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今さら気がつく劇場オリジナルアニメーションの面白さ

今日は時間の有効活用ができずに、着手していた新作レビュー記事がこの時間までに完成しませんでした。明日も夜に用事があるから、明日のアップもできないかもです。

書きたいことは溢れているんですが、どうにも集中した時間が確保できないですね。この週末は家族の行事があったりしたので仕方がない部分もあったんですが・・。


というわけで、本日もノープランで書き進めたたいと思います。どんなお話、どんな結末になるのやら・・。


最近、巷で評判の映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」を見に行ったんですが、これが噂通りの面白さでした。

もともと妖怪には興味があり、それで京極成彦の妖怪シリーズなんかも愛読しているのですが、鬼太郎では京極堂も相対した「狂骨」が出てきたりして、妖怪的にも盛り上がりました。

それもありますが、「犬神家の一族」の設定を模した内容になっていて、その点もグッドです。

謎多き新興財閥の当主の遺産相続を端にして、猟奇殺人が次々と起きていくのですが、このプロットは完全に「犬神家」です。そして、横溝正史の世界で垣間見ることのできる人間の闇が生み出した「尋常ならざる者」が、「ゲゲゲ」では「妖怪」として表現されているのですね。

妖怪ものであり、人間ドラマであるという点が本作の完成度を高めているように思いました。

正直、この企画を聞いた時に、水木しげる生誕百年の節目があるとはいえ、今さらゲゲゲの鬼太郎もないよな、なんて思っていたのですが、そんな考えを持ったこと自体を謝りたい仕上がりだったかと思います。


同じように「なぜこれは今?」なんて思ってしまった「窓際のトットちゃん」や、ジブリの亜流を思わせる「屋根裏のラジャー」なども、かなりの傑作と聞いてます。

アニメの世界の造詣が深くないのですが、思わぬ傑作が出てくる可能性が高いように思いますね。

ここ一ケ月の範囲でも、「駒場蒸留所へようこそ」や「北極百貨店のコンシェルジュさん」などの劇場オリジナル作品の出来栄えが抜群でした。

テレビシリーズの延長である「劇場版」までは、正直追いきれないのですが、できる限りアニメ映画も、今後はチェックが欠かせないのだと、改めて鬼太郎を見て思った次第です。



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