仕事帰りに藤井八冠誕生を考える。
藤井聡太さんが、前人未踏の八大タイトルを独占したこの日。運悪く仕事が立て込み、終盤戦のとてつもないシーソーゲームの模様を配信中継で見ることができなかった。
もちろん気になって将棋連盟のアプリで棋譜だけは追っていたが、絶対負ける局面から絶対勝ちになり、また絶対負けになったところでは、今日の八冠はないと思っていた。
ところが、将棋は何が起こるかわからない。最終盤で対局相手の永瀬さんが、ありえないミスをしてしまうのである。
一分将棋が延々と続いていたので仕方がないわけだが、よりによってこの大一番のラストで大逆転が起こるのだから、本当に将棋は恐ろしいものだ。
別に、将棋から人生訓を導き出そうとは思わないが、こうしたあり得ないことが容易に起きてしまう現実を見るにつけ、人生も何が起こるかわからんと思ってしまう。
この世界では、強い者が勝つ。
いや、そんな簡単なことではないのである。
うまく言葉にできないけれど、人生には計算できない何がが奥底で蠢いている。
それがいい方に出る時もあれば、逆のこともあるんだろう。
かなりまとまらない文章になったが、仕事の疲れも忘れて、何だか興奮が止まらないのである。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?