【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう_薄桜鬼_狂咲鬼哭_60

「はっひぃっ……いぃっ。ひぃぎ……、いぃ、いいいぃい………」
 鬼姫は腰を揺すって、風間の剛直を貪るように扱いていく。
 千鶴の方もとうに限界を超えていて、全身から汗が噴き出して、中で攪拌されて泡立つ白濁液と鮮血が、桜色に混じり合って太ももを伝い落ちていった。
 ひくっひくっと身体を震わせながら、お互いがお互い、涙で顔をぐしゃぐしゃにして、それでも彼女は風間を開放することなく、風間も千鶴を開放するつもりなんてない。どちらかが捕まって囚われて自縛の状態で、自分たちの身を削りながら破滅の快楽に耽る二人を、千姫は絶望的な気分で眺めていた。
 これってもしかして、無理心中なのかしら?
 そんな考えがよぎり、千鶴が、風間が、血肉の奈落へと落ちていく。
「――――っ」
「――――ッ」
 二人が喉を反らせて迸らせる嬌声には、様々な感情を渦巻いているようにも聞こえるし、楽器のような澄んだ音色にも、居場所をなくした狼たちの悲鳴にも似た、言葉にならない獣の慟哭のようにも聞こえた。

つづく

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#18禁
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#風間ルート後
#二次創作
#風間 ×千鶴×千姫

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