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生きづらかったのは罪悪感のせいだった話

あなたは普段「生きづらいな」と感じることはありますか?もしくは「上手くいかないのは自分のせいかも知れない」「なんて自分はバカなんだろう」と自己否定して疲れてしまったことはありませんか?

もしかしたらそれは、罪悪感のせいかも知れません。

わたしは『罪悪感がなくなる本』という書籍を読んで、自分の中に潜んでいた罪悪感とその出所を知ることができました。

今回は罪悪感についてお話ししたいと思います。
この文章を通して、生きづらいと感じている方が何かに気づくきっかけになると嬉しいです。

なんだか分からないけど生きづらかった

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いつからだったか、自分が「生きづらいな」と思うことが増えました。
家族や友人の機嫌が悪そうな気がすると、「わたしが悪いのかな」と思ってしまうのです。

例えば友人とレストランに行ったとします。久しぶりに再会したことに嬉しく、お互い話したかったことが溜まっていたので会話も弾みます。
わたしが予め予約していたお店に入り、席に着きます。メニューを広げて、わたしは予約する時に目星を付けていたパスタに決めました。そこで友人はメニューを見ながらため息をついたとします。するとこう思ってしまうのです。

わたしがこの店に決めたから、機嫌を損ねちゃったのかな・・・
ちゃんと友人に相談してから店を決めるべきだったかも知れない
どうしていつも自分勝手に行動してしまうのだろう

こんな風に、相手の一つの仕草に対して、不安や自己否定の言葉が浮かんでくるのです。

冷静に考えれば、自分が悪くない場合もあり得ます。友人は別のことを考えてため息をついただけかも知れないし、つい癖でついてしまったり、無意識にため息をついたかも知れません。あるいは、わたしに話さないだけで、わたしとは関係のない悩みを抱えていて、思い出してしまっただけかも知れません。

考えたところで何も分からないのですが、こうした相手の仕草が気になってしまうことがよくあります。

その範囲は広がっていき、恋人や知人、そして電車やカフェで隣り合わせた人にまで「わたしが悪いのかな」「何か迷惑をかけているのかな」と不安になる癖がついてしまいました。

知らない人にまで気を使うのはおかしいですよね。わかってはいるのに、心のもう半分ではなんだか申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

手渡された本

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ある時、恋人に手渡された本が『罪悪感がなくなる本』でした。彼に「わたしのせいかな?」と聞くことがよくあったのですが、ほとんどがわたしの勘違いだったことがあり、心配してくれたのでしょう。

でもなぜかすぐには読みませんでした。なんだか、「罪悪感がなくなる」という状態が不安だったのかも知れません。自分が自分でなくなってしまうような・・・

月日が経ち、本棚にこの本があることに気がついて、ふとなんとなく読んでみました。カバンに入れて道中にも読むようになり、気がついたら熟読していました。

そして、罪悪感には7種類あること、そしてわたしに当てはまる罪悪感は「親から受け継いだ罪悪感」かも知れないことがわかりました。

親から受け継いだ罪悪感

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わたしの母はいつも「自分のようになって欲しくない」という罪悪感のような気持ちがあり、家事や子育てにおいて手を抜いたことがありませんでした。

だから母はよくため息をつきました。こんなに尽くしているのに、誰も感謝してくれない、とさえ言う時もありました。

その度に「なんで気付いてあげれなかったんだろう」「自分が無神経だからそこまで追い詰めてしまうのかも知れない」と落ち込みました。母のため息が聞こえてくるだけで、胃をぎゅっと掴まれたような不安が押し寄せました。

本を読んで「親から受け継いだ罪悪感」について読むうちに、「これかも知れない!」と膝を打ちました。そして、罪悪感の正体が見えてきただけで、少し肩の荷がおりました。

罪悪感は新たな罪悪感を生む

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なぜ親の罪悪感を受け継いでしまったかと言うと、罪悪感は新たな罪悪感を生むからです。

わたしの例でいうと、母には母なりの罪悪感があり、「尽くしている」というスタンスで子育てや家事を行なっていました。わたしはそれを知らなかったので、当たり前だと思ってしまい、感謝できないことが多々ありました。

母からしてみたら、尽くしているのに感謝してくれないので悲しく、歯がゆい気がしたのでしょう。やけになって「わたしが全部悪いんだ」と怒り出すこともありました。

そんな状況が続くと、母の罪悪感が浸透して、「わたしが悪いんだ」と鏡写しのように考えるようになっていたのです。

生きづらいあなたにおすすめする本

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わたしの個人的な体験でしたが、もし「罪悪感」について少しでも知って、何かのヒントになってくれたら嬉しいです。

生きづらいなと感じている方や、拭えない罪悪感に苦しんでいる方は、ぜひ『罪悪感がなくなる本』を読んでみて欲しいです。

この本については、ブログで詳しく紹介しています。この本を読んで思わず泣いてしまったエピソードについても触れているので、気になる方はクリックしてください。

罪悪感に悩むあなたにおすすめしたい本『罪悪感がなくなる本』

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