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あなたが我慢すると、あなたの大事な人が不幸になる。

我慢は悪だと言いたいわけではない事を前提に読んでいただけたら嬉しい。そりゃ社会で生活していく上では我慢が必要な時もあるさ。

しかし、壁にぶつかったときになんでもかんでも我慢で解決するのはナンセンスだと思うのです。どうかやめてほしい。その選択はあなただけでなくあなたの周りの大事な人をも苦しめかねない。

なぜか。我慢することに慣れてしまうと周りにも我慢を強要してしまうからだ。我慢をせずに好きな事をして生きている人のことを認められなくなり、責める様になってしまう。

「みんな我慢して坊主にしてるのに、なんで新人のお前が髪伸ばしてんのよ。」
「なんで先輩は早く出勤してきているのに、君はそんなに遅いのさ。」
「今は遊ぶのを我慢して勉強しなさい。みんなも勉強してるのよ。」
「仕事って楽しくないことを我慢してやるからお金をもらえるんでしょ。
楽しいことでお金をもらうなんて夢みたいなこと言ってもしょうがないよ?」


壁にぶつかった時の選択肢が「我慢」だけになってしまい、他の選択肢が見えなくなってしまう。それで暮らせてきているものだから、我慢すること以外に成功の道はないと思ってしまうんだ。実際、私の元にはそうやって家族や恋人、職場の上司に我慢することを強いられて、自分の感情ややりたい事がわからなくなってしまった方が頻繁に相談に来る。

くそ、、、、、、。悔しい。我慢しなければ生きていけない?そんなわけないだろう。少なくとも私は好きなことやって生きてるよ。

我慢しながら生きるってすごくエネルギーを使うんだ。効率がとても悪い。だってやりたくないんだもの。腰が重い。重たいものを上げるには随分とパワーを使うさ。そんなエネルギー効率の悪い生き方をお互いに強要しながら生きる生活がいいものだとはどうしても思えない。


そうやって年齢を重ねて、結婚して、子供ができて、自分の子供にも我慢を強要しながら生活を営んでいくことになったら、、、、死ぬときに一生を振り返って自分を責めずにいられるだろうか。我慢の上に成り立った生活は脆い。そんな生活を続けるのはとても大きなリスクだと私は思う。

人が一番魅力を発揮する時は何も周囲を気にせず好きなことに没頭している時じゃないだろうか。私は自分の変化を通じてそう確信している。魅力を感じてくれた人がお金を払ってくれることもあるさ。あなたが心から楽しいと思う瞬間には、他の誰かも同じ様に魅力を感じるはずだ。あなたが感じる「楽しい」には価値がある!

ゲストハウスではそんな人たちにたくさん出会うことができた。
朝から日本酒を飲みながら好きなお酒のことをキラキラ語るおじさまとか。
1週間くらい滞在して毎日絵を描きながら「これよくない?」っていて見せてくれる女の子(くださった絵は私の部屋に飾っていて、毎朝見ています。おかげでいつも素敵な朝を迎えている)。

毎月50人から100人くらいと朝ごはんを食べて、語り合ってきたんだから魅力的な人々をあげ始めたらキリがない。

彼らが「好き」で作り上げた暮らしは素敵だなあ、、、って憧れるし、「好き」を語って彩ってくれる朝は何度味わっても飽きないさ。彼ら自身だけではなく第三者の私まで幸せにしてくれる最高の生き方だと思う。

でも私は知っている。「好きで生きるっていいよ!」って第三者がインスタで叫んでも、簡単にはあなたの心に届かない。

そんな理想論みたいなこと言われても疑いの方が強いと思う。「綺麗事」「詐欺?」そんなリアクションをいただくこともあるさ。第一、私自身が「好きで生きる」ことがリアルのものだと信じていなかった。


なぜか。私たちの周りには私たちに「我慢」を強く求める社会があるからだと私は思う。そもそも学校教育が我慢で出来上がっているじゃないか。


勉強ができる生徒が少し進んだ勉強をしているとしても、「みんなで一緒に進みましょうね」これだ。自分の興味に基づいて能力を伸ばすことを学生のうちは良しとしてもらえない。

そんな教育を受け続けてきて、社会に出て突然SNSで「好きなことをして生きようぜ!」なんて言われたところで信じられるわけがない。だた聞こえのいいことを言ってサービスに誘導するためのキャッチコピーでしょ?そう思っていた。

でもね、、、、いるんだよ。本当にちゃんと好きなことをして生きている人が。

日常の人間関係から飛び出して彼らに会ってみてほしい。ちゃんと存在しているから。ただ知っていたものをよりリアルに体感できると思う。
彼らが吐く言葉はおもい。とても力強い。人の人生を変えてしまう。

私は消防士一年目の時にゲストハウスで出会うことができた。彼は脱サラした旅人だった。彼が消防署で疲弊していた私に言った言葉は、生活が変わった今でもまだ心の中で響いている。

「心に従って生きていいんだよ。」

どうか彼がくれた人生の転機をあなたにも味わってほしい。この長文を最後まで読んでくれたあなたには、少しでも私の思いが伝わっていると期待したい。そして少しでも感情が動いたなら、もう一つつけ加えたい。

今、文章を通じて感じてくださっている想いには賞味期限がある。そう長くない。もって10分くらいだろう。

その間に行動してほしい。今あなたにどんな行動が必要かは私にはわからない。何をするかは任せる。少しずつ行動を繰り返して、段々と日常が変わっていけば、あなたは我慢しなくても生きていける。


心に従って生きていこうぜ。


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