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JILL-PRINCE 加入について (前編)

① はじめに

これまでの各名義でも何か動きのある時には必ずこういうメモを書いてきたので、今回もきちんと記そうと思いましたが、タイミング的なそれもあっていつもより特別長くなったので、これを機会に note を使ってみることにしました。

興味のある人は全部読んでくれたら嬉しいけど、長文読むのは苦手!という方は 後編 の まとめ を読んでね。

今回の JILL-PRINCE (以下ジルプリ)加入については、各方面で本当に驚かれた事と思いますので、特に既存のフォロワーさんが気になるだろうポイントを中心に書いていきますね。

② 私とジルプリとの関わりについて

まだAIDEが動いていた頃と活動時期は被っていたものの、対バン実績も直接の面識もありませんでした。

なので、前から私の事をよく知る人ほど「一体どこから!?」となったことと思いますが、きっかけは6月にHAL名義でベースサポートした『故ニ語ル』のMUSEでした。

その日たまたまVo.のたかひろ君が見に来ていて私の事を知り、年内のジルプリ再始動を考えていたタイミングで「アズルマ -解放完了-」のお知らせが出たため、HALの方へ連絡をしてきてくれました。
そこから簡単にスタジオに入ったり、今後の運営方針を話したりして、お話がまとまった形です。

③ ジルプリを選んだ理由

各方面の方は重々承知の通りだと思いますが、アズルマ完了以後、短期間で東阪の各バンドさんから相当数のお誘いを頂戴していました。

その上で決め手になったポイントですが、1番は『私が今までやっていないこと』です。

それを踏まえて要点を書き出すと、

【ジルプリの音楽性と見た目】
⇒ サポートを含めても、今までの各バンドは基本的にハード〜ヘヴィ〜シリアスなものの比重が高め。ジャニーズに影響を受けた音楽性が主軸で、明るさが前面に出ているジルプリは通っていないタイプでした。

また各名義で男女色んなメイクを試して来ましたが、自分自身1番しっくり来るのはいわゆるキラ盤側のメイクだったので、その辺りの違和感がなかったことも大きいです。

【バンドとしての運営プランやスタンス】
⇒ V系は音楽だけでなく、見た目で表現が出来るのが強みのジャンルだと思っていますが、実際にバンド活動をしてみると、どうしても "ただ楽曲を作ってライブ本数をこなす" というルーティンワークに陥りがちです。

その点、ジルプリは目的意識なくライブ本数は増やさず、YouTubeなどライブ以外の発表の場も設けていく方針ということで、現状の発表スケジュールの通り本数的にはライブは多くありません。私自身「ライブは数!」とは思っていないので共感できるところでした。

大きな柱としてはこの2つでしょうか。

でも、それ以上に決め手となったのは、たかひろ君の「ジルプリとしては "掛け持ち" で大丈夫ですし、まずは一回制作を一緒にやってみましょう!やらないと分からないこともあるので!」という言葉でした。

その言葉を持ち帰ってじっくり考えてみたのですが、私は以前から、これからの時代のバンド活動はジャンルに関係なく、『まずバンドありき』ではなく『メンバーがいるからバンドがある。バンドはメンバーを活かし、メンバーはバンドを活かす』という形の方が相応しいと考えていて、『セッション』という文化があるV系だからこそ、"一個のバンド" に囚われるのでなく、色んな形でその場その場に集まったメンバーと面白いことを出来るやり方 を模索するつもりでした。

特に『バンドが終わる⇒メンバーの名義=存在 まで一緒に終わる』という悲しさは、もし私がファンとしてアーティストを応援している立場だとしたらこんなに辛いことはないな、と。
「四葉」という名義を変えなかったのも、アズルマは -完了- しても四葉としては立ち続け、そんな悲しさを少しでも払拭したいという気持ちがあったからなのですが(以前も twitter に書きましたが HAL は世を忍ぶ仮の姿)。

とは言うものの、実際に『バンドに所属する』となった時、バンド自体の方針との兼ね合いは絶対にあるので、現状で言えば GAM!さんのサポートワークや、"自分自身" が本当にやりたい創作 を蔑ろにせざるを得ない選択はお互いのためにならないな と考えていて。

その点ジルプリは、Gt.の haruto君も『浮気者』というバンドと既に掛け持ちで活動しており、双方納得出来ていたことから心配はありませんでした。

また、もう一点!ここは本当に重要な部分なのですが、
私、実は まったく初対面の人と本バンドを組む という経験がこれまでの音楽活動の中で一度もなくて。

いつも何人かのメンバーは既に友達の状態からバンドがスタートしてきたのですが、ジルプリは完全に全員はじめましてからのスタートだったので正直めちゃくちゃのめちゃくちゃ不安でした。笑

でも、たかひろ君が言うように、実際の制作活動やライブをこなしてみないとバンドの活動は見えてこないものが本当にたくさんあるのも事実。

「まずは軽い気持ちで、お試しで一緒にやりましょう!」と言ってくれたのですが、アー写にメンバーとして写る以上は責任も発生してきます。

そして、悩んだ結果提示させてもらったのが
「とりあえず最初は半年間の試用期間を設けさせてください! お互いの人間性やバンドに対する価値観・考え方はその間にわかりますし、もし実際にやってから、違うとなった時に『やっぱり辞めます!』の一言で、その間に応援してくれたお客さん達を裏切る事はしたくないですし、誰にとっても分かりやすい区切りとなる目安を設定したいです」という回答でした。

これを受け入れてくれたので今回のジルプリ再始動メンバーとして私も参加することとなりました。

以上がアー写公開と共に書かせてもらった 「まずは半年間、一緒に遊びましょう🍀」という言葉の意味です。

本メンバーとして参加するからには全力で挑戦していくつもりですが、いずれにしてもまずは半年間、大体20年6月くらいまで。

それから先の未来がどうなるかについてはその間にはっきりすると思いますが、まずは目の前のその区切りまでを、ジルプリを見に来てくださる皆さんも、以前から私の各名義を応援してくださっている方々も全力で楽しみましょう!

④ ジルプリの再始動という形について

前述の通り、「バンドが終わる=名義が終わる」 ことについては私自身とても悲観的で、よくある「バンドが駄目になったらリセットして再スタート」というやり方は私個人としては懐疑的です。
故に、無期限活動休止を称えた AIDE は時期が来ればまた遊べる場所として、祥子アカウント も存続させているわけですが、ジルプリについても、同じく 無期限活動休止からの復活 ということで共感できる部分は多いにありました。

楽曲はそのバンドの資産なので、それまで愛してもらった曲をまたライブでお届けできる、というのはそのバンドを応援してきた人にとっても嬉しいことだと思います。

ですが、haruto君も私も、後からの加入組にとって1番不安なのは、今までの形のジルプリが好きだった人に受け入れてもらえるかどうか、という部分です。
私も好きなバンドのメンバーの脱退や加入という部分はとても神経質になってしまうタイプで、バンドはその形・そのメンバーだからこそ意義がある部分はあると思っています。

勿論、やる以上はきっちり制作もライブもやっていきますので、これまでのジルプリが好きだった皆さんにも「新しいジルプリも悪くないね」と思ってもらえることを願っています。

余談ながら、今回のアー写・コンセプトにおいて「学生服」さらには私の「女形」という AIDE を想起させるものがありましたが、この点についてはプロデュースした たかひろ君の想いの部分なので私から語ることはありません。

正直自分が一番びっくりしてるんだよ、うん。
本バンドの 2/3 で女子制服着てアー写撮るとは思わないよね?

さてさて、区切りが良いので 前編は一旦ここまでとします!

後編は こちら

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