【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう2_薄桜鬼_狂咲鬼哭_34土

 千鶴は矜持の高い風間に気取られないように、腰の位置を微妙に調整しながら、風間が放つ凶悪な一撃一撃を、自分の感じる角度に軌道修正させて、華奢な全身に走る甘痒い快楽の電流を愉しんだ。
 風間の分身に絡みついて離そうとしない――まるで、子種を搾り取るような動き、男にとって極上の名器である女鬼の蜜口。
 行きも帰りも地獄ならが、すべてを吐き出した先には天国に近い絶望を待っている。絶望はありもしない希望を断ち切り、余分を取り除く、現実を生きるための処方箋だ。
 毒は薬に、薬は毒に。
「あっ……あぁ、千景さん、千景さん、もっと、もっと奥を抉ってください、き、もち、いいぃ!!!」
 わざと煽るように矯正をあげる千鶴は、風間の鼓動がどくんを脈打つのを聞く。肉体と肉体をぶつかり合わせながら、お互いの欲望を絡み合わせながら、口を吸い会う鬼二人。
「あぁ、千景さん!」
「ち、千鶴、我が妻」
 手を絡めて、ようやく二人で達した頃には、空が白み始めて、太陽が赤く輝き始めていた。
 

「つづく」

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#風間 ×千鶴×千姫

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