ずんだもちとーまになったワケ①

文章を書く練習として、自己紹介記事を作成してみます。
少しでも多くの人に読んでもらえるように頑張って書いていこうと思います。暇つぶし程度に読んでいただけたら嬉しいです。


はじめに

はじめまして。
私は『ずんだもちとーま』というプレイヤーネームでポケモンカードを楽しんでいる者です。主に東京で活動しています。

プレイヤーとしては、チャンピオンズリーグに参戦し、トーナメントでの勝利を目指している、所謂『競技勢』や『ガチ勢』なんて呼ばれている層で対戦を楽しんでいます。

イベントオーガナイザーとしては、『ポケモンカード新人戦』を企画運営し、初心者、初級者、中級者にチャンピオンズリーグやシティリーグ等の競技志向大会を疑似体験してもらい、競技ポケカに取り組む楽しさを知ってもらう機会を提供させていただいています。
他にも『TYPE MASTER SERIES』という各タイプ最強の使い手を決める特殊レギュレーションの大会を主催しています。(※諸事情により現在は休止中です)

今となっては競技志向で対戦に取り組み、ポケモンカード公式の資格を取得して活動している私ですが、小さい頃からポケモンが大好き!という子どもではありませんでした。なんならポケモンが嫌いだった時期があったくらいです。
この記事では、そんな私がポケモンカードにハマった経緯等を書いていこうと思います。


ポケモンとの出会い

初めてのポケモンはゲームでもなく、アニメでもなく、カードでした。きっかけは覚えてないのですが、ある日両親に旧裏のスターターを買ってもらった事だけは覚えています。キラカードはカメックスでした。近所のおにーさんに「オレのミュウツーと交換してやるよ!」と言われ半ば強制的にトレードさせられました。当時はカメックスなんかよりもミュウツーへの憧れが強かったので、ちょっとラッキーと思っていました。今考えてみるとシャークトレードだった気しかしない。やられたわ。くそ。

カメックス

【カメックス】なんだこのポケモン書いてあることが強すぎる。

ミュウツー

【ミュウツー】見た目がかっこいいのに書いてあることがあんまり強くない。

その後は時々パックを買ってもらったり、誕生日に界隈では有名なクイックスターターギフトを買ってもらったりして、集まったカードを使ってデッキを組んでは兄弟と対戦して崩すを繰り返して遊んでいました。
親の教育方針で携帯ゲーム機は与えないというものがあったので、カード以外でポケモンに触れる機会はほとんどありませんでした。


そして遊ばなくなる

これは私以外の方も、そしてイマドキの子どもたちにとってもあるあるネタだと思うのですが、他の遊びが楽しくなってポケモンカードに触らなくなりました。せっかくスーパーゲームボーイ2を買ってもらったのに選んだソフトは『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』でした。これはもう母親がドラクエ派だったからしかたない。バッチリ教育されてしまいました。
そんな私とポケモンをぎりぎりで繋ぎとめてくれていたのは、ピカチュウ版を買って貰った弟の存在だったなと思います。弟がストーリーを進めているのを横で見たり、攻略本を読ませてもらったりしていました。時々両親や祖父にパックを買って貰うことはありましたが、それでもポケモンカードに触れる機会が増えることは無く、ドラクエやスマブラや遊戯王で遊んでいました。

ルギア

【ルギア】亡くなった祖父が1回だけ買ってくれたパックからゲットした思い出のカード。今でも大切にしています。


ポケモンが嫌いになる

ついにその時が訪れてしまいます。
当時つるんでいた友人の中にポケモンのゲームをやっている人が数人いました。誰かの家で遊ぶ時も、外で遊ぶ時も、ほとんどポケモンの育成をしていて、みんなで遊ぶゲーム(例えばスマブラとか)にはあまり参加せずにポケモンばかりでした。何か話しかけても反応は薄く、そっけない態度でした。最初はその友人達に対して「それだけ好きな事なんだろう、まあいいや」程度にしか感じていなかったのですが、その後も彼らの遊び方は変わることなく、しまいにはポケモンのゲームの事がほとんどわからない私に対して育成論や戦術の話を浴びせてくるように。そんなことが続き「なんかちょっと嫌だなあ」と感じるようになった矢先、事件は起きました。
その日は普段遊びに行っていた友人の家で遊べなかったので、代わりに私の家で遊ぶことを提案しました。それを聞いた友人達の口から放たれた言葉は「じゃあポケモンやろーぜ」でした。普段から彼らの態度に対する疑問が溜まりに溜まっていたので何も考えられず、湧いてきた感情は

は?

