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うそはバレる。

今日は、本日のトップニュースを見ていて思ったことを簡単に。


物語を読んでいて、嘘がテーマとなっているお話は非常に多いのですが、たいていの場合その嘘は、最終的に明るみになるのがパターンです。僕はこれを「ウソはバレる」と呼んでいます。

刑事コロンボみたいなミステリが一番いい例ですが、「俺はやってない」という類の嘘は、嫌らしい探偵や刑事の重箱をつつく捜査によってバレてしまいます。

青春恋愛ものでも、主人公が「お前のことなんか好きじゃない」なんて嘘をついたことから物語が転がっていき、最後は「本当は好きだった、最初から」みたいな大団円を迎えます。

騙し合いのコンゲームでも、最後の最後では真実が明るみとなって、悪が倒れて正直者がバカを見るというようなことはありません。

嘘とは少し違いますが、濡れ衣を着せられた者は、途中酷い目に遭いながらも、結果的には誤解が解けてハッピーエンドとなることが多いです。


これは現実世界ではどうでしょうか?

僕自身の卑近な例で言えば、咄嗟についた嘘は、たいがい、バレてしまうことが多いように思います。もちろん、ウソがばれて面と向かって「嘘つき」と呼ばれることは滅多にありませんが、影では「あいつは嘘をついている」と言われているんだと感じます。

逆に明らかに嘘をつかれているということが、即座にわかってしまうことがあります。もしかしたら嘘を吐いた本人はバレてないと思っているのかも知れませんが、人間バカではないので、気が付いてしまうのです。


今回のトップニュースの問題では、噂を知らなかったと言ってしまったことが、問題を大きくしたように考えています。知っている/知らないは、人の心の奥底の認知の問題なので、傍目にウソかどうかは究極的にはわかりません。

白を切るとは、そういうような意味合いの言葉です。

けれど、それでもやっぱり、「ウソはバレる」んではないでしょうか。だって、無理がありますもの。

嘘の上塗りは、社会的にもっともしてはならないことの一つですが、まずは最初の嘘をつかないことです。はったりや誇張だったら、人間臭いと言われて終わるかもしれませんが、ウソはいけません。

人を傷つけますし、自分も傷つきます。


・・・と、偉そうに書きながらも、小さなウソはたくさんついてますかね・・・。麻雀してたのに、お客さんとの会食だった的な。



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