マークの大冒険 フランス革命編 | 最後の戦いの始まり
父の書斎には、ありとあらゆる本があった。いわゆる、ミニ図書館だった。最初は、天文学に興味があった。この書斎で天文学の本を開き、宇宙の神秘に思いを馳せると、いつも不思議な心地がしていた。父の書斎で、使い終わったカレンダーの裏紙に星座の図を一緒に描いたことを今でもよく覚えている。
その後も父の書斎に勝手に立ち入っては、鉱物、化石、美術、歴史、民族、仮面、映像、医学、言語、童話など、あらゆるジャンルの本を手にとっては読み漁っていた。少し読み疲れると父の机の上に置いてある地球儀をぐ