雑記|社会人2年やってみて、「語れるもの」を持っててよかったこと。

新型コロナの感染拡大で世間が日に日に騒がしくなる中、今週末も家に引きこもっているので年度末の反省をやろうと思っていた。


来週には新卒が入ってきて、自分は3年目になる。

3年目というと、周りから「3年我慢しろ」とか「3年以内に進退決めろ」とか好き勝手言われる節目の年。

2年目の後半は色々と悩むことも多かったものの、この業界を変えたい!こうしたら変わるんじゃないか!とか挑戦的な、生意気なことを思って行動を起こすこともできたし、色々本気になって聞いて回った結果やっぱり難しくて折れかけたり、それで今までと違う質の仕事の面白みなんかも感じたりして頑張れている。

学生の時必死にやってきたことが仕事と意味のある結びつきを成してきて、さらに活かせる形になりかけている。あと、仕事それ自体が面白いと思う。


正直「圧倒的に活躍!」なんてできていないが、多分40年以上続く社会人人生のほんの2年をかじってみて、感じたことがある。

それは、「超ベテラン社会人の先輩にも語れるくらいの『何か』を持っておくこと」が、めちゃくちゃ大事だ、ということ。

筋トレでも文学でも化学でもアイドルでもいいから、とにかくこれだけは語れるということを持っておくことだ。


理由の1つ目は「守備範囲外の分野の理解の早さ」。

社会人になったら、マナーも習慣も知識も、10年とか、ましてや40年とか社会の荒波を乗りこなしてきた先輩にはまず最初は絶対叶わない。

私は経済学部でもなかったから、そもそも「会社」ってなんだ?から始まった。ちょっとは知っているつもりだったけど、経済の授業も簿記も取りはしたけど、実際社会人になってみたら全然理解できていないことばかりだった。1年目の春、相手に胸を張って語れることはスケートと社会学、特にジェンダー×労働の分野、あとオタクくらい(沼の底の民からすると私はきっと超浅いので、ちょっと気が引ける)。

でも経済とか会社のルールとかも、何か語れるものを持っておくとそこにとにかく紐づけることができれば理解がめちゃくちゃ進んだ。(ヘタリア→世界史のオタクはとにかく世界ニュースの背景理解が早い、と勝手に思っている)紐づけられたらこっちの勝ちだと思う。


理由のもう一つは、「新しい気づきを与え合えたり、話が深まる」こと。

大先輩の社会人がまだ知らなかったり、近しい分野で話せる人を求めている場合、「何か語れる」ことはとても自分にも相手にとっても良いことだ。例えば経済に詳しい人でも、教育とかに詳しくなかったりする。それで例えば地方の受験生がどのくらいお金をかけているか知ったりすると、その人の中で教育の問題と経済の問題が結びついて新しい気づきが生まれるかもしれない。

マウンティングしあうことは不毛だが、お互い粒度が同じ話ができるといろんな化学反応が生まれる。多分その道のプロが別の道のプロとつるむ楽しさもきっとここにあるんじゃないだろうか。全然プロとか言うレベルじゃないけど。


「何か語れる」ということは、そのテーマについて自分が自信を持って事実や、数字や、傾向が話せるということで、だからこそこの後どうなりそうか、どうなっていくのがいいと思うか、意見が持てるということだ。


当然社会人は忙しいし興味も人それぞれだから、どんなに一分野に特化していても話すまで至らないこともあるが、それでも「自分はこれなら語れる」というテーマを1つでも持っておくことは、未熟な社会人の時なんかは特に大事だとこの丸2年でますます強く感じた。何か深掘りしたことがある人は、他の分野にも同じくらい極めている人への敬意が持てたり、どんな風に極めればいいのか想像がつきやすい。

得することはたくさんあっても損することは絶対にない。


内定が決まって、入社までに何をしたらいいかわからないと聞いてくる後輩には、そんなわけで「何か語れるものを1つ見つけて極めるのがいいと思うよ!」と言うようにしている。

でもいつまでも同じ分野にしがみついていては進歩がないので、やっぱり目指すはT字型よりもπ字型人間。3年目はいよいよ他にしっかりした柱を作っていかないとなあ、、、


今日は3月最後の土曜日。来週には新卒が入ってくる。

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