2021/09/04 団体の一年先を見通す力 ~SFT社会学へのいざない~

みなさんは,これから1年後のSTUDY FOR TWOがどうなるかなんてことを考えたことはありますか?

もっと身近に考えると,今のSTUDY FOR TWOがどういう状態で,この後どういう潮流に流されていくかなんてことを考えたことはありますか?

合宿の2日目の夜,僕はこれをSFT社会学なんて言葉に表したんですが
つまり,SFTという社会において世論はどのように形成されていて,マジョリティはどこにあるのか.これからどのように変化していくかを,取り巻く要因や他の組織や社会変化との比較を行いながら分析する考え方です.

僕が人と話していく中で感じるのは,案外これを考えている人は少ないように感じます.
私が思うに,特にこれは地区代表にとって必要な力だと思います.
地区代表は世論の代弁者でありながら,この先SFTという団体をどのように方向付けしていく必要があるかを考えなければいけません.
加えて,その成長の必要性と世論が乖離している時,どのように世論を形成することでそこに進むかを考えるのにも,このSFT社会学は必要になります.

さて,このSFT社会学を発展させると,大体1年先の団体像が見えてくるようになってきます.
別にゼロベースで占い師のように未来を占うわけではありません.
現在のSFTという社会を理解して,その他の人の集まるコミュニティ,社会,国といったものを参照して行き先を想定,提言していくのです.

分かりやすい例を示しましょう.

私は2年生の頃,合宿係を終えたころでしょうか.
「合宿ではない手軽なオンラインでの全国の交流機会が必要だ」ということを発し続けていました.
そのため,まずSFTで当時はまだなかった”同期LINEグループ”という概念を生み出し,まずは同期の交流機会を作る作業を行いました.
加えて,2年生のまだ地区代表になっていないころから北部において”オンライン地区活”を開始し,その流れから3月にはすでに”コロナ時代の新歓を考える”という全国の1~4年生が集まるオンラインイベントを開催しました.

さて,当時一切なかったそれらを踏まえて今はどうでしょうか.
全国のチームやメンバーが主体としたオンラインイベントが1か月に1回は開催されるようになりました.
同期での交流が当たり前になり,今の1~2年生ではオンライン交流会が何度も開催されるように.
コロナという物が出現し,オンライン地区活が当たり前になりそれが主流に.

これらの1年後の予想は全てあたっていきました.

また,2年生の僕は言いました.
「SFTが次の段階に行くために必要なのはエンタメだ.」
結果,北部ではラジオ,ホクブノマガジン,TEMプロジェクトなどのエンタメ企画がこぞって開催され,
これまでになかったホクブという新しい存在が全国には刻まれました.
今はまだ北部でしか見られないこの動きも,次の1年後には全国につながるでしょう.

そして,同じく2年生の時.
この団体は団体をすきでありながら不満を言う人が多い.
それならば,それを改善する新規企画や新規事業を行うことができ
かつお互いに高めあう人を集め,私が支援する「VISIONs」というSFT内アクティブコミュニティと銘打ったチームを作りました.参照
しかし当時はまだこれを行えるほど土壌がなく頓挫してしまいましたが
1~2年生が新規事業を行いたいという思いが高まっている中,まさにその価値が実証されだしています.

そして,最も直近で言うと斜陽で描いた「SFTという団体がいいわけになる」という新しい団体の形が輪郭を帯びてきた.
きっとこれから1~2年後には斜陽の中で描かれた団体が実現する.
というか,実現しなければこの団体は死ぬのみだ.

このように,SFTという社会の今を見て,潮流を感じ,歴史と他の組織に学ぶということをするSFT社会学を学ぶだけで,1年先くらいならかなりクリアに見えるようになる.

だから,1年先の団体を見たいなら.団体をもっとよくしたいなら.
団体を観察して,他の組織を学び比較することである.

SFT社会学への扉は今開かれた.

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