【番外編→経済】日銀の国債買いオペについて

日経新聞記事より引用
「日銀、16日も国債買い入れへ 空売り対抗で攻防激しく」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB1514B0V10C23A1000000/
“日銀は16日に臨時の国債買い入れを実施する。13日までの2日間で約10兆円買い入れたものの、金融政策の再修正を見越した海外投資家らが巨額の国債を売り続ける公算が大きい。長期金利の上昇を抑える必要があるためだ。”

↓↓今回の記事↓↓
国債と金利は反比例の関係にあるため(国債が売られて値下がりすると金利が上がる、反対に国債が買われて値上がりすると金利が下がる)、(ここでは海外投資家の空売り勢に対抗することを目的に)日銀が国債を買い入れている。→日銀が市場から債権や手形を買うことを買いオペといいます。
その規模は先週末にかけて過去最大規模となっています。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB1379C0T10C23A1000000/
“日銀は13日、国債買い入れオペ(公開市場操作)で5兆83億円買い入れた。1日の買い入れ金額としては2日連続で過去最大を更新した。”

さらに今週も海外勢が売り続ける公算のようなので、今週も巨額の買いオペが実施されるようですが、ふと素人ながら疑問に思ったのは、この買いオペって原理上いつまで続けられるのかな?ということでした。

というかそもそも日銀て現時点でどのくらいの資産をもっているのか。2020年末のデータですが下記のようです。
純資産:702兆円。内、
(国債:535兆円
貸出金:111兆円
ETF:35兆円
REIT:6500億円
社債:6兆円
CP:4兆円)
だそうです。
(これまた日経新聞記事より引用→https://www.nikkei.com/article/DGXZQODF051MA0V00C21A1000000/)
(※純資産702兆円に対して、上記の内訳を全部足しても約10兆円ほど少ないので、上記は主なもので、その他にもいくらかありそうです。例えば、日銀の財務諸表の財産目録を見てみると、金地金と現金それぞれ4000億円前後などが記載されていました。)

2020年末で既に500兆円以上もの国債を保有していました。
今回、国債の価格を維持したいので当然保有している国債の量は維持するため、その他の資産を売って国債を買っているのでしょうか?その辺りはよくわかりませんでした。

これだけ、国債を保有していると、当然国債の利子が払われます。その収益は今、毎年1.1兆円ほどのようです。現金は4000億円ほどの保有だったので、すぐに国債につっこんでるのでしょうか🤔

とにかく、毎年国債だけで1兆円以上の収益があるようです。他の収益と合わせると3兆円ほど。

しかしそれでも数兆円規模の買いオペはそう何回も何回もできないということになるのでしょうか?
引き続き今週以降の状況を追っていきたいと思います。



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