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「仕事を辞めて後悔しませんでしたか?」4年間のひつじと同じ事を言うクライアントさんの話

インスタにも同じテーマの文章を投稿しましたが、文字数が贅沢に使えるnoteではもっと込み入った話をしていこうと思います。インスタを読んだ方は【note限定】の欄からご覧ください。






昔話をします。
4年前の2月。


当時救急隊として
働いていたひつじは
キャリアに悩んでおりました。



 なりたくてなった救急隊だけども
実際に仕事にしてみると
外からは見えない
救急隊の葛藤が見えたり
そもそも自分には他に
”やりたい事”があるんじゃないか?
なんて思ったりする。 



せっかく救急隊になって
社会的地位も収入も安定した
人生が送れるのにねえ。
我ながら贅沢な悩みです。


しかし実際悩んでいるのだから 仕方がない。
うーん、どうしたものか。

大体周囲に相談すると返ってくるのは
「救急隊になれたのに 辞めるなんて勿体無い。」
なんて類の意見。
その通り。
もったいないのですよね。

だからモヤモヤしながらも
救急隊を続けていたのですが、、、、
モヤモヤを抱えて数ヶ月。

とある出会いが私の考え方を
大きく変えることになりました。


ゲストハウスの旅人





当時たまたま訪れた鎌倉のゲストハウス。
チェックインを済ませて
ラウンジでくつろいでいると
その出会いが訪れました。


30手前くらいの男性。
たまたま彼がカウンターの
隣の席に座ってくれたのが幸運でした。

何やら聞いていると海外諸国を
3か月ほど巡ってきた帰りなのだとか。
ちょっとお話を詳しく聞きたい。

思い切って声をかけると快く
お話を聞かせてくれました。
どうやら彼の職業は路上歌手。
前職は東京で営業マンを していたとのこと。
うーん、、、? 何者なんだ?


収入が途切れる恐怖



「東京で営業をしていて 体を壊したのよね」


彼は語ります。 



その会社で1位2位を争う
敏腕営業マンだった彼は
頑張りすぎて体の失調から
1年間動けなくなってしまったそうです。
 流石にそれほど体を崩していると感じるのだそうです。

「もうこのまま死ぬのかもしれない。」

死を目前にすると
やり残した事がふと想起されます。
ずっと憧れていた
「歌を歌いながら世界を旅する」
ができていない、、、。


地に足のつかない
ファンタジーのような夢なものだから
ずっと後回しにしてきたけど
もう死ぬならキャリアとか気にしなくて良い。
やろう。


思い立ってからの行動は早いタイプだそうで
旅をしながら寿命を迎える
くらいのつもりで旅に出たそうです。

実際に旅に出てみると
なんでか体調はどんどん良くなり
(きっと心因性だったのだと)

