「やりたい事を見つける」までの2つの壁と越える方法【具体的なアクション事例】
こんばんは。ライフコーチのひつじです。
月曜日の17:50。新宿から鎌倉に向かう電車の中でパソコンを叩いております。吉祥寺でのコーチングセッションを終えて鎌倉へ移動中です。
(サムネ画像は今日のセッションの様子。
“表現者のケの日を残す”アトリエ褻(ケ)の日さんに撮って頂いたものを使っています。)
そして鎌倉に着いたら、今日は亀時間に泊まるんです。いやあ、、、、大変楽しみ。亀時間は年末に忘年会でお邪魔したばかりだけど、目まぐるしくいろんな仕事をしていると定期的にいきたくなるのよなあ。今後は月一ペースでお邪魔する感じになりそうだ。
さて、亀時間は大変楽しみですが今日文章でお届けするのは別の話。今日のクライアントさんとお話ししたことがきっと他の人にも刺さると思うのです。何かというと「”やりたい事を見つける”という行為には2段階のステージがある」ということ。
他のクライアントさんや、いつも発信を見てくれている方でも「やりたい事が見つからない!」という悩みを抱えている方がおられるかと思います。
この悩みの何が厄介かって、解決するためのプロセスが見えづらいことですよね。例えば「痩せたい!」みたいな物質的な悩みならば、、、、
「筋トレをしよう!」
「ちゃんと栄養を取ろう!」
「十分な睡眠を取ろう!」
この三つの行動を実行する事が重要だと言えます。
そして、変化の推移もわかり易い。
・最初に筋力の変化が自覚できるようになる
・次に顎や手首、足首周りの末梢のシルエットが変わる
・さらに続けると二の腕や背中などの大きい部分の変化が自覚できるようになる。
・半年ほど続けるとで他人から「痩せた?」といってもらえるようになる。
といった様に継続によって得られる変化の推移の見込みも立ちます。
しかし、「やりたい事が見つからない」という抽象的概念の悩みは筋肉のように具体的な情報があまり流通しません。
だから、悩んでいる人は多いものの、解決するために必要な行動と変化の推移が「人による」という結論に至る事が多い。
4年前、消防士として働きながらも「やりたい事がわからない、、、、」と悩んでいた頃の私も「もやもやしているのは自覚しているのだけど、どうやって解決していいか、どんなプロセスを踏めばいいかわからない」事がネックになっていました。
そこで今回は、当時の私と同じように悩んでらっしゃる方に向けて「やりたい事を見つけるための2つの壁」と「それを叶えるためのステップ」についてお話をします。あくまで私自身の経験と私がサポートしてきたクライアントさんの経験の範疇でのお話です。
誰にでも当てはまるわけではないでしょうが、この考え方を通じて私のコーチングでは「やりたいことを見つける」ところまで何人もお連れしてきました。きっとやりたいことを見つける現場に立ち続けることで見つけた一時情報ですのできっと参考になります。ぜひ読んでいってね。
ひつじと名乗る男
・工藤夏樹 (くどう なつき)
・1997年生まれ
・岩手生まれ神奈川育ち
・AB型
・星野源信者、BUMP OF CHICKEN信者、筋肉信者
都内の大学で救急医療を学び、卒業後は消防署に就職。
消防隊と救急隊を3年間経験したのちに退職。
その後は以下の3軸の活動をはじめる。
・ライフコーチ
・パーソナルトレーナー
・ゲストハウススタッフ
当時の様子↑
現在はライフコーチとしてのみを軸にして活動中。
活動の様子
オンラインでカウンセリングをしたり↓
動画を撮ったり、、、
コーチングを受けて移住を決意した方にお会いしに行ったり、、、。
クライアントさんに向けて絵を描いたり、、、。
筋肉、イラスト、、、、、「クラスで一番になれる」程度の特技を組み合わせながら、あくまで対話で人と向き合う力を研ぎ澄ませて仕事をしております。そんな具合の人間が画面越しにではありますが、これからあなたとお話をさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
では自己紹介はこのくらいにしてそろそろ本編に参りましょうか。
お話しの全体像 二つの壁
まずは結論からお話しましょう。やりたい事を見つけるためには2つの壁を越える必要があります。
1つ目の壁は「やってみたいジャンルを見つける」
2つ目は「コンセプトを決める」
1つ目の壁で大きく進む方向性を決めて、2つ目のコンセプト選びでさらに焦点を合わせる感じです。
これらの壁を越えるためにやることは
・実際にやりたいことをしている人のアウトプットに触れてみる(動画を見るとか、お店を訪れるとか、商品を買ってみるとか)
・同じジャンルで活躍している他の人と自分を比較してみる。
こんな具合です。
さて、箇条書きにするとこれだけのお話しです。とても大事なことを書いています。とても大事です。だからぜひこの2つの壁と、それぞれの行動を覚えておいて欲しいのですが、、、、
きっとこれだけでは誰の心にも刺さらないでしょう。これを主張する所以になったエピソードを添えておきましょう。
第一の壁「ジャンルを見つける」
この段階はとにかく「実験」と「発見」をしていく作業になります。
