フジロック2023で変わった10のこと
今年もフジロックに行ってきました!「いつものフジロック」を謳い、コロナ禍以降で初めて規制がなくなった2023年。この完全復活を空も祝福してくれたのか、会場は数年ぶりに天気に恵まれ連日快晴。個人的には金曜日の15時台にドラゴンドラの頂上でまとまった雨に降られたものの地上はそうでもなかったらしく、雨具を使わなかったという声もしばしば聞きます。しかしその分過去最高レベルの暑さに見舞われ、ステージMCが口を酸っぱくして水分補給を呼びかける姿が見られました。
ではコロナ禍の2021~22年と比べて何が変わったのか。今後の為にも記録しておくこととします!
動員
公式の発表によると動員は以下の通り。括弧内は昨年の数字。
7月27日(木) 18,000人 (10,000人) ※前夜祭
7月28日(金) 29,000人 (18,000人)
7月29日(土) 38,000人 (21,000人)
7月30日(日) 29,000人 (20,000人)
4日間合計 114,000人 (69,000人)
いやあ、すごい増え方。2022年の時点で多くのフェスが復活していたものの、感染者数が高い水準で推移していたためか客足は完全には戻らなかったんですよね。(それでも2021年よりはだいぶ増えているのだが) そして今年、コロナ禍以降では初めての10万人を突破。2019年が15,000人+40,000人+40,000人+35,000人=130,000人である事を鑑みると、まあ概ね戻ったと言って良さそうです。フジロックは40,000人でソールドアウトとされているので、特に土曜の38,000人はほぼ完売に近い数字でビックリ。それにしても、前夜祭の動員が2019年より多いのはどういうわけ?
越後湯沢駅前のシャトルバス列
動員改善に伴い、昨年まで2年連続でほぼ待ち時間なく乗れた朝のシャトルバスにも待機列が。毎朝8時台に並んだところ、金・土曜は約30分、日曜は約10分かかりました。朝からクラクラするような暑さでコンビニで買ったクーリッシュもすぐ溶けたけど、あの冷たさには助けられたなあ。
THE PALACE OF WONDER復活
ある意味最もフジロックらしい場外エリアが4年振りに登場。レイアウトが変更になり、通路を挟んで反対側(YELLOW CLIFFと同じ並び)になりました。かつて行われていた深夜のサーカスが復活したほか、コロナ禍以降場内に場所を移していたROOKIE A GO-GOもパレスに戻ることに。サーカス久々に観たけど、やっぱりテンション上がります。
配信無し
ここ数年恒例になっていた生配信が今年は行われず。6月中に発表されたため、動員にも多少の影響があったんでしょうか。配信があった年に比べるとTwitterの盛り上がりも落ち着いていたように思いますが、これに関してはdocomoの通信障害によりdocomoの現地組がツイートしづらかったのも大きいかも。
ノーマスク多数
コロナに関する規制がなくなった今年、マスクの着用者が激減。東京の街と比べても明らかに少なく、会場では探さないと見当たらないレベル。体感としては1〜2%程度だった気がします。とはいえ中にはバンダナタイプでしっかり口元を覆う人も。
木道亭にストリートピアノ
2019年まで毎年設置されていた森の中の小ステージが復活。但しそこは通常のステージではなく、置かれていたのは誰でも弾けるストリートピアノ。タイムテーブルには入っていないものの、毎日1名ずつ本物のミュージシャンが演奏する時間も設けられていました。実際に行ってみるとピアノ前はフリースペースになっていて観客が休んでおり、実質オーディエンスがいる状態。ちょっとした試し弾きはしづらい雰囲気でした。腕に覚えありの人がやる場所かも。
ちなみにコロナ禍前に存在したCafe de Parisやorange caféは復活ならず。残念。
フジロックPLUS
いわゆるVIPチケット的なもので、フードやグッズのファストレーン、専用エリア利用可能などの特典が。通常のチケットとは別に、2種類のチケットが各¥15,000で発売されました。とにかく高いため熱心なフジロッカーでも購入を見送る人が続出したものの、利用した人からは好意的な意見もあった模様。今年はフードエリアで通信障害によってキャッシュレス決済が機能しなくなり、ただでさえ列が長くなったうえにPLUSまでできてしまったため、ファストレーンの件は何らかの再考がなされるかも。
充電スポット
auによる「auフェスプロジェクト」の一環で、30分交代制の充電エリアが登場。事前に希望する時間のカードをゲットしなければならないのですが、30分間スマホを充電しつつ座って休憩することが可能な寛ぎエリアでもありました。
実はココ、めちゃくちゃお世話になったんです。充電器は2つ持って行くほど用意周到なはずだったのですが、なんと現地でスマホと充電器を繋ぐケーブルが機能しないことが判明。しばらく使っていなかったので全く気付いていなかったんですね。よって充電器を持っていても充電ができず、本当にこのスポットがなかったらどうなっていたかと思うほど。このエリアではここでしか流れないラジオプログラムがオンエアされていて、某常連フジロッカーの方が「昔はこんなスポットなんかなかった、充電切れたらそこで終わりだった」という話をしていて、ちょっとドキッとしました。基本的には自分もそのスタンスだったはずなんですが、いざ切れてみるとやっぱりスマホ無しではもう無理なんですよね。クレジットカードも持っていなかったのでキャッシュレス決済のフードエリアを一切利用できないうえ、タイムテーブルのZカードがもう配られていないため予定もスマホで確認するしかなく、なんにも分からないんです。会場で電源切れた身として、切実に感じました。ちなみにそのすぐ近くに設けられたAmazonブースでは予約無しで充電できるエリアがあり、こちらもau予約時間までの間に非常にお世話になりました。
Amazonロッカー
そのAmazonブースの一角には、Amazonでの注文品を会場で受け取れるロッカーが登場。早めに頼めば期間中に届くという便利なサービスなのですが、そんなに多くの人が利用していた感じはしなかったです。ちなみに前述の充電スペースで担当のお姉さんに聞いたところ、初日に充電中のスマホ盗難があったんだとか。フジロックでスマホ紛失するの最悪だし可哀想ではあるけど、スマホから目を離しちゃダメ、絶対!!
コンビニエンスウェア
ファミリーマートがフェスで使えるアイテムを購入できるショップをオープン。会場での販売のほか、全国のファミマでも同様のものを販売していました。特に売れていたのがファミマカラーのラインが入った靴下。特にメインで展開している白地ものは場内のあちらこちらで履いている人を見かけました。
次回はライブレポ編を書きます!!!
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