【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう_薄桜鬼_狂咲鬼哭_36

 ただ、それと引き換えに、千鶴の心は完全に壊れることを風間は恐れていた。それだけは避けなければならない事態であり、千鶴を己の嫁として切望した、風間千景としての最低限の一線だ。
 雪村家本家筋の女鬼。新選組に囚われても、なお美しく咲いた気高さ。どんなことがあろうとも約束をたがえない、記憶がなくても彼女の中にあった鬼としての矜持。
 いつの間にか風間家の栄達ではなく、己自身の心が欲するものとして千鶴の存在を認めるに至っていた。
 自分の嫁は、雪村千鶴しか考えられない。もう、彼女を手放したくない。千鶴のいない日常の、自分の中の一部が死んだような感覚を、もう二度と味わいたくないのだ。
 だから風間は首(こうべ)を垂れる。知識のない自分が、大勢の男に抱かれた千鶴を満足させることが出来ないからこそ、叫びだしそうになる我(が)を抑えて、鬼姫に服従することを肯(ぜ)とした。
「教えて」
 くれと言いかけて、続きの言葉がのどのあたりにわだかまる。
 今の千鶴は自らの快楽の為に、風間の矜持を傷つけている。中途半端な態度をとれば、執拗な快楽攻めで、無慈悲に射精が引き延ばされるのが分かりきっていた。限界寸前の男根が震えて子宮口を弱々しく叩くも、鬼姫の膣肉は熱を一片も逃がさずに拘束する。
 

つづく

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#風間 ×千鶴×千姫

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