第42回定期演奏会関連(その参)

もう少し詳しく「鬼滅の刃」について掘り下げてみます。(引用はコミック、アニメ解説を参照)

「鬼滅の刃」の世界

〇アニメ「鬼滅の刃」と交響組曲「鬼滅の刃」

少年ジャンプに連載されていた漫画「鬼滅の刃」は吾峠呼世晴氏(正体は不明)の原作です。映画「鬼滅の刃:無限列車編」が2020年10月公開され(2021年4月上旬現在、ロングラン中、興行成績一位の「千と千尋の神隠し」を抜いて推定売上380億円らしい)続けてコミック最終巻が2020年12月発売されています。LiSAが歌った「紅蓮華」(アニメのオープニングソング)もかなり流行り、無限列車編のエンドタイトルで流れた「炎」は2020年のレコード大賞・大賞曲に選ばれています。世間的には、アニメの第2弾「遊郭編」(漫画コミック9巻目以降)も作成公開が決まり、キャラクターグッズもかなり売れ、一大ブームと言われています。(漫画・アニメを卒業された方には関係ない話ですが、世間的には流行っています。)

時は大正時代。炭を売る心優しき少年・炭治郎の日常は、家族を鬼に皆殺しにされたことで一変します。唯一生き残ったものの、鬼に変貌した妹・禰豆子を元に戻すため、また家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つのです!! 血風剣戟冒険譚。
1000年以上前より、鬼の頂点である鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)と12人の柱の剣士(鬼殺隊の中では、スーパーマン?、スーパーガール?、アベンジャーズ?)と鬼殺隊の頭である産屋敷(うぶやしき)一族の熾烈な戦いに竈門炭次郎(かまどたんじろう)と鬼に変貌した妹・禰豆子(ねずこ)【ともに鬼舞辻無惨に影響の大きい人物】がからむ物語です。(大正時代に剣を持ち歩く事態不思議ですが、その剣と太陽光以外鬼を始末できない設定ですので…)
漫画コミックは全23巻で、アニメは漫画コミックの7巻目まで、映画は8巻目です。

1)壱.家族
アニメ「鬼滅の刃」の第1話「残酷」。主人公の竈門炭次郎は、山中で炭焼きの仕事をしながら母と2人の妹、3人の弟と貧しくとも幸せに暮らしていました。しかし、炭治郎が麓で炭を売り、一夜遅れて家に戻ると運命は一変します。 この曲は、そんな日常の何気ない会話が交わされ、今は亡き病弱な父も含めた(病弱ですが、古【いにしえ】より伝わる「ヒノカミ」神楽の踊りを踊るときは別人)幸せそうに暮らす家族を描く曲です。 作・編曲家の今村愛紀氏による吹奏楽版のアレンジ版の4曲からなる交響組曲、その第1曲目。

2)弐.冨岡義勇のテーマ~炭治郎の戦い~鬼殺隊
アニメ「鬼滅の刃」の第18話「偽物の絆」での冨岡義勇の登場シーンの曲です。冨岡義勇(とみおかぎゆう)とはアニメ第1話目終盤で鬼に変貌した妹・禰豆子を葬り去ろうとして対決しています。冨岡義勇に覚悟を諭され、鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)の元で修業を続け、試験に辛うじて生き残り鬼殺隊になります。
那田蜘蛛山で、下弦の鬼である「蜘蛛の鬼:塁(るい)」の家族?である父鬼と対峙する炭治郎と伊之助(猪被り物をしているイケメンの筋骨隆々の少年)。炭治郎は父鬼に吹き飛ばされ、伊之助一人で父鬼と戦うも、絶体絶命のピンチを迎えます。そこに現れたのが、鬼殺隊の水柱・冨岡義勇だったのです。一方、炭治郎は鬼の少年累と対峙し、戦いが始まります。 4曲からなる交響組曲、その第2曲目。

3)参.竈門炭治郎のうた
アニメ「鬼滅の刃」の第19話「ヒノカミ」の挿入歌です(元歌は下記リンクで)。最終回のような壮大なアニメーションに涙なくしては見られない感動的なシーンは、神回といわれるほど人気が高いと言われています。その中で使われた「竈門炭治郎のうた」はとても印象的です。 4曲からなる交響組曲、その第3曲目。

https://www.youtube.com/watch?v=s7Oa39Tt4WE

4)肆.鬼殺隊
アニメ「鬼滅の刃」の第3話「錆兎(さびと)と真菰(まこも):鱗滝左近次の弟子だった男女の子供たち、鬼殺隊試験会場に放たれていた、鱗滝に恨みを持つ鬼に殺されていたようです」のオープニング後に「鬼殺隊」の紹介が入るシーンで流れる音楽です。この音楽が「鬼殺隊」のテーマとなります。 鬼殺隊は、人喰い鬼を狩る力を有した剣士、そしてその剣士を支える者たちが集まった、政府非公認の組織。そのルーツは1000年以上も前に遡り、現在の構成人員は数百名を超えるみたいです。 4曲からなる交響組曲、その第4曲目・終曲


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