【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう_薄桜鬼_狂咲鬼哭_13

 刹那、千鶴は風間を見る。自分を見下ろす紅の瞳が、自分に縋りつく土方を想起させて、彼女の中に言いようのない疼くような苛立ちを覚えた。
『千鶴、俺を責めてくれ、俺を苦しめてくれ』
 意識の奥底から響く土方の声には、懇願と期待を潜ませてだらしくな口の端から涎を垂らす。尊厳をなくした犬の目で、主人(千鶴)にせがむ鬼の副長は、我が子ほどに年の離れた少女にいいようにされて、腰をなんども振り、白目をむきながら何度も絶頂を迎えた。
 風間もそこまで堕ちたいのか?
――がり。
「つぅ」
 千鶴は口に差し込まれた風間の指先に歯を立てた。
 不意に痛みに体を硬直させ眼を見開かせる風間は、千鶴の口から指を引き抜こうとせず、射精後の気だるさと無防備になった五感が、風間の指に吸い付いて、塞がりつつある傷口にぬめる柔らかな舌の感触に耽溺する。
 守りが薄くなった城(精神)に、丁寧に擦りつけられていく痛みと快楽。傷口が塞がったあとに感じるのは、物足りなさと空虚。
 ちゅっちゅっ。男根を扱くように指をしゃぶり、舌を絡ませて、囲うように唇をすぼませる。
 そして。
――ガリッ。
 再び、さらに強く歯を立てられて、千鶴の口内に自分の血がだらりと流れていく、射精とは違う、自分の肉体の一部が千鶴と一体となる隠微さに、風間の整った顔が甘く引きつった。
 
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