【『パンと牢獄』連載①】チベットの抱える問題は、日本人には“他人事”? “対岸の火事”?
チベット人の真意を映す映画を撮ったことで、中国で囚われの身になったドゥンドゥップ・ワンチェンと、夫の逮捕のために難民となり、ついには米国に渡って彼を待ち続けた妻ラモ・ツォ。この夫婦と4人の子どもたちの10年の軌跡を追ったノンフィクション『パンと牢獄 チベット政治犯ドゥンドゥップと妻の亡命ノート』が今年3月に発売され、産経新聞、毎日新聞、日本経済新聞、西日本新聞など多くのメディアで紹介され話題に。が、残念なことに、コロナ禍のため、予定されていたドゥンドゥップ氏の来日もイベン