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利己と利他

「3年目からが結構大変だよ。」と言っていたのは前に勤めていた鍼灸院の院長だ。

1年目はとりあえず始めることにいっぱいいっぱいで、2年目はまだ モチベーションも保てる 3年目になると モチベーションもやる気も持続するの難しいよ。という意味だったらしい。

お店をだして、9年目にあたる6月は
毎年感慨深い。
コロナ禍が5年あるので なんとなく今年は何もなく通りすぎていくようで余裕がある。

次女も3歳になり 保育園もずいぶん慣れてきたせいか、私の心にも余白が生まれ
なにか、やりたいなぁという気持ちがムクムクと湧いてきているのである。

何をやろうかな。
新しくメニューを一新しようか。
新しいことを始めようか。
お店の模様替えをしようか。

そんな風にいろいろ、考えてみるが
なんとなく、勢いがでない。
昔だったら、やりたい!と思ったら
即、メニュー化にすぐに宣伝して!とかなり速いペースでやれてたことも
なんとなく、マンネリ化してきたのか
動き出せない。

「3年目からは大変だよ。」と言ってきた院長の言葉を思い出す。


たぶん、飽きてきてるのだ。
自分のやりたいことをやることに。
やりつくしたと言っても過言ではないかもしれない。
そう思うと私は お客様のためというよりは
自分を満足させるためにいままで動いていたのではないかと はっと気付いた。
自分がどれだけやれるのか。
自分がやりたいことで、どれだけ稼げるのか。
自分がどうやったら楽しく働けるのか。

どれだけ利己的に動いてきたか。
己の欲を満たしてきたか。

そのことに気づいてからは何をするのが正解かわからなくなって、途方に暮れていた。

そんな時にVoisyというラジオアプリで
小川奈緒さんのラジオを聞いていたら
「自分は利己的な人間だったと思う。でもこれからはリクエストに応えられるような人間になりたい」という主旨の話しが流れてきた。

なるほど。やはり、若い時は利己的な気持ちで動くことが必ずしも悪いことではないのかもしれない。
少し、そのラジオで救われたのである。

私だけではない。

20代30代にやりたいことに挑戦したり
自分で課題をだし、その問題に取り組む。
それを繰り返すことで自分自身を成長させいくことはこの先の何十年か生きていくために必要なことなのだ。
と前向きな気持ちになった。

40代にはいり これからは利他的に生きたいと考えてみる。

他人の利益になり、自分も心から喜びをもってやれる仕事。
そんな風に変化していくのはどうだろう。

まだ、具体的には決まっていないが
何をするか決まったらまた、皆さんに聞いてもらいたいと思う。


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