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会社勤めが辛かったわたしのHSPあるある

はじめに

会社勤めに向いていないと気がつくのに3年かかってしまいました。


薄々気が付いていたけれど「それは甘えなのではないか」「その程度の辛さはみんな我慢しているのではないか」など自己否定を繰り返し、自分自身の心の声を押し殺していました。


ある時に見かけたツイートで「HSP」という気質を知り、長年悩んでいた「生きづらさ」の原因を突き止めることができました。

この記事をお読みの方の中には「会社勤めが辛くて耐えられない」「今の仕事が合っていないのかも知れない」というような悩みを持っていてここに辿りついた方もいるでしょう。

そのような方々に向けて、わたし自身が感じていた会社勤めで感じるHSP的特徴についてお話しします。


今回のあるあるでは通勤から始まります。(HSPにとっては電車に乗ることも結構苦痛だったりします・・)

一つでも特徴に共感できた方は、ぜひ最後までお読みください。

通勤時のあるある

・電車に機嫌の悪そうな人を発見するとつい「自分のせいではないか」と考えがよぎり苦しくなる
・荷物や肩が不意にぶつかった相手からぶつけられると仕返しをされた気がして落ち込む
・不意にぶつかった相手に注意や文句を言われると「自分はなんてダメな人間なんだ」と自己嫌悪に陥る
・読書などに没頭してしまい、周りの音が聞こえず降り過ごしてしまう

高校生から約10年間電車で通学・通勤をしてきましたが、よく10年も続けられたなと我ながら驚きます。
高校時代、電車の中で試験勉強対策などしたものですが、満員電車のサラリーマンの殺気を薄々感じていました。

社会人になってみると、サラリーマンが車内で殺気だってしまう気持ちを共感できるようにはなりました。
フレックス制を採用してる職場もあるけれど、出勤時間が決まっている職場もあります。
片道2時間かけて通勤する人もいれば、前日遅くまで残業していていつも通り出勤する人もいます。
そうした様々な事情があって苛立ってしまうのも仕方のないことです。

とはいえ、共感できるからといって電車通勤が楽になるわけではないです。
理解できることが余計に苦痛に思える時もあります。


例えばある雨の日、通勤に乗った電車が満員電車でした。
雨に濡れた傘が前に座っていた初老の男性に当たってしまいました。
申し訳ないなと思いつつ、ぶつかってしまうことが仕方のないほど混んでいたので
気づかないふりをしてしまいました。


今となっては一言すみませんといえばよかったと思うのですが、混雑した状況で落ち着かず、できませんでした。
すると男性は誰もが振り返るような大声で「濡れた傘が当たったんだよ」と怒鳴り始めました。
わたしはすみませんと謝り脇目も振らずに車両を離れて乗り換えました。

その日は一日中気分が落ち込み、
些細な出来事でさえ「自分ができの悪い人間だからダメなんだ」と責めてしまいました。

この出来事がトラウマになったとは言いませんが、こうした可能性が電車には潜んでいるということがよくわかりました。
これまで自分が電車通勤にストレスを感じていた理由は、他人の気分を感じやすく、ひょっとしたら自分がきっかけで怒鳴られるのではないかとそんな気がするからです。

オフィスでのあるある

・アドリブが苦手なので上司が向かってくると緊張してしまう
・複数人でのミーティングでは発言するタイミングが分からず黙ってしまう
・作業中に別件の依頼を頼まれると混乱する
・相手の顔色を伺うあまり聞きたいことが聞けない
・ランチはなるべく一人で取りたい
・チャットなど文面でのやり取りで相手の機嫌を伺ってしまう

わたしはお客様先に出向していたので、職場はお客様のオフィスでした。
社内からも複数人出向していたのですが、デスクの近くにお客様が在籍している状況でした。
ある意味お客様も身内のように接してくれることもありましたが、やはりある一定ラインは存在しており緊張感もありました。

そうした状況で、日常の些細な場面でも気を使ってしまうことが多かったです。
例えばオフィスで上司やお客様とすれ違う時、エレベーターが同じになった時、緊張してしまいます。


深く考えずに世間話をすることが苦手なので、挨拶のみになってしまうことばかりでした。
気を使って話しかけていただいても、後になってうまく切り返せなかったことで自分を責めることもありました。

また複数人で話をすることが苦手なので、ミーティングなどでの発言もなかなか出来ませんでした。


自分に立場があれば否応無く発言しなければならなかったかもしれませんが
職場で最も若手でもあったので、なかなか発言できるように切り込むことができませんでした。

飲み会でのあるある

・飲み会などで芸を振られると期待に応えなければならない気がして断れず頑張ってしまう
・頑張った結果、本来とは違った自分をさらけ出してしまったことに気がつき翌日になって落ち込む

以前勤めていた会社はあまり飲み会を強制されることはありませんでしたが、やはり参加しないと申し訳ないし、今後の付き合いにも影響がある気がしたので参加していました。

新卒最初の飲み会は歓迎会だったのですが、「新入社員は一人一つ芸をお願いね」と部長から頼まれました。これまでサークルでも芸をしたことがなかったので、何をしたらいいのか分かりませんでした。

人前で何かをするのは恥ずかしいし、かといって自分だけ何もしないのも恥ずかしい気がしました。

当日は用意した謎かけをしたところ、想像以上にウケました。「次回もよろしくね!」と言われ、期待されて嬉しいような、荷が重いような気分になりました。

その年の忘年会でも、「あの子面白いよ〜」みたいに上司の間で期待が高まり、謎かけをしてその場の空気を盛り上げました。

今となっては最初から断るか流すかしていればよかったのですが、自分にとってメリットがなくても期待されると答えないといけない気がして、本来の自分とは違った自分を演じてしまうことがありました。

終わりに

このような理由から、「会社員が向いてないな」と思うようになり、退職に至りました。こんな理由で会社員辞めるなよ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、自分らしくいるという点では辞めてよかったと思っています。

もしわたしと同じように「会社員向いてないかも」と思っている方がいらっしゃったら、考え直すきっかけになってくれると嬉しいです。

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ではまた!

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