路上アーティストに寛容な国では
歌っているだけで収入が賄えてしまう。
気付けば心身ともに健康になって
日本に帰ってこれてしまったのだそうな。


それからは東京でカフェを立ち上げ
たまに海外に行っては歌ったりする生活を
送っているのだそうな。すげー。

24歳ひつじ。
打ち震えました。

ただ、ふと疑問が湧きます。


「あのう、、、安定した収入が
途切れるって怖くないですか、、、?」
「会社に戻らないって怖くないですか?」


今の自分に必要な安定は何か





彼の答えはこうです。


「いや、怖いよ笑」


怖いんかい。
心の中で突っ込んでしまった。
ずっこけているひつじの心中に
気づかない彼は続けます。


「怖いんだけどね。
でも健康が途切れる方が怖いよね。」


「ひつじ君の仕事では収入は
安定しているかもしれないが
心はどうだろう?
安定しているだろうか?
モヤモヤしながらずっと
暮らせそうかい?」


「今踏み出さなくて後悔しないかい?」



数年経った今でもあの夜のことは忘れない。
命だけあれば良いわけじゃない。
お金だけ安定していれば良いのでもない。
なるほどなあ、、、。


その夜が明けて、私は退職へ本格的に動くことになりました。


4年後、クライアントさんの吐露



最近はまたオンラインが増えてきました。



ここ最近、私の元には転職の相談が相次いでいます。

多くの方はおっしゃる。



「救急隊を辞めて後悔しませんでしたか?」

と。

クライアントさんたちが
当時の私と似たような事を
おっしゃるので
ついあのゲストハウスでの事を
思い出してしまいました。
懐かしいなあ。


質問に答えましょう。
今は後悔してません。

あの決断をしてから約4年。
苦渋をなめる時期もあったけど、本当に楽しかった。
こんなに人生が冒険に満ちていることを
救急隊時代は知ることはできなかっただろうさ。


でもどうでしょうね。
これから後悔する日が来るのかもしれません。
絶対に後悔しないなんて無責任なことは言えませんよ。
人によりますから。


だから今の価値観と向き合って考えてみましょう。


「あなたの心はどうだろう?
安定しているだろうか?
モヤモヤしながらずっと暮らせそうかい?
今踏み出さなくて後悔しないかい?」


ぜひあなたの価値観で考えてみてください。 




【note限定】
綺麗事の一歩先の話。




「思い切って挑戦してみよう!」

そんな類のお話をしました。
インスタでも同様の文章を投稿したのですが、字数制限がないnoteではもう少し補足しようと思います。

いかがでしたか?
胸を打たれたでしょうか。

4年前の私はとても胸を打たれた。
本当にあの夜がなかったら今の人生の在り方はずいぶん違ったはずだ。
だから、実際に救急隊を辞めて周囲に反対されながらも個人で活動を始めた。


あの時、退職する決断をして本当によかった、、、、。
なんて思うのは本当なんだけど、、、、。


決断をしてから4年後の今。
30手前といえる「ゲストハウスの彼」と似た立場に立ってみた今。

当時の話の捉え方がちょっと変わったのですよね。



そんな生ぬるい世界じゃない。



4年前の私は彼の話をこんなふうに解釈しました。


「なんでも思い立ったら挑戦してみようぜ!」
「やってみたらうまくいくかもしれないよ!」

こんな感じ。

だけど、当時の私と彼には大きな視点の違いがあった。

彼は”挑戦”というアクションが”成功”という体験に消化するまでに、どれほどの時間がかかるかを経験していた。

しかし、楽天的に当時の話を聞いていた私はそうは捉えなかったのだ。

挑戦してみれば
なんか知らないけどバズって
なんか知らないけど売れて
なんか知らないけどキラキラした生活を送れると思っていた。


確かに私のクライアントさんでも、異常に成長が早い方がいる。
セッションを始めて3ヶ月で大物インフルエンサーたちがひしめくとあるコンテストで優勝してしまったり、たった半年で副業で月に10万円稼ぐようになった人もいる。


しかしひつじはそうではなかった。
一年経ってもコーチングの収入はアルバイト程度のものだったし、本気で人生が変わったといえるお客さんの実績もなかった。


変わり始めたのは、1年と2ヶ月が経った頃。
月に90万円の収益が出た。


やった、、、、!!
これでやっとコーチングで食っていく世界が見えてきた、、、、!!


そこからはクライアントさんの成果の出方も大きく変わり

移住、起業、その業界でのインフルエンサーになるなど、、、


私の元を去っていくクライアントさんたちが
ちゃんと幸せになっているのが感じられるようになった。



大事なのは”過程”を味方につけること。



「思い切って挑戦してみよう!」


そんな類のお話をしました。

決断をしてから4年後、30手前になって”ゲストハウスの彼”と似た存在になったひつじは思います。彼が言っていたことは本当だった。挑戦してみたらうまくいった。


でも、挑戦が成功だと思えるのには時間がかかる。
心がすり減る時間があれば、お財布がすり減る時間もある。

(当時のことを綴った記事↓)


実際、同じ時期にコーチングの活動を始めた同世代の友人たちは、気づけばSNSで姿を見なくなった。

やったことがいきなり成功するなんてまれだ。
ぽっと出でやってみたことが成功し続けることなんか更に難しい。


「挑戦してみればうまくいくかもしれないよ。」

確かにそうだ。
でもその確率は低い。

でももう一つ”継続”というワードが入ったらその捉え方はずいぶん変わる。

「挑戦し続けることができたら、、、、」

そうなったらもう、うまくいくかもしれないなんて不確実な話からは卒業です。


絶対うまくいく。


もしあなたが1年間、本気で情熱を注ぎ続けられる事を見つけることができたら、絶対に1年後に見える景色は変わっている。


最初の数ヶ月で報われると思うな。
1年後に最高に幸せになるために、自分が歩み続けられる道を探しましょう。


あなたが、今あゆみを止めている間も私は活動を続けている。
これまでの数年間も記事を書いていたし
これからの人生もずっと発信を続けていく。


継続した先にどんな世界が開けるのか信頼できないなら、私の発信を見ててくれ。
これまでの記事も全部残してある。見返してみてくれ。当時の悩みも嬉しかったことも全部残ってるから。


おしまい!


くうーーーっっ、、、。
一般需要ゼロの記事が出来上がってしまった笑
たまにはこんなのもいいよね笑
ではまた👋



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