【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう_薄桜鬼_狂咲鬼哭_14

「なぜですか? 風間千景」
 いつの間に唇から指が離されて、冷え切った声が風間の意識を呼び起こす。桜唇の端に風間の血を垂らして、冷たく澄んだ金色の瞳が哀れな男鬼を、その醜態を眺めている。
「私が知っている風間さんはどこへ行ったのですか? どこまでも誇り高く、私の心も時勢も意に返さず、新選組の屯所に襲撃を仕掛けてきた貴方は、いったいどこへ行ったのですか?」
 嘆き、嘲る、千鶴の声には感情がこもらず、怒りも悦びすらもない。ただ淡々と事実を語る冷たさがあった。
 風間に向けられる氷の矢のような言葉は、的確に、風間が触れて欲しくない部分を、恥部を、暴き立てて、責め立てる。
 後ろで千鶴を犯している千姫は、風間の静かな狼狽を見抜いてイヤらしい笑みを浮かべて、歌うように唇を動かした。
『ぶざまね』と。
 理解した瞬間に血が逆上して、全身の毛穴が開くような怒気を迸らせる風間。激情が自らの分身に大量の血を送り、痛々しいほどに膨張する男根が、風間の心情を代弁するかのように、先端から透明な汁を迸らせた。
 目の前が真っ赤に染まって、意識が混沌へと沈んでいき、途方もないことをしようとしている自分自身の恐怖を封殺する。
「五月蠅(うるさ)い。黙れ!」
 
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