でした。
即座に「ごめん、今の無し。今日は帰るわ。」と言い放ち、私は自宅に帰りました。ただただショックでした。そして私の心の中でポケモンに対する印象や感情が悪いものになってしまいます。

なんなんだよあいつら。

ポケモンやってるやつはあんなやつしかいないのかよ。

ポケモンはくそだ、ポケモンなんか嫌いだ。

大人になった今振り返ると、これは「ポケモンが嫌いになった」というよりは「(ポケモンプレイヤーの)友人の事が嫌いになった」のですが、おこさまだった当時の私にとっては衝撃の大きい事件だったのでしょう。冷静になる余裕も無ければ、友人達ともっとコミュニケーションを取ってみようという考えに至る事もできませんでした。若かった。未熟だった。

突然態度を変えて帰った私も、彼らからすれば感じ悪いし、意味不明だよね。反省もしたし後悔もした。この経験はその後の人付き合いに活かしています。分かり合えるかどうかは、分かり合おうとしてみなければ分からない。


シェイミとの出会い

ポケモン嫌い事件から数年後。
ポケモンに触れる機会どころか、意識する機会すら無くなってしまった私に、運命の瞬間が訪れます。
その日はバイトの早番を終え、近くのデパートに寄り道をしていました。気まぐれにそのデパートのおもちゃ売り場を覗くと……

ギラティナvsディアルガ

とてつもない衝撃を受けたのを今でも覚えています。
完全に一目惚れでした。
ギラティナでもなく、ディアルガでもなく、パッケージに描かれたヨノワールでもジバコイルでもない。

この中心にあるコインに描かれたポケモンは何だ!?可愛すぎる!好き!(ちょろい)
さらに周囲を見渡してみると……

破空の激闘

デッキケース

シールド

ケース

全 部 買 っ た

スリーブのパッケージを見た限り、どうやらこいつは「シェイミ」という名前のポケモンらしい。
なんだこのもちもちしたいきもの。世界一可愛いだろ。

こうしてめでたく(?)私とシェイミが出会いました。
それからはポケモンが嫌いだったことなんか忘れて、夢中になってシェイミを使うデッキを組みました。最後にポケカに触れた旧裏の頃とはデザインだけでなくルールもガラッと変わっていてとても新鮮な気持ちで、純粋に楽しむ事ができました。レベルXってなんだ!?すげー!!
……ですが、周りにポケカを遊んでいる友人は一人もいなかったので、対戦する機会はありませんでした。せっかく組んだデッキを誰かにお披露目する事無く、またポケモンから離れてしまいます。


ポケモンカードとの再会

シェイミと運命的な出会いを果たしてから数年後。
ある日、バイトの先輩とお互いの趣味について話していると
「ポケモンが好きでゲームはめっちゃやってるんだけど、カードはやったことないんだよね。よかったら一緒にやらない?」と、誘われました。
この日の先輩の誘いが無ければ、今この記事を書いている私はいなかったでしょう。
なんと偶然にもバイト先の2軒隣におもちゃ屋さんがあったので、休憩時間の度に2人してパックを買ってきては事務所で開封してをひたすら繰り返しました。
あんなカードやこんなカードがある、あのカードが強い、使ってみたい……
当時は仕事をしっかりこなしつつ、ポケカの話ばかりしていました。

画像10

【ファントムゲート】当時はバトルコンプレッサーの強さが理解できなかった。


初めてのジムバトル

お互いデッキを組んで、2人で数回対戦もした頃。
「カードショップなるものがあって、そこで知らない人と対戦する大会があるらしい」という情報をキャッチします。
なんと偶然にもバイト先から10分程行ったところにポケカの大会を開催しているカードショップがあるらしい。という事で先輩と2人で早速乗り込みました。

結果は惨敗。
文字通り、老若男女に、完膚なきまでにボコボコにされてしまったのです。
先輩と勝ったり負けたりの戦いを繰り広げていたので、まあ1回くらい負ける事はあってもそこそこ勝てるだろうと思っていました。
この経験が私の心に火を灯します。

大 会 で 優 勝 し た い

大会が終わってから私の心にあった感情はこれだけでした。
悔しかった。けどそれ以上に楽しかった。
小さな子どもたちも、毎日仕事で忙しくしてそうなお父さんも、子どもの付き添いで来てるお母さんも、皆強くて、でも対戦を楽しんでいて。
その日の大会参加者全員が、私の憧れの存在になった。
そしてポケモンカード対戦の世界に、その魅力に、完全に憑りつかれてしまった。
「このお店のポケモンカード大会に参加しているプレイヤー全員に勝つ。」
それが私の目標になった。
今思い返してみると、その日初めて身内以外と対戦した初心者にしてはやけにでっかい目標だなと思うけど、それで良かったと思うし、その勢いがあったからこそ目標を達成できたと思う。あの日の喜びと感動は今でも忘れられない。

あの人に勝ちたい

【あの人に勝ちたい】夢中だった。それだけだった。


ここまで読んでいただきありがとうございました。
長くなってしまったので一旦ここで切ります。
きっと『ずんだもちとーまになったワケ②』へ続きます。
読んでくださった方が多ければ、早めに続きを書こうと思います。

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