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アナザーラウンド(原題: DRUK) 雑多感想ツイートまとめ 211010

記録用
引用形式のものは自分のTwitterから それ以外はあちこちにメモしたもの

パンフレット

マッツミケルセンの顔骨立居振る舞い演技と、画面構成の美しさにやられて言語がプッツンした挙句情緒が暴走しておしまいになってましたが、殴り書きメモした感想を供養する、感想ともなんとも言えない羅列だけど…(パンフ買った)

6月、静かで優しくて冷たくて明るくて生徒は卒業間近、デンマークで一番良い季節に、破滅的に酒を飲み続ける冴えなくて陰気で真面目で危ういマッツミケルセンの演技が本当に無理だった、演技力が凄まじすぎて、ああこの人生きてるんだ…と当たり前の感想を抱いた、酒を煽り続けるマッツミケルセン…

デンマークで生まれ育ち15歳かそこらで酒を飲み始め飲み続けデンマークから出ない、そんな人生を送ってなければきっと根本のところは何も共感も理解もできないんだろうなっていう土着の映画だった、それでも共鳴したし観ている間はデンマーク人のような気持ちだった、2時間違う人生を生きた、

映画館で映画を見るのはこういうことだったんだなという感じだった。宣言明けたし映画をたくさん映画館で見たい。観終わったあとのふわふわとしていま自分が生きてる世界や自己の存在がよく掴めなくなる不思議な浮遊感と、言語化できないぐちゃぐちゃの情緒とをいっぺんに体験できる映画だった

外国映画で、土着の文化や思想に根付いた静かな物語を観たあとはいつもこういう感覚になる、疲労もすごいんだけどそんな映画が好きだな

内容としては物語自体はたぶんありふれたものでストーリーが真新しいわけではなかったけれども、こういう人間讃歌嫌いじゃなかったし、マッツミケルセンの演技と踊りはスクリーンで観てよかったと思えるものだった、あとデンマークに行ってみたくなった、観光旅行じゃなくて静かな一人旅として

ポスターほど明るい映画じゃなく、最初からずっと胸の奥を掴まれているような危うさと陰鬱さがあり、それでも生きるってそういうことだよな、とそのビターさが少しだけわかるくらいには歳を重ねたなと思ったりした、本国版ポスターは多分これだと思う、原題はDRUK(大酒を飲む/暴飲)

掘り返せなくなったツイートと感想メモがどこかにあるはず(泣)見つけたら追記する。
またこういう映画を見たいな。 終わり


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