完全初見で高田馬場ジョージに沼った『KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-』
🃏全然中華ネタは関係ないです🃏
ただひたすらに、完全初見で『KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-』の応援上映に行って衝撃を受けた話を書いています。
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8月16日に公開された映画『KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-』(以下、キンドラと記載)を、先日大学時代の後輩と一緒に見てきました。
「チケット代は私が出します。ドリンクご馳走します。ペンライト貸します。
だから先輩は黙って、今から一緒に映画館に来てください。」
ペンライトを…貸す……?映画館で……?
という疑問があったものの、彼女のこの言葉にyesと答えたのがすべての始まりでした。
👆キンドラの予告動画👆
劇場を出たら「ジョージやばい…」「このあと高田馬場で私とジョージ(※肉を食う)しよ……」以外言えないご新規オタクが一人誕生し、その夜のうちに前2作の映画とTVアニメ版全話を完走するありさま。
👆完全初見女を沼らせた高田馬場ジョージ公式PV👆
この先は
キンプリシリーズ完全初見・未履修の女の感想
高田馬場ジョージに沼った話
の2点メインで書いています。
女オタク特有の文体で、気持ち悪い感想しか書いていません。にじみ出る気持ち悪さを軽減させるために、基本的にこの先は敬体でなく常体を使いますが、効果があるのかは謎。
キンドラのネタバレ要素もたぶん含みます。
それでもいいよ!という方のみ、読んでいただけると嬉しいです。
(古のフォレ〇トページみある文章だなあ……)
鑑賞後のメモ
その日後輩と解散して、ひたすらスマホ内に感想を書き殴っていたので、鮮度良好な感情がたくさん残っている。感情のフリーズドライ。
そこからまるっとコピペすると、本当に思考を高田馬場ジョージに奪われていたことが手に取るように分かる…。自分でも「これキモいな」と引きました。
・〇〇ちゃん(後輩)とキンプリの映画観てきました。タイトル以外の前知識は全くありませんでしたが、帰りに意味もなく高田馬場駅で散歩して「ジョージいない…」と淋しくなって帰路につく女になりました。おわり
・タイトル以外の事前情報が全くない状態で応援上映に入って、唯一声を出したのがジョージの「するー!」だったから沼落ちは必然
・プリズムの煌めきを約1時間、映画館で大量に浴びせられて全然意味が分からないし消化しきれないまま帰路についたんだけどなんだったんだろう…… 記憶を消してもう一回、映画館で見たい。なんだアレ
・家に着いて、「高田馬場ジョージとの出会いは夢か幻覚だったのでは??」と思ったけど、チケットの半券もドリンクのノベルティカードもあったから現実だった
・約1時間前までの私「高田馬場ジョージのことしか考えられない助けてタスケテ……」
今の私「アニポケのグルーシャ最高!解釈一致小林千晃!グルーシャ!グルーシャ!!」
※この日はアニメ「ポケットモンスター」で私のパルデア最推しジムリーダー・グルーシャが出てくる回の放送日。
・さっきまでグルーシャ♡グルーシャ♡だったのに、やっぱり高田馬場ジョージが脳内に帰ってくる 助けてほしい
・新参者のジョージがグルーシャに勝ってしまった 助けてほしい
このオタクは誰に対して助けを求めているのか。「助けてほしい」が多い。
とにかく高田馬場ジョージに脳を焼かれてしまったことは間違いない。他にも魅力的なプリズムスタァ達はたくさんいたのに、記憶に鮮烈に残ったのはジョージただ一人。
アニポケでグルーシャ登場の告知が出て、何カ月も前から楽しみにしていたのに完全に高田馬場ジョージに持っていかれてしまった…。彼の何がこんなに魅了したのか、鑑賞から日にちが経ち、冷静さを取り戻した今、改めて考えてみたいと思う。
完全初見的・キンドラの魅力
キンドラでは、TVアニメシリーズ『KING OF PRISM-Shiny Seven Stars-』(以下SSS)に出てきたプリズムショーを抜粋して映画に仕上げている。
構成としてはフィギュアスケートの大会の放送に非常に似ている。
プリズムショーを披露→得点の発表→繰り返し……
合間にはさまるCMやニュース速報の演出も面白くて、本当にライブ中継をテレビで見ている感覚で、没入感がとにかくすごい。
そのため、ストーリーやキャラクターの名前、人物相関などの前提知識が全くなくても楽しめる作りになっており、純粋に映像と音楽を楽しむことができるのが最大の魅力だと個人的には感じた。
出てくるキャラクターの衣装や演出、楽曲もみなそれぞれ個性が確立されていて、全く飽きが無い。
あとから前作の映画2つやSSS全話を見たが、人間模様が複雑に入り組んでいて、しかも如月ルヰと一条シンの関係性の設定を理解するまで少し時間がかかった。
キラキラアイドルとドロドロな大人の世界を描くストーリーかと思いきや、壮大なSF要素がぶっこまれるから本当に戸惑った。なにこれ、、、
だからきっと、初めて観た映画がもしストーリー性のある内容だったら、ここまで深く沼にハマらなかったかもしれない。
(後輩も「私も最初はさっぱり理解できませんでした!正直今も理解しきれていないです!たぶん完全に分かっている人の方が少ないですよ!」と言っているから、本当に設定が難解なのかも…?)
