストレスを感じると思ってました。
けれども、いろいろ調べていくうちに違うんじゃないかと気づいたのです。

違うと思ったポイントは、感受性が高いならば
その感情、気持ちを相手にいろいろと伝えていくことができるはず。
けれども、わたしの場合には、何も言えずに
ただただ自分自身の感覚だけで、自分の行動を変えているだけです。

なぜ自分の気持ち、感じたことを相手に伝えられないのか。
なぜ真正面から、周りの人に向き合うことができないのか。

それは、単に<自分自身に自信が無いから…>
だからまわりの人に、どう思われているのかばかり気にして
自分の考えや思いを素直に伝えられず
本来言いたいこと、やりたいことを制御してしまってるのではないかと。

<感受性が高い>だけだと思えるならば
わたしのケースとは違うので大丈夫です。
芸術関連では、感受性は重要な能力のひとつなのですから。
あなたは、自分自身について自信を持っていますか?

心の中にいる5人の自分

東邦大学医療センター 小山文彦教授の文献の中に
自分の中にいる『5人のわたし』がそれぞれ出てくることで
人間関係というものを構築していると言われています。

すべてにおいて厳格で責任感がある
愛情深く、心優しくおだやかで世話好き
論理的、合理的
自由奔放、利己主義、自己中心的
他人の目・評価を気にし過ぎ、自信が無い

この『5人のわたし』ですが、本来はそれぞれが
均等に成長し、平均して顔を出してくれれば
人間関係を問題なく構築し、良いコミュニケーションができるそうです。

ただし、ここでも問題になるのは
どんなに頑張って、自分の中にいる『5人のわたし』を
冷静に分析し、改善に取り組んだとしても
相手ありきの人間関係ですから、それだけでは解決できません。

相手に対する姿勢、考え方、気持ちの改善をして
『5人のわたし』を調整して対する準備を整えても
そこから最終段階として、自分の感情や気持ちを
正しく伝えるという行動をしなければならないのです。

う~ん…、わたし自身の状況を考えてみて
小山教授の言っていることが、わからないわけではないですが
問題解消に即効性を感じられないし
誰かのサポートでもないと、難しい気がしてしまう…。

人間関係問題のナンバーワン解消方法とは!?

では、人間関係のストレスをゼロにするための
最高、最良の解消方法とは、いったい何なのか。

それは、人間関係にストレスを感じない人間になること。

「・・・は・・・、何を言ってるんですか・・・」
ここまできて、あなたは何をわけのわからないことを。。。
と思ったかもしれませんが、これが最強解消法なのは間違いないのです。

じゃあ、どうやればいいのか。
自信が持てる自分になればいいのです。

じゃあ、どうやれば自分自身に自信が持てるのか。
どんな小さなことでもいいので、最後までやり遂げて
成果、結果を出す
ことを続けていきます。
それはやったという経験になり、成功体験となり
徐々に、自信の持てる自分が形成されていくのです。

自分に自信をつける時の注意点

さきほど、自信をつけるには、成果や結果を出して
成功体験を積み重ねていくと書きましたが
そこにも注意しなければいけない点があります。

それは瞬間的な成功とか、たまたまの成功だけで
もう自分最高~♪ みたいな自信をつけてはだめです。

なぜかと言えば、みなさんもおわかりかと思いますが
たまたまはそんなに続くものではないので
それがまた何かの拍子で上手くいかなくなったりしたら
一気に自信喪失・・・、また逆戻りしてしまうからです。

やり遂げること、成功体験は、本当に小さなことでいいのです。
<本を1冊読み切った><好きなマンガを全巻読み直した>
<毎日、大好きなコーヒーを1週間、丁寧に入れた>
<歯みがきを毎日3分間しっかりとやった>
<仕事前に、必ずテーブルの上を除菌シートで拭いた>

ちょっとずつ、小さな成果を繰り返していく
できた!やった!という経験を積み重ねていく。
まわりの人と比べるのではなくて、自分自身の強み
得意なことでいいので、好きを重ねていく

そうすることで、自分は自分。
自分というものを認識しなおして
他人は他人、自分は自分という自然な関係を保てるようになるのです。

成果、結果、成功体験を求めるうえで行うことは
肩に力を入れなくても自然にできること。
自分が好きなことをやればいいのです。
成果、結果に関しては、絶対に他人の評価を元にしないこと。

最初は難しく感じるかもしれませんが
大きな成功ではなくて、自分だけの小さな好きに注目してみてください。
もしくは、誰かにスゴイねと言われたことのあること
褒められたことのある部分から掘り下げてもいいかもしれません。

自分の長所とか、ちょっとした得意なことというのは
本当に何気なくやってしまっている、できてしまうことなので
結構、自分自身では気づかないものです。

仲の良い友人とか、家族とかに、自分の良いところとして
小さなことでいいので、いくつか教えて欲しいと頼むとか
そんなところから始めてみるのもありかと思います。

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そんなことを家族であっても恥ずかしくて聞けないとか
そもそも人付き合いが少ない・・・なんてわたしと同じような方は
無料ツールで『強み診断テスト』なるものがあるので
自分が気づかずに持っている長所を知れるので、やってみてください。

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自分の中に隠されていた、自分だけの強み5つを教えてくれます♪
なかなか面白い診断テストで、本来は自分に合ったお仕事探し用なのですが
かなりよくできていて、自己性格診断にも使われていますので
ぜひぜひ、この機会に試してみてください。

ちなみにわたし自身の診断結果で出た5つは
過去に周りの人に言われたことのあることが2つ。
言われた時には、そんな大したことない長所ではないと思いましたが
この診断テストで明確に示されたことで、なんだかそれだけで自信に!

残りの3つのポイントは、自分自身ではなんでもないと思ってましたが
説明・解説文を見ながらあらためて客観的に考えてみると
確かに世間では、それができなくて悩んでる人もいるし
その悩み解消のための本とかが出ていたりする。
要するに、自分自身では特に問題なく当たり前にできていることにも
他のひとから見たら、ひとつの長所が隠れていたりするってことです。

無料の『自己診断テストツール』に関しては
下記リンクから、簡単に別でご説明してますので、ご参考ください。

◆グッドポイント診断ツール

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