卒業する前に顔見知りの彼女と心友になったこと

先日の授業で、先生は親友ができたきっかけを話してくれた。「これも何かのご縁ですね」と思っていて、なんとなく私の親友とのエピソードを思い出した。

人見知りで、明るくなくていつも無口の私、高校生になったからずっと人間関係に苦手の意識を持っている。高校や大学の当時にできた親友がわずかに何人いるが、今ほぼ毎日ラインでしゃべくるのはただcちゃんのひとりに残った(一応彼女のことをcちゃんと呼ぶ)。

私大学4年間で、ずっとcちゃんと同じクラスで同じ授業を受けていた。学生寮の部屋も隣り合って、出掛けるときちょくちょく廊下でばったり顔を合わせることもあったけど、そのとき雰囲気がなんとなく気まずいになってしまう。

大学の授業はほとんどの場合自由席で行う。みんなが必ず仲良しと同席する。別の友達グループに入ってるcちゃんは、私と同席することがごくわずかだった。短い挨拶ぐらいの話しかしなくて、お互いに対して知りたいことも特になくて、そのまま大学3年の後半に突入した。
そこで、この微妙な関係はここに転機を迎えた。

大学3年後半の英会話授業で、新しい先生が指定席をやり始め、ランダムで席を決めておいた。かくして、cちゃんと同席になって、週に一回会話をすることになった。
もう3年間のクラスメートなのに、これをきっかけにやっと連絡先を交換した。そして彼女はクールな見た目をしているが、実はかなり面白い天然さんだということがわかった。
いつも授業中こそこそ軽いジョークをいったり、わざと私を笑わせるようにした。

連絡先を交換したけど、プライベートで話すことはまだ少なかった。大学4年になって、学校の授業が大体終わったけど、みんなが卒業論文やインターシップに精を出していて、忙しくてなかなか会えなかった。
しかし卒論発表の数日前に、訳も分からず突然彼女からのメッセージをもらった。これからの生活や進路についていっぱい話をした。
かなり深い会話ができて、それで私たちは好き嫌いといい、価値観といい、物事に対する考え方が全然似ている。
それだけじゃなく、私が何か話しようとしているときに、よく彼女からのメッセージをもらう。まるで双子みたいにシンクロをしている。ふたりともびっくりした。(笑)

卒業式終わった直後、さようならのことばを怖がっていて、彼女は荷物を持って空港に駆け抜けた。
私は手続きがまだ終わっていないので、彼女と最後まで会えなかった。

卒業後の数年間に、彼女は中国の北の北京に居っていて、それに対して私は南の深センに住んでいた。それにしても、必ず年に一回会うようにする。遠く離れていても、彼女とほぼ毎日ラインで最近の楽しみや悩みについて話し合っている。
彼女は私より3歳の年上なので、いつも適切なアドバイスをしてくれて、私の欠点もはっきり指摘くれる。不思議だけど、どんなに心細くても、彼女に「大丈夫!行ける!」と言ってくれば心強く思う。

私去年10月に東京に来て留学生活を始めた。
今年はコロナのせいで未だに会えなかったけど、またいつか会える日を楽しみに!ww

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