やりたい事の検討がほとんどつかないわけですから、まずは気になったことを実行に移してみて、その行動が自分の心の琴線に引っかかるかをいちいち内なる自分に伺いを立てる作業です。
内なる理不尽との対峙
「あのう、、、、今回は”英会話”なるもを初めてみたのですが、、、。いかがでしょう?今後の人生において汎用性も高く、人脈を広げる場としても非常にいいかと、、、。」
「えー、、、、それつまらないよ。もっと他のがいい。ないの?もっと楽しいいやつ。」
内なる自分は大変わがままであらせられますので、頑張ってこさえてきた「やりたい事の候補」も大体は足蹴にされてしまいます。
なんたる理不尽。なんたる倫理観の欠如。
現実にこんな人がいたら誰も相手をしないでしょう。
しかし、今回に関しては無視するわけにもいきません。だって、相手は自分自身なのだから。無視したくとも自分自身なのだから切り離す事ができません。理不尽に耐えて実験を繰り返しましょう。頑張ってください。
「こんなアドバイスじゃ元も子もないじゃないか。」と思うかもしれませんが、本当これしか言えないのですよ。
内なる自分はわがままだから相手してられない。
しかし、彼に気に入ってもらえないとずっと「好きなことが見つからない」って悶々とし続ける。逃げることもでない。
退路が立たれているなら、立ち向かうしかないのです。だからせめて1人で挑もうとしないでね。本当にしんどいし、進みが遅くなるから。
「これが自分のやりたい事かも、、、、!」と思って1ヶ月くらい時間と労力を投じたものが「やっぱり違った。」なんて事はザラにあります。
そうした喪失感に1人で浸るのは苦しい。再び上を向いて歩き出すまでに時間がかかってしまう。だから1人にならないで。
実際にひつじがやってきた具体的なアクション
この壁を越えるためにどのくらいの労力が必要かも知っておきたいですよね。私が実際にやってきた事とその期間を書き出してみます。
やりたい事発見までに試した事
試したことはこんなくらいだろうか、、、、?
並べてみると面白いな、、、、。前半と後半でアクションの傾向が全然違う。とりあえず”規模の大きいこと”や”将来役に立ちそうなこと”をやっていた前半に比べて後半は比較的規模が小さく、必ずしも多くの人に認めてもらえなさそうなことばかり。歌い手やってた話は初めて出したかも。恥ずかしいのでね。言いづらいのですよこういうのって笑
でね、私はこの段階でだいぶ無駄足を踏んだなあと思っています。何かというと、1人で頑張ろうとした期間が長かったこと。
大学生時代とか、消防時代の前半とかね。誰を頼っていいかわからなかったのだもの。先ほども述べましたが、この問題は誰かと協力し合いながらこなすのが大事です。
実際私はコーチングを受けてからは割とすすむのは早かったのでおすすめですし、他の方法でもいいからとにかく1人にならないでほしい。
私はこんな過程を踏んでコーチングという自分が身を投じたい方向性、ジャンルを見つけました。
これだ!ってものに出会えたら、「あのう、、、、、」だなんて伺いを立てるまでもなく内なる自分が喜んでいるのがわかるはずです。
第二の壁 コンセプトを決める。
さて、取り組んでみたいジャンルが決まってもより具体的に自分がどんなスタイルで活動していくかを更に掘り下げる必要があります。
第一の壁を突破した段階では「なんかやってみたら、いい感じ。」という具合の立ち位置にいます。理由がわからないどいい具合の結果が出た。しかし原因がわからないから、アレンジのしようがない。
だから、このままだとあなたが見つけた”やりたい!”と思えるジャンル内での差別化は難しい。そこで今度は「自分がこのジャンルの活動をするとなんでこんなに楽しいのだろう?」と、楽しいという感情のさらに根っこにあるものを掘り下げに行きます。
ひつじのコーチングコンセプトとその根っこにあるもの
例えば私の活動は”コーチング”というジャンルに属するものの、「やりたい事が見つからない人が好きな事を見つけて、それを仕事にして食っていくためのコーチング」というコンセプトが決まっています。なぜこんなコンセプトにしているかというと私の人間関係にまつわるエピソードが絡んできます。
私は今まで生きてきた中で、何人か心から好きな人がいました。それは異性としてだったり、単純に人間として尊敬できる人であったり、友人として出会ったり、消防時代に私を助けてくれた先輩だったり。好意のあり方はまちまちですがとにかくそんな相手がいたのです。私が好きになる彼らには共有点がありました。みんな”夢があること”と”夢を持っている人を全力で肯定できる人”だったのです。
私も夢があったものだから、自分の夢も相手の夢も一緒に応援しあえる彼らとの時間がとても心によかった。
でね、彼らの人間性が大変好きなので、ずっとその人間性に触れていたかったのですが結局それは叶わなかったのです。
原因はまちまち。
全力に夢に挑んで夢破れた経験から、再び挑むのが怖くなってしまった人。
年齢が原因で夢に挑むことが怖くなってしまった人。
そもそも夢に挑むなど無謀である。愚か者がやる行為だという考え方を植え付けられてしまった人。
彼らのことは今も大好きである。しかし夢に向かってすすむ足並みは合わなくなってしまった、、、というのが本音。
