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『Rooms』shell102 artlabel.1

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区切られた部屋も、宇宙にまで広がる部屋も、 315mmx315mmの箱に込めた19人の作家による部屋「Rooms」。 コロナウィルスパンデミックにおける行動の規制で、私たちは「…
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記事一覧

「Rooms」展のアルバム

face bookのアルバムにリンクしています。 ぜひご覧くださいませ。 https://www.facebook.com/media/set/?vanity=Shell102gallery&set=a.907076433217929

『Rooms』 shell102 artlabel.1

区切られた部屋も、宇宙にまで広がる部屋も、 315mmx315mmの箱に込めた19人の作家による部屋「Rooms」。 コロナウィルスパンデミックにおける行動の規制で、私たちは「部屋」への意識がより顕在化しているように思えます。 また、行動の規制は逆に「つながり」を意識するものとなりました。 いくつもの部屋が集まった「Rooms」。 これももひとつの部屋です。 The inside and outside of the box are real. 19人の作家に315mm

石本光男の「Room」

石本光男の「Room」 「集合」2021 「イメージの断片を集めて合わせて箱に詰めました」 ¥55000 木にアクリル絵の具 315×315×50ミリ 小屋、トタンをテーマに多くの作品を描いている石本光男の部屋 やはりトタンの集合でした。 石本 光男 Mitsuo Ishimoto /画家 https://www.instagram.com/jirokobun/ http://atelier-sou.com/m-ishimoto/ 1960 奈良県に生まれる 1986

市川晋二の「Room」

市川晋二の「Room」 My Favorite Rooms VOX 私は作家ではないので作風などはありません。 写真、イラスト、デザイン、レコードジャケット。 「私の好きな部屋」をテーマに、 思いつくまま300×300mmの中に幾つか作ってみました。 それらを「VOX」にした、 今の私の「箱詰め」です。 写真、イラスト、グラフィックデザインなど 箱の中に300×300mmの作品が3mm厚のハレパネに貼って12枚入ってます。 ¥25300/VOX ¥3000/1パネル

梅村昇史の「Room」

梅村昇史の「Room」 ヒストリー・オブ・ルームNo.128 128号室のことは誰も知らない。 しかし128号室には考察すべき事実がある。 それをテーマに、フル段ボールによるレリーフで作品化するも、 未だ128号室の事はわかりません。 段ボール紙、アクリル絵具 315×315×50 ¥12800円 レコード王国の王子 雲の絨毯から レコード王国を見守る王子 雨もコロナも全てのことを 128号室のことは誰も知らないけれど 128号室は全てを知っている王子さま。 梅村昇史

河本蓮大朗の「Room」

河本蓮大朗の「Room」 Painting#03 糸を織り込んでいくようにタッチを重ねていく。 織物の概念や工程は私の思考の中心になっている。 絵を描く行為にもその思考の癖が反映され画面に広がっている。 ¥27,500 キャンバスにアクリル絵具 315×315×50ミリ 布は裂き染色をして織る 
工程が思考となって続けられていました。 河本蓮大朗 rentaro kawamoto /アーティスト・染織家 織物の制作を中心に、染織独自の質感や色彩と、素材が持つ背景やストー

小林 敦の「Room」

小林 敦の「Room」 SLIT 組み立て式玩具として開発したSLITですが、 これは私にとって空間構造のモデル、 いいかえれば、 かたちをつくるためのしくみのモデルでもあります。 ¥10000 硬質ビニルシート 315×315×50ミリ 24のパターンから作られる形は永遠か? 大きくもなり小さくもなる形のしくみ。 小林 敦 atsushi kobayashi /建築家 https://www.instagram.com/atsushi.kobayashi/ https

徳永雅之の「Room」

徳永雅之の「Room」 drawing_rooms_02 私は普段、エアブラシを使ってペインティングやドローイングの作品を描きますが、このrooms展では少し異なったアプローチを試みました。 エアブラシの作品では絵の具の粒子の集積で光や空間を描きますが、今回は鉛筆の線を重ねることで生まれるモノクロームの世界を描きました。 手軽な鉛筆で描きますから、作業場としてのアトリエではなく、 居間で猫に邪魔されながら「部屋」での制作です。 飛沫から肺を守るための防じんマスクを装着しての

塙 雅夫の「Room」

塙 雅夫の「Room」 Stanza delle Peonie  意味はイタリア語で「シャクヤクの部屋」 壁画家でもある私は部屋の壁に原寸で描くことをイメージしながらこの小品を制作していました。 「壁の天高は3m超えるかな。大きめの脚立が必要だ。 猫はちょっと邪魔だな… 」 ¥100000 ボードに油彩 315×315×50ミリ 大きな大きな壁画を描く塙さんにとっては とっても小さな部屋の壁画。 小さくても大きくても塙さんの精密さにはぶったまげます。 最初ソファには愛猫ハ

野村直子の「Room」

野村直子の「Room」 白い祝祭の仮面 一年に一度白い祝祭がやって来る。 364日間箱に入れられて、 仮面は眠っているけれど、 その日だけは眩い空を見上げることが出来るのです。 実際に仮面として装着可能。 ¥44000 石粉粘土・布など 315×660(1700)×50ミリ 私は布丁番(蝶番)をつけて蓋を繋ぎました。まさに蝶々結びで。 私は仮面を作りました。もちろん実際に装着可能です。蓋の裏にはウイッグのようなものをセットしました。(野村直子) 野村直子 naoko n

原 知恵子の「Room」

原 知恵子の「Room」 甘い記憶 辿り着いた新しい部屋に ゆっくりと横たわり 真四角の窓から見える記憶の断片を レジンで閉じ込めました。 ¥33000 キャンバス・レジン 315×315×50ミリ 個別に飾ることもできます(150×150ミリ) 原知恵子 chieko hara / アーティスト・墨画家・イラストレーター https://www.chienoix.com/ 1996年イラストレーターとして独立。広告、エディトリアル、パッケージ、幅広くイラストレーション制

半谷 学の「Room」

半谷 学の「Room」 やさしみ めぐりあいをいざなうしあわせの花 ¥27,500(売約済み) 麻製ロープ廃材、再生古紙、顔料、アクリルメディウム 200×200ミリ 長年使われてきた麻紐を一本一本にほどき、染色をして形を作る。 その流れは私たちの中を通ってまた自然に戻っていく行為をに手を添えて導いているように見えます。 タイトル「やさしみ」の通り、優しさが滲み出る。 半谷 学 manabu hanngai  /美術家 http://www.hangais.com/ar

スズキマリヤの「Room」

スズキマリヤの「Room」 あふれる コロナ禍という特殊な時代に経験したわたしの「部屋」。 その部屋でわたしの思考は時間を追うごとにどんどん内側へ。 そしてわたしはふくらんで、連続し、 あふれかえり。 わたしでいっぱいになった部屋の中で、部屋の外にいる誰かを今まで以上に求めている自分を見つける。 空をみては、 その誰かも同じ空を見てるかもしれないとおもう。 ¥20,000(売約済み) アクリル絵具、トレーシングペーパー、ペン 315×315×50ミリ 同じ空の下にいること

宗政 浩二の「Room」

宗政 浩二の「Room」 それぞれ それぞれは部屋の中でまわり、 それぞれの中で部屋はまわる。 ¥80000 モーター、木、おはじき 315×315×50ミリ おはじきの音が響きます。 どこかなつかしいか動きと音。 いつも回っている。 時も地球も作品も 回っています。 宗政浩二 koji munemasa / 現代美術作家 http://www.mwadhie.com/ 1986年 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業 現代美術作家の活動 個展 2014年 『同じも