noteで夢を叶え中
正直に告白いたしますと、僕は何かを書いて、多くの人に読んでもらいたい願望をずっと持っていました。
小説家に憧れたこともありましたし、映画評論家やシナリオライターを目指そうかと思ったこともあります。
若かりし頃は、自作のHPを作って映画評を書いたり、ブログでエッセイストのまね事をしたり、シナリオ教室に通ったりしました。
けれどどれも中途半端に取り組んでしまい、全て身になりませんでした。
やがて希望した業界に就職できたこともあり、仕事に夢中になってしまい、文章を書いて人に読んでもらいたいという夢はどんどんと薄れていきました。
もちろん、業務の中で文章を書くことは案外多く、広告物やセールスシートなどの原稿を大量に執筆してきました。
かつての夢とは形を変えましたが、仕事で文章を書く機会を得て、それで満足していたのです。
やがてコロナ禍となり、noteと出会います。
noteのブログとSNSを掛け合わせたシンプル構造が、何かを書いて読んでもらうフォーマットとしてとても適しているな、と思いました。
コロナで夜の時間が空いたこともあり、久しぶりに誰かに文章を読んでもらいたい願望が復活したのです。
noteでは魅力的な文章を書く人がたくさん存在しています。
つまりライバルが多いということです。
かつてのHPやブログの経験からも、個性のあるページにしないと、あまり読まれないだろうと思いました。
HPで映画評を書いていた頃、アクセス数が意外に多かったのが、マイナーな作品について熱く語ったページでした。
そこでマイナーな内容を恐れずに、僕がこれまで浴びるように読んできた藤子F先生の作品評を書いたらどうだろうかと思い浮かびました。
かねてから、藤子作品について解説しているページが少ないことが不満だったので、ならば僕自身が、作品レビューを残してみようと思い立ったのです。
毎日更新している藤子作品についての記事は、自分が読者だったら読みたいと思うような内容にしています。
藤子マニアが喜んでくれそうなテーマや切り口であることや、たっぷりと読ませる記事の分量にすることにこだわって書いています。
繰り返しますが、ポイントはマイナーを恐れないこと。
マイナーなテーマの記事の初動アクセス数は心許ないものですが、なぜかジワジワ読まれ続けて、時々爆発したりもします。
間もなくnoteを開始して一年となりますが、この間、毎日毎日藤子作品について考えて、執筆し、非常に多くの方に読まれる体験をしてきました。
いつの間にか、文章を書いて読んでもらいたいという願望を叶えていたように思います。
けれど、まだ道半ば。
書くべきことが数多く残されています。
僕の理想は、読者の方に藤子Fノートにくれば、藤子先生の主だった作品のレビューが全部読めると思ってもらうことです。
そうすれば、一見さんだけでなく、ページ内を回遊して読んでもらえるリピーターも獲得できるのではないかと考えています。
ものを書きたい、読んでもらいたいという、かつての夢はnoteにおいて叶いつつあります。
いや、叶えている最中と言った方が正確なのかも知れません。
引き続き更新を続けて、その先に何があるのかこの目で確かめたいと思っています。
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