あまり同じ時間を過ごせなくなってしまった。少し寂しい。
エゴを言ってもいいなら、もう一度彼らの心に火を灯したい。本当エゴだけどね。そんなの余計なお世話だってわかってるのだけどさ。
エゴだとわかっているからやらないけど、でも思うのですよ。
もし何かの拍子にまた彼らの心に火が灯ったなら、今度はその炎が消えないように手を伸ばしたいのです。
きっとこれからの人生で消えてほしくない炎は私の前にたくさん現れる。ならはそれが消えないように覆いつつも、薪をくべられるような人間になれれば私の周りの人々はお互いに暖め合いながら過ごせるのではないかと、、、、。そんなことを思ったのです。
で、それを現実に落とし込んだのが今のコーチング。「やりたい事が見つからない人が好きな事を見つけて、それを仕事にして食っていくためのコーチング」は個人の”好き”という感情が資本主義社会の強風にさらされて消えないようにゆっくり育てていくためのコーチングです。
自分語りが長くなってしまいましたが。コンセプトを作るってこんな感じ。
他の方の活動コンセプト
他にも「インテリアの活動をしていたけど、ただオシャレにするだけじゃ物足りない。西洋のヴィンテージブランドばかりが持ち上げられる現代日本のインテリア文化に、もう一度”和”の良さを訴えかけたいんです!」と、お話をしている中で二つ目の壁を越えた方がいらっしゃいました。
「写真をただ撮るだけじゃなくて、表現者の舞台上に立っていない時の姿も残していきたいんです!」とおっしゃる方がいました。
あんまり細かく書けないけど参考になるだろうか?
第一の壁を超えた段階では「なんかこれやっているとたのしいな、、、、?」と思えることを発見するにすぎません。いわば”まぐれで新種の化学反応を発見する”ようなものです。第二段階ではさらに”その化学反応の反応式”を解き明かしていきます。
「このジャンルで活動をしてみると心がいい具合なのは、自分の中にどんな思いがあるからだ!」という文脈で自分の活動のコンセプトが決まったら、もうそれはジャンルや業界に縛られないあなたオリジナルの”やりたい事”です。
第二の壁を超える方法
さて、最後にこの壁を越えるために何をすればいいかをお話ししてこの記事を締めましょう。
これはもう徹底的に他人と自分を比べることではないでしょうか。
私の場合はコーチングに興味を持ち始めてから30人近くのコーチングを受けました。
インスタを発信の主軸にすると決めてからたくさんの人の投稿を見るようになりました。
彼らからもらえる刺激の中でいいねと思うものを引っ張ってきて自分の活動に付け加えるのです。これをするだけ。
なんでこれをするかって「自分の価値観から距離をとってみるため」なんです。
正直、他人のいいところを真似して得られるものには限界があります。だってそもそも他人がとっている活動のスタイルは彼らの価値観があるから成り立っているもので、彼らと価値観の違うあなたがそれをただ真似しても期待するような成果は出ません。
だから、たくさん他人と自分を比べて真似するという行為それ自体では第二の壁を越えることはできないのです。
ではなぜこれをするかというと「自分の価値観を俯瞰してみるため」です。普通に自分の価値観の範疇で活動していると、自分がどれだけ特殊な価値観を持っているかが掴めないのですよね。
だから、他人の視点に思いっきり寄ってみる。自分からしたら普通に思っていたことが、他人からしたらそうでもないなんてことはザラにあります。しかし、自分が日々感じている感情の中で、どれが特筆して自分の価値観を特徴づけているのか、どれが自分のコンセプトを支える柱になりうるのかを理解するには徹底的な探求が必要です。
他人と自分を比べるという行為には、ある種の自己否定的な苦痛が伴うので一筋縄にはいかないだろうけど、それこそ1人にならないように環境を整えながら、自分んの心中や比較に伴って発生した嫉妬をどこかに出しながら進んでいくといいのではないでしょうか。
終わりに
さて、サクッと3000文字くらいで終わろうと思ったこの記事ですが、予想を遥かにこえるボリュームになってしまいました。現在記事を書き始めた翌日のちょうどお昼12時。今日も人と会う予定があります。ひとまずこの記事を締めてそちらに向かいますね。
この記事で伝えたかったことを最後にまとめます。
です!参考になりましたか?
基本的には苦しい事を伝えた気がしていますが、私のクライアントさんたちはこれを超えて今各所で光を浴びて活躍されています。耳触りのいいことは言えないけど、でもちゃんとあなたが期待する未来につながっているお話しです。
もしあなたにこの壁に向かう元気があるなら、どうか信頼できるサポーターと一緒に頑張ってくださいね。
親でも友人でも上司でもあなたがなんでも打ち明けられるなら誰でもいいです。より専門的な力に頼りたいならコーチを雇ってもいいと思います。
火が灯っていいるなら、消えないように守り抜いてください。それが消えてしまうのは大変もったいない。社会的に大変もったいない。
では、ぜひまた読んでいってくださいね。
また!
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