【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう2_薄桜鬼_狂咲鬼哭_13土

「当然だ。鬼は嘘をつかんし、雪村云々以前に、同族のお前を保護しようとしたのは本当だ」
「そうですね。貴方は一貫していました。もっと貴方の話を私は聞くべきで、自分の特異体質にも疑問を抱くべきだったのです。私のこの自己治癒力は神仏から授けられた能力であり、私にしかできないことが将来起こるのかもしれないと、そんな思い上がりの中で新選組の皆さまと出会い、父の所業を知ったのです。勝手に結び付けて、勝手に舞い上がって、勝手に失望して。考えれば考えるほど、私はなにも見えていなかった」
「でも、今は違うのだろう。お前はお前の持つ答えに辿り着いたから、こんな遠回しの茶番に興(きょうじ)じ、俺に、体ではなく心すらも攫えと、土方ですら成(な)しえなかったことを成せと、お前は俺に求めている」
「……風間さんは、とても意地悪ですね。今だって、私の言葉を拾って答えているのに、核心は言葉でおっしゃらないのだから」
「仕方があるまい。俺から見れば、お前はずっと逃げているのだ。向き合うふりをしてずっと逃げている……なぜなら恐れているからだ」

「つづく」

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