👆一千年の…時空……????👆
何度も視聴するたびに見える世界が増え、人物描写の細やかさに気付けるため、たぶんキンプリシリーズはスルメのような作品かもしれない。
キンプリと出会って一週間、毎日ずっと繰り返し視聴しているが、毎回新しい発見がある。
完全初見で高田馬場ジョージに沼った女
キンドラで繰り広げられるプリズムショーは、キャラクター各々の自己表現や、自身の考え方や世界観を存分に表現したものだった。
例えば、あるキャラは歌舞伎役者としての葛藤を、またあるキャラは大好きな「カワイイ」を存分に表したショーを展開している。
👆この二人のエピソードをSSSで見た後に、改めてキンドラ見ると号泣👆
演者自身の世界観にステージが引っ張られ、観客もそれに対して「キューン♡」と感動する。
スタァの世界観にどれくらい観客を引き込めるのか、という点が採点に大きく関わってくるのだろう。
(一条シンが自分勝手なプリズムショーを(シャインの仕業ではあるが)行ってしまい、観客に恐怖感を与えてしまったことにより得点が0カラットになってしまったのは、まさにこの採点方法に起因するのかも…?)
その世界観には観客はおらず、スタァ本人しかいない。
ただ、高田馬場ジョージは違った。
15年近く某男性アイドル事務所のファンをしている私には、ジョージのステージには既視感があった。
「これ、アイドルのライブそのまんまじゃん!!」
繰り広げられるファンサ(投げキッス、目線合わせ、などなど)があまりにも中〇健人や手〇祐也を彷彿とさせるのだ。
彼の視線の先には観客がいて、ジョージ自身の世界観に相手を取り込むのではなく、観客にジョージから近づいていく。
キンドラで繰り出されるプリズムショーの中では、高田馬場ジョージのショーはあまりにも異質だったのだ。
ジョージ自身の人柄や考え方などは全く彼のショーからは見えない。
「アイドルとしての自分」を創り上げ、虚構の世界をステージ上で魅せていたように初見では感じた。
しかも、冒頭でマイクの音声が切れてしまうアクシデントが発生したが、その時に驚いたり、戸惑ったりする様子は一切見せず、口パクしながらショーを続行したのだ。
(ジョージ自身は歌唱力に難があり、池袋エィスがゴーストシンガーとして歌っている設定…と後にSSSで知った)
この肝の据わり方、トラブルが起こっても一切動じることなくスタァとしての度胸を見せつける姿。
今回出演したプリズムスタァの中で最も、というか唯一観客を意識してステージに立っていたのは彼しかいない。
まさにスーパーアイドル(偶像)だよジョージ……。
現実世界でアイドルのファンを長年やっている人にこそ、刺さるキャラクターが高田馬場ジョージなのかも…?と感じた。
👆高田馬場ジョージGSのGSはゴーストシンガー👆
こうして書いている今も、頭の中はジョージ(CV杉田智和)の「がんばるジョイ」「高田馬場で俺とジョージしない??」が無限に再生されているし、あわよくばSSSのジョージ回を見たい。
隙あらばジョージ。
仕事にも支障が出るくらいの脳内ジョージ占拠をそろそろどうにかしたいけど…まだしばらくは続きそうだなあ…。
こんな素晴らしい世界を教えてくれた後輩に感謝。
あと最低5回は見に行きます(うち3回分はチケット購入済み)。