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「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」が好きではなかった理由

noteは毎日投稿した方が良いと言われているようですが、これまで書いてきた「考察」は、毎回原稿用紙6枚から8枚程度の分量を念頭においていて、思いの外準備が大変!

とても毎日書いていられない、と言うことで、まとまった執筆時間の取りずらい平日などでは、藤子先生にまつわる雑談をさらりと書いていきたいと思います。軽い気持ちなら毎日書けるかも‥。

さて、先日「STAND BY ME2 ドラえもん」の公開合わせで、来春のドラえもん映画の告知が出されました。「新恐竜」のポストクレジットで流れた次作公開決定のティザーで明かされていた通り、次の作品は「のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)」のリメイクです。

この「宇宙小戦争」はタイトルからわかる通りに「スター・ウォーズ」に触発されて描かれたお話で、パイロット版となる中編も存在します。(このあたり書き出すと考察になってしまうので今回は割愛)

リメイク前のオリジナル公開当時、実はこの作品についてはがっかりしたことを覚えています。なぜかと言うと、本作は大長編の6本目となりますが、「また宇宙ネタかよ」と思ったからです。

それまでの大長編は、①恐竜時代 ②宇宙 ③ジャングル ④海底 ⑤魔界と舞台設定が毎回変わっていて、次はどうなる? と子供ながらにワクワクしていました。ところが、6本目にして、⑥宇宙 なのです。「また宇宙かよ」思って、本当に落胆したのでした。

その後大人になってわかりましたが、あの頃は、「そもそも毎回舞台を変えていくには限界がある」、であれば「同じ舞台だとしても、テーマを変えていくことで全く別のお話となる」、というような思考の変遷ができなかったのでした。

本作は「宇宙」が舞台ではありますが、小さくなった世界、というテーマが含まれているので、前回の宇宙モノ「宇宙開拓史」とは全く別アプローチの作品なのです。

そんな子供じみた理由から、本作への自分の評価はそれほど高いものではありませんでした。しかし、これを再読・再見すると、寸分違わない傑作なのです。中身の傑作ぶりについては、来春の映画の公開あたりで、じっくりと考察してみたいと